2017年4月8日スタートのNHKドラマ『4号警備』。民間警備会社にフィーチャーした異色のドラマとなっています。
警察の権限をもたない警備員たちがいかにして依頼人を警護するのか?ちょっと面白そうな内容ですね。
今回はドラマの内容(ネタバレ含む)や登場人物などの情報をお届けします。

4号警備ってどんなドラマ?
警備の中でもっとも危険でハードとされる『4号警備』への任務を命じられた朝比奈準人(窪田正孝)。元警察官である隼人は過去のある事件をきっかけに退職し、民間警備会社『ガードキーパーズに』入社してきた男。
準人の相棒に指名されたのは「臆病者」のさえない中年社員・石丸(北村一輝)。お喋りで軽~いノリの準人とは正反対の性格だ。
お互い文句を言いながら次々と現れるクライアントの身辺警護にあたる二人。
訳ありの過去を乗り越え、「人を守るとはどういうことか?」に迫るアクションありのヒューマンドラマ。
「4号警備」はいわゆるボディーガートの事を指します。
ボディーガードと聞くとケビン・コスナー主演映画を思い出しますが、警護対象が映画のようなセレブとは限りません。この「4号警備」では様々な悩みを抱えた依頼人が「ガードキーパーズ」を頼って来ます。
『依頼人は必ず守る!』という強い信念を持つ隼人。しかし性格は軽めでノリノリです。
ちなみに4号警備とは警備業界を規律する「警備業法」により分類された仕事内容をさします。
「1号警備」… 施設警備業務
「2号警備」… 雑踏警備業務
「3号警備」… 輸送警備業務
「4号警備」… 身辺警備業務
4号警備 登場人物
朝比奈 準人…窪田正孝
- 警備会社「ガードキーパーズ」の警備員。ある挫折をきっかけにこの世界に入ってきた。身体能力に長けたノリノリの若者。
- 格闘技ジム「江本ライジングジム」で暮らしており、日々ハードなトレーニングを積んでいる。
- 4号警備の相棒・石丸(北村一輝)の事をしし丸と呼ぶ。忍者ハットリくん好き??
- 忍者さながらのアクロバティックな動きで敵を倒す。
石丸 賢吾…北村一輝
- 警備会社「ガードキーパーズ」の社員。以前は会社経営者だったが事業に失敗し警備会社に就職した。周囲から「臆病者」と呼ばれている。
- 危険な4号警備より、ビルの警備や誘導員のほうが向いていると思っている。
- かなり貧乏そう。第1話の夕食はちくわ2本とフリカケご飯。
- 人間嫌いで家で金魚を飼っている。
上野 由宇…阿部純子
元ホテル従業員だったが、ストーカーにつけ狙われ、ガードキーパーズに助けを求めた。それ以降は一員として準人たちの仲間となる。
池山 幸雄…片岡鶴太郎
警備会社「ガードキーパーズ」の朝比奈と石丸の上司。
狙いがあって朝比奈と石丸を組ませる。
本田 薫…木村多江
警備会社「ガードキーパーズ」のオーナー。準人と石丸がタッグを組むことに納得していない。
金沢 茜…濱田マリ
ガードキーパーズの社員。経理部に配属。
遠藤 恵輔…高木渉
警備部のキャプテン。
江本 六郎…麿赤兒
格闘技ジムの経営者。ジムの二階に準人が住んでいる。
毎回日替わりで登場するゲストにも注目です。現在 出演が予定されているゲストは以下のとおりです。
第1話 水橋研二 … 遺産相続をめぐり命を狙われる。
第2話 小沢一敬 … ストーカー。
第3話 中山秀征 … 不動産会社社長。
第4話 伊藤蘭 … 元教師。市長選に立候補し命を狙われる。
第5話 壇蜜 … 老人ホームでボランティアをしている主婦。夫が無言電話の被害を受けている。
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4号警備 第1話のあらすじ(ネタバレ含む)
警備会社「ガードキーパーズ」を訪れた目の不自由な男・広瀬。父が残した遺産に絡み、何者かに命を狙われている。
広瀬のボディーガードを担当することになった朝比奈準人(窪田正孝)と石丸(北村一輝)。広瀬はこの危険な状態にいるなか、徒歩で出勤すると譲らない。それにはある理由が…。
「一日一日、休まずに通う。」
障害者である広瀬に仕事を見つけてくれた亡き母との約束だった(T_T)。そして目の見えない息子に付き添い、母は毎日いっしょに通勤してくれた。
ある日、広瀬の警護中 1台の車が彼めがけて突っ込んできた。間一髪のところを準人に救われるが、このデンジャラスな状況でも広瀬は徒歩通勤をやめないという。
『いい加減にしろ!死にたくなかったら家にいろ!これは命に関わるんだ!』
激おこの準人にたいし、広瀬は
『命って…生きるって何なんだよ!』
と食って掛かった。隼人は
と当たり前の事を言い返した。
準人の真剣さに心を動かされた広瀬は、夢だったバスケットボールの試合を見に行きたいと言ってきた。
4号警備の仕事が向いていないという石丸はこの仕事を降りると言い出す。準人は
と冷たく言い放ったw
試合当日 ガードキーパーズ警備部長・池山(片岡鶴太郎)の指示の下、厳重体制で試合会場を訪れた準人たち。そこには担当を降りたはずの石丸も来ていた。
楽しそうに試合を観戦する広瀬。彼は元バスケットボール選手で、父と母が生前、自分の試合を応援しに来てくれたという想いでのエピソードを準人に話した。
試合後、会場を出ようとする準人たち。そこにナイフを持った男が現れ、広瀬に襲い掛かってきた。
準人は石丸の背中を利用しハイジャンプ!からの三角蹴りで暴漢を仕留めた。準人は石丸に『グッジョブ(≧∇≦)/』と笑顔で言った。
犯人は逮捕され、広瀬は二人に感謝の言葉を並べた。
『死にたくなかったら家にいろ。あんな風に本音言われたのは初めてでした。みんな 障害者は家にいろって言うのに…。朝比奈さんは本気で僕のこと思って言ってくれた。ありがとう。』
凸凹コンビの準人と石丸。なぜこの二人をくっつけたのか?警備部長の池山は何か考えがあるらしく、ニヤリと笑った。
【第1話 終】
窪田正孝さんのアクションはかなりスゴかったですね。格闘シーンはコマ送りで見ているようなスピーディーな展開でした。
回想シーンでは殺害された女性を歩道橋の上から見下ろす男が写っていましたが、準人が警察官をやめた理由と関係がありそうです。
ストーリーが進むに連れ 彼の過去が明らかになっていきそうですね。
4号警備 第2話のあらすじとネタバレ
警備会社ガードキーパーズを訪れた女性・上野由子(阿部純子)。彼女は以前ストーカー被害を訴えこのガードキーパーズを訪れていたが、料金の高さで身辺警護を断念していた。しかし今回事態が悪化し、再び警護を依頼してきた。
上野の警護を担当することになった朝比奈(窪田正孝)と石丸(北村一輝)。彼女の通勤と帰宅の警護をすることに。
ホテルキュラトンでフロント係の職にある上野。いつものように仕事をしていると一本の電話が。
『ポケット見てみて』
上野が上着のポケットに手を入れると1枚のメモが。そこには『いつも見てるから』とストーカーからのメッセージが。動揺して叫ぶ上野。
自宅まで上野を送り届けた朝比奈と石丸。二人は家の外で彼女を見張る。部屋に入った上野は鏡の前へ。するとストーカーの姿が鏡に…!
『可愛い笑顔だね。もっと笑ってよ。』
上野の悲鳴を聞いた朝比奈たちが駆けつけたが部屋には鍵がかかっていた。朝比奈は外に出てマンションの壁をよじ登る。窓を蹴破り部屋の中へ。
ストーカーを組み伏した朝比奈。奪い取ったカッターナイフで刺そうとする。しかしストーカーに防犯スプレーを目にかけられ逃してしまった。
朝比奈は本気で犯人を刺そうとしていた。彼は警官だった頃 交際していた恋人がストーカー被害にあい命を奪われた。それ以来ストーカーに過剰反応を示すようになっていたのだ。そして恋人を守ることが出来なかった自分を今でも責めている…。
上野はひとまずビジネスホテルに批難。しかしストーカーが新たに仕掛けてきた。上野のSNSアカウントを乗っ取り、ホテルキュラトンの客の個人情報を流出したのだ。
ネット上で上野は非難され、ワイドショーにも取り上げられた。外を歩くだけで誹謗中傷の嵐。
翌日、愉快犯とおもわる集団が上野を批難する。お面をかぶって上野の写真を取りまくる連中に朝比奈が激怒。
『お前ら名前言えよ!名前あんだろ!正義面して人を追い込むんじゃねぇ!』
朝比奈の迫力にビビった愉快犯たちは逃げ出した。スカッとした!という石丸。上野も笑顔になった。
騒ぎが大きくなり、上野は勤め先のホテルを退職することに。小さい頃からの夢だったホテルのフロント係の職を失ってしまった。
『退職金でボディーガードの代金を払って、実家に帰る。』
上野は悲しい笑顔を見せた。
いつものように上野をビジネスホテルに送り届けた二人。しかしその後、配達員を装ったストーカにより上野は拉致されてしまう。石丸が密かに渡したGPSのお陰で彼女の居場所が特定できた。
上野は廃墟となった工場にいた。両手をロープで縛られ、口にはテープが。ストーカーは上野を高所から突き落とした。
間一髪の所でロープを掴み上野を救出した朝比奈。石丸もモップで応戦し犯人をノックアウト!
警察に連行されるストーカー。警察の話では、彼は上野が勤めていたホテルの客で、彼女の笑顔を好意と勘違いし付きまとうようになったらしい。
自分の笑顔がこんな事件を招いた…。元気をなくした上野に朝比奈はこう言った。
『でも笑ってる方が良いよ!笑お♪スマイル♪♪』
上野は笑顔になり警察へ。
石丸は負傷した足を大げさに痛がり、朝比奈にむりやりおんぶ!二人はどつきあいながら帰路についた。
【第2話 終】
今回も窪田正孝さん演じる朝比奈のド派手アクションがカッコ良かったですね♪まさかマンションの壁をよじ登るとはΣ(゚Д゚)
今回ストーカー被害に会っていた上野という女性はガードキーパーズのメンバーになるようです。朝比奈や石丸と一緒に4号警備にあたるかは分かりませんが、楽しみですね。朝比奈との恋に期待です。
朝比奈の恋人を殺害したストーカーもまだ捕まっていない可能性もあります。もしかすると奴がラスボスかも…?
第3話のあらすじと感想
大手不動産会社 原ホームの社長・原正(中山秀征)のボディーガードをすることになった朝比奈と石丸。原の会社はいわゆるブラック企業で、過剰な労働を強いられた社員が相次いで自殺。原を狙う犯人は社内の人間の可能性があった。
社内に仕掛けられた爆発物が発見され、朝比奈はダッシュで外に放り出す。しかしタイマーが切れても爆発しない…。
『あービビったw』
と爆弾に近寄った瞬間ドカン!目を丸くする二人…。
原は自殺した社員に対して謝罪する意志はなく、『勝たなきゃ意味がない』と常に思っていた。いじめられて帰って来た小学生の息子に対しても『負けるな!』と無理に背中をおす。朝比奈は彼のやり方が気に入らなかった。
原を自宅まで送り届けた後、帰宅した石丸の前に娘の楓(久保田紗友)の姿が。石丸は妻と離婚しており、楓は母親と暮らしていた。
石丸は娘から元妻の再婚話を聞き、さらに楓もカナダに留学するという。『元気で』という石丸に楓は
『言われなくても元気にする。いい加減私の頭の中から消えて!』
と冷たい言葉を浴びせた。
ある日、原の自宅に宅急便が届く。受け取ったのは息子の正太。夜、原が帰宅すると息子の部屋から激しい爆発音が!原と朝比奈達が正太の部屋に行くとそこは火の海。原は息子の名前を呼び続けた。
石丸は燃え盛る炎の中 正太を救出。原は息子を抱きしめ、二人に何度もお礼を言った。石丸は原に『あなたはもっと楽になっていい。負けてもいいですよ。』とアドバイスをした。
帰り道、『今日のしし丸はちょっとカッコ良かった。』という朝比奈。石丸は
『4号警備、案外面白いかも…』とボソッとつぶやいた。
【第3話 終】
『4号警備』第3話、いかがでしたか?
今回のゲストは中山秀征さん。冷酷なブラック企業社長という役でしたが、最後は息子への愛情を示し、人間らしさが垣間見れましたね。今後は家族との時間も大切にしてくれそうな気がします。
石丸は会社を潰し、家庭も壊してしまったようです。原社長が過去の自分に重なって見えていたのかも…?
父に冷たい言葉を浴びせた娘の楓ですが、こうして会いに来てくれた事を考えると、まだ父の事を想っているのでしょう。
石丸も娘が夜店で取ってきた金魚を大事に飼い続けていますし、どうにか親子関係を修復できれば良いですね。
事件が解決して帰路につく時の二人の会話が何気に楽しみです♪朝比奈と石丸。暗い過去を背負う二人ですが、だからこそ息の合った相棒になれるのかもしれませんね。
今夜8時15分からNHK土曜ドラマ『4号警備』、第4話オンエアです!
今回は市長選挙が舞台。依頼人をまもり、解決できるのか。それぞれの関係も少しずつ変化していきます(^^)
お楽しみに!#4号警備#NHK #窪田正孝 #北村一輝 #阿部純子 pic.twitter.com/rvMRIpETnX— 阿部純子STAFF (@abejunko_staff) 2017年4月29日
第4話のあらすじとネタバレ
市長選挙に立候補した元中学教師・熊田典子(伊藤蘭)は何者かに選挙活動を妨害されていた。朝比奈(窪田正孝)、石丸(北村一輝)、上野(阿部純子)の3人は選挙委員に扮し引きつった笑顔で彼女の警護にあたる。
この日の活動を終え、事務所に戻った典子に猛スピードのトラックが突っ込んできた。間一髪の所を朝比奈に救われたが犯人は逃走。典子を襲ったのは現職議員だと当たりを付けていたが、選挙において有利なはずの現職がなぜここまでして典子を妨害するのか分からずにいた。
後日、その理由が明らかに。典子を妨害していたのは現職ではなく側近の甲本(高橋光臣)だった。土建屋を営む甲本は市と揉め事を起こしており、会社を立て直すために恩師である典子を当選させ、利用しようと企てていたのだ。
これを知った典子は激怒!甲本を追い出してしまった。
脅迫の自作自演が発覚した典子は市民から誹謗中傷を受けることに。選挙事務所に大挙した支援者たち。寄ってたかって典子に詰め寄る彼らに、上野は『帰りやがれクソ野郎!』とブチ切れた((((;゚Д゚))))
朝比奈は仕事帰りに石丸の娘・楓(久保田紗友)に偶然出会う。しかし楓は朝比奈をスルーし帰ってしまった。
街頭演説の日、壇上に上がった典子は市民から厳しい罵声を浴びせられる。朝比奈たちがガードする中、彼女は市民たちに謝罪。そして教え子であった甲本へ『過ちと向き合える大人になりなさい』と諭した。
一方、警備会社ガードキーパーズでは社長の本田(木村多江)が警備部長の池山(片岡鶴太郎)を呼び、朝比奈について話していた。朝比奈の恋人を殺害し服役していたストーカーがもうじき出所するというのだ。本田は朝比奈が暴走しないよう見張ってくれと池山に言った。
仕事が終わった朝比奈たちは銭湯へ。石丸の背中を流しながら『娘さん可愛いっすね』とからかう朝比奈。その後3人はおでん屋へ。飲み比べの勝負を挑んできた石丸は速攻で酔いつぶれる始末。帰り道、石丸を背負う朝比奈に
『そういう関係だったんだw』
と上野がからかったw
【第4話 終】
『4号警備』第4話、いかがでしたか?
今回のゲストは伊藤蘭さん。市長候補・熊田典子を演じました。夫と離婚し子供にも恵まれなかった典子はこの市長戦に勝つことを悲願とし、全てを捧げてきました。
しかし元教え子・甲本の企みにより夢が潰え悲しい結果に…。それでも最後は『夢を見れて楽しかった』と言っていましたね。この言葉で過ちをおかした甲本も救われたのでは?
そう言えば朝比奈の恋人を殺害したストーカーは服役中だったんですね。てっきり逃走中だと思ってました。しかももうじき仮釈放されるらしいですよ。
ドラマ『4号警備』も残す所あと3話。(全7話)
朝比奈とストーカーの対決、石丸と娘・楓の和解、そして上野の成長などまだまだ見どころ満載ですね。
『4号警備』第5話~最終回のあらすじと感想。ラストの結末は…!?
【4号警備 概要】
【放送開始日】4/8 土曜日
【時間】20:15~
【局】NHK総合
【出演者】窪田正孝 北村一輝 阿部純子 濱田マリ 神戸浩 高木渉 木村多江 久保田紗友 麿赤兒 片岡鶴太郎
【原作】-
【脚本】宇田学