4号警備の感想と最終回の結末。朝比奈vsストーカーの対決の行方は…

2023年12月01日

4号警備 最終回の感想を追記しました(5/20日放送)

NHKドラマ『4号警備』の感想です。ここでは第5話~最終回(第7話)までをレビューする予定です。

身辺警護の最前線を描いたこのドラマ。派手なアクションも見応え充分ですが、つらい過去を乗り越えようと努力する登場人物たちの姿がめっちゃ尊い!

ネタバレが含まれますのでドラマを未視聴の方はご注意ください。

『4号警備』第1話~4話のあらすじと感想(ネタバレ含む)はこちら

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4号警備 第5話の感想

4号警備の最終回の感想

【4号警備 第5話はこんな内容】

今回の身辺警護の依頼人はちぎり絵作家の馬場奈津子(壇蜜)。夫・敬介が無言電話の被害にあっており、妻の身を案じた敬介がガードキーパーズに警護を依頼してきた。

奈津子はボランティアでちぎり絵教室を開いており、生徒であるお年寄りたちとのふれあいを楽しみにする心優しき女性。

朝比奈(窪田正孝)と石丸(北村一輝)が警備担当になったが、無言電話はおろか怪しい事態は何一つ起こらない。『ただの思い過ごしでは…?』という思いが頭をよぎる。

その後、無言電話はであることが判明。奈津子は夫からDV被害を受けており、夫は妻が逃げ出さないように見張りをつけるため身辺警護を依頼してきたのだ。

朝比奈はすぐにでも奈津子を避難させるよう提案。しかし石丸は夫と妻の話し合いの場を持たせることが先決だという。

新入りの上野(阿部純子)の説得もあり、奈津子は夫から逃げることを選択。家で荷造りをしていると、石丸が夫・敬介を連れて帰ってきた。敬介は奈津子にこれまでの事を謝罪。しかし奈津子は『お世話になりました』と別れの言葉を告げる。逆上した敬介は奈津子に掴みかかった。朝比奈と上野は奈津子を連れ車で逃走。

奈津子は夫と離れしばらく安全な場所で暮らすことに。もはやこの夫婦は話し合いで解決できるような状態では無かった。会社に戻った朝比奈は激しい剣幕で石丸に詰め寄る。警備部長の池山(片岡鶴太郎)は二人をなだめ、『なぜ身辺警備に二人の担当をつけるのか。それが分からないうちは本当の警護が出来たとは言えない。』と諭した。

奈津子を危険にさらしてしまった石丸は自分を責め、肩を落とし帰宅した。

池山が案じていることがもう一つあった。それは朝比奈の恋人を死に追いやったストーカー・小林がじきに仮釈放されるのだ。この事実を知った朝比奈は動揺し、たった三年半で出所してくる小林に強い怒りを露わにした。

後日 恋人を失った事件現場にたつ朝比奈。そしてついに小林は釈放された…。

【終】

4号警備 第5話の感想

『4号警備』第5話、いかがでしたか?

今回はDV夫が妻の逃走を防ぐための見張りとして身辺警護をつけるというかなり複雑なお話。夫はDVを認め妻に謝罪しましたが、結局本性をあらわし襲いかかって来ましたね。

朝比奈は『人はそう簡単には変わらない』と言っていましたが、まさにその通りの結果となりました。

そしてこれまで意見の衝突は何度もありましたが、今回の朝比奈と石丸のケンカはガチでしたね。

恋人をストーカー被害で亡くした朝比奈は何よりも命を守ることが最優先。一方の石丸は離婚により家族をバラバラにした過去があり、家庭を存続させることにこだわっていました。

石丸の気持ちもわかりますが、今回は目論見が外れてしまいましたね…。

そしてついに朝比奈の恋人の命を奪ったストーカー・小林が仮釈放されました。

朝比奈の動揺ぶりからみても、とても冷静でいられるとは思えません。やはり復讐に向かうのでしょうか…?

石丸は『朝比奈なら大丈夫』と池山部長に言っていましたが、果たして朝比奈は自分を抑えられるのか?不安が残ります。

4号警備も残す所あと2話。いったいどんな結末を迎えるのか?次回も目が離せませんね!

4号警備 第6話の感想

【4号警備 第6話はこんな内容】

朝比奈(窪田正孝)と石丸(北村一輝)は前回のDV夫の件で意見が食い違ったことから、険悪な仲になってしまった。『朝比奈くん足踏んでるよ』『服だせーし』とちょいちょい言い合いが続く。

そんな中 ガードキーパーズに新たな仕事の依頼が。外国人労働者の人身売買事件を担当する弁護士の渋谷が何者かに脅迫され、身辺警護を求めてきた。銃弾を送りつけてきたことから、相手はマフィアの可能性も…。

警備部長の池山は、命を失いかねない危険のあるこの仕事の志願者を求めた。

朝比奈に一本の電話が。相手は彼の恋人を殺害し仮釈放となったストーカー・小林。挑発され逆上した朝比奈は向かいの橋にいた小林を追うが逃げられてしまう。ジムに戻った朝比奈はヤケ気味にリングあがりスパーリング。小林への復讐心に燃える朝比奈に、ジムの会長は『自分一人で生きてるなんて思うな』と厳しく諭した。

渋谷の弁護士事務所を訪れた朝比奈、石丸、池山部長の3人。そこでバイクにのった男に銃撃され事務所はメチャクチャに!

命の危険を感じた石丸は『ボディーガードは海外でバレットキャッチャー(銃弾の盾になる人)って言うんだ。私にはこんな仕事は出来ない。』と弱腰に。

翌日。石丸はDV夫の件で間違った判断をしたことを朝比奈に謝罪。さらに娘の楓(久保田紗友)のカナダ行きを止めるべきか悩んでいると打ち明けた。朝比奈は『俺には冷静さ、アンタには行動力がない』と言った。

社に戻った二人は 人身売買の件で4号警備担当を請け負うか否かの意見を求められた。

社長の本田の前で朝比奈は『ただひとつ条件があります。石丸さんと組ませて下さい。やるなら彼と組みたい。』

その言葉を聞いてクスっと笑う本田。『石丸くんも同じこと言ってたわw』

街を歩いていた石丸の娘・楓。そこにアンケートを装った男がしつこく彼女につきまとう。ストーカー・小林だった…。

【4号警備 第6話の感想】

4号警備 第6話、いかがでしたか?

今回は町中で平然と銃をブッ放すマフィアから依頼人を守るという仕事が舞い込みました。これまでで一番デンジャーな敵ですね。

で、ついに釈放されたストーカー・小林。NHK公式サイトによると彼がたった三年半で出所できたのは『殺人ではなく傷害致死』と認められたからだそうです。

小林は刑務所に入れられたのはお前のせいだ、と朝比奈を逆恨みしていましたね。

石丸の娘・楓と朝比奈が親しげに話していたシーンを見て、次のターゲットを楓にしたようです。一体何をやらかす気なんでしょう…?

そして前回のDV夫の件で仲違いしていた朝比奈と石丸ですが、ようやく仲直りしましたε-(´∀`*)。

二人がともにペアを希望。お互いが欠けていると自覚する『冷静さと行動力』がこれで補えます。池山部長の言う『4号警備は二人で一組』の意味はお互いの足りない部分をフォローし合う、という事なのかもしれません。

次回はいよいよ最終回!

マフィアから依頼人を守るという4号警備の仕事、ストーカー・小林との対決、さらに石丸の娘との和解やガードキーパーズ買収話にも決着を付けなければなりません。

かなり濃いクライマックスになりそうですね。

4号警備 最終回結末の感想

【4号警備 最終回結末はこんな内容】

人身売買の証拠を抑えるため、マフィア造反者と取引した渋谷弁護士。朝比奈と石丸はこの危険な任務の警護にあたることに。

取引の前日、石丸は朝比奈をカフェに呼び出す。そこには石丸の娘・楓の姿も…。

楓はカナダへ留学するため海外渡航書のサインが必要だった。しかし娘と離れたくない石丸は仕事が忙しいと理由をつけ、未だサインできずにいた。

『私がどれだけ待ったと思う!?』

怒って帰る楓。彼女のために注文したクリームソーダをパクつく朝比奈。石丸は『私は変わらなきゃいけないんだ…』とボソッと言った。

警護当日。現場に向かう朝比奈たちは社長の本田と遭遇。本田は『依頼人をハッピーにすること。自分もハッピーになること。頼んだわよ!』と任務の成功を祈った。

取引現場は人気のない工事中のトンネル内。マフィア3人が現れ、人身売買被害者たちのパスポートを渋谷弁護士に渡す。

取引は無事終了、と思われた時、銃声が。裏切ったマフィアたちを追い刺客が現れたのだ!

3人は逃走。刺客はショットガンを構え彼等を追う。石丸は渋谷弁護士に変装し刺客をおびき寄せたが、追い詰められ絶体絶命のピンチ!

間一髪の所に朝比奈が現れ、刺客と格闘に。女性にもかかわらず朝比奈を圧倒する刺客。今度は石丸が朝比奈の窮地を救い、刺客を拘束することに成功。

『あと0.5秒遅かったら撃たれてたよ』とドヤる石丸w

そこに社長の本田、警備部長の池山、そして新入りの上野が到着。渋谷弁護士は皆にお礼をいい、現場を去ろうした。

するとどこからか笑い声と拍手が…。朝比奈の恋人を死に追いやったストーカー・小林がなぜかここに!

小林はタブレット画像を朝比奈に見せる。そこには拘束された石丸の娘・楓の姿が…!小林が携帯電話のスイッチを推すと楓のそばにあった液体が爆発!

『次はお前の彼女の番だ』

どうやら小林は楓が朝比奈の彼女だと勘違いしているようだ。

『やめて下さい!』と懇願する石丸。小林は銃を出し、『近づいたら彼女が死ぬ。どうする?』と朝比奈を挑発。

銃声が鳴り響き、上野たちをかばった朝比奈が倒れた。

『小林…もう満足だろ…?』

苦しみながら言葉を絞り出す朝比奈。『黙れ!』という小林。

すると社長の本田が前に踏み出す。

『黙らないわ!こんなのハッピーじゃない!一番苦しんでるのはあなたじゃないの?』

うろたえる小林。社長の説得は続く。

『私はあなたを許します。あなたも自分自身を許して…』

『何なんだよ…』と涙を流す小林。静かに銃を降ろす。そこに警察があらわれ、小林は確保された。

後日。石丸の家にはカナダ行きをやめた楓の姿が。二人は一緒に暮らすことに。『でも洗濯物は別だからね!』という楓。

とある会場に大型リムジンが到着。中からでてきたのはセレブ…に扮した本田社長。これは4号警備の訓練だった。

失態をおかした石丸に『なさけねーな』と言う朝比奈。石丸は『…死にかけたくせに』と憎まれ口を叩く。

池山は『4号警備には頭脳と肉体、どっちも大事なんだ。』と二人を諭す。

本田に『君たちにとっての4号警備とは?』と問われた朝比奈と石丸。二人は笑顔でこう答えた。

『依頼人もハッピー、私たちもハッピー。それが4号警備!』

【完】

【4号警備 最終回の感想】

4号警備 最終回、いかがでしたか?

人身売買の一件は無事解決、そして宿敵・小林との対決も終止符が打たれ文字通りハッピーエンドの結末となりました。良かったですね♪

ストーカー小林が意外に弱くてちょっと残念でした。まさか本田に説得されて涙するとは…。

狂気の塊に見えた小林ですが、心の底では苦しんでいたのですね。

池山部長が言っていた『4号警備はなぜ二人一組なのか』という理由も明らかになりました。

答えは『頭脳と肉体』。時に冷静さ、時に行動力が求められる4号警備という仕事において、タッグを組む二人がお互いの足りない部分を補い合える、ということが二人一組である理由だったんですね。

自分を変えたいと思っていたにもかかわらず、いつも煮え切らない言動を繰り返していた石丸。

そんな父に愛想をつかしていた楓ですが、『私は犠牲になってもいいからこの子だけは助けて』という父の言葉を聞き、想いが伝わったのでしょう。

想いを口にする勇気…。石丸が変われたのはこの勇気を持てたからだと思います。

続編はあるのかな~?あれば嬉しいですが。朝比奈&石丸のツッコミ合いがまた見れると良いですね♪

身辺警護の最前線を描いたドラマ『4号警備』。アクションもさることながら、守る側、守られる側の人間味あふれるエピソードに毎回胸を打たれました。

命をかけて依頼人をハッピーにする4号警備という仕事は、本当に素晴らしくてカッコ良かったです!

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コメント

  1. 最終回を見逃してしまったので(泣)、知れて嬉しいです?
    あのひとつだけ、「石丸の娘 紗友(松下楓)」は「石丸の娘 楓(久保田紗友)」ではないでしょうか…私の勘違いだったらすみません

    もっと早くにこのサイトに出会っていたかった!…というくらい楽しませていただいています^^
    そして似顔絵好きです 個人的には波瑠さんのが特に…?(書くべき欄じゃなくてすみません笑)

    • >平和のホロッホーさん

      紗友→楓、思いっきり間違ってました^^; 石丸さんが何度も『楓ー!!』って絶叫してたのに気付かないとは…OTZ ご指摘ありがとうございます!!全部訂正いたしました。

      4号警備面白かったですね。最初こんなに泣けるドラマだとは思ってませんでした。似顔絵もほめていただきありがとうございます。変なサイトですがたまにチラ見して頂ければ嬉しいです♪