『4分間のマリーゴールド』原作マンガの感想と考察です。ネタバレが含まれるのでご注意くださいm(_ _)m
『手を重ねた人の最期の時が見える』という特殊能力を持つ主人公・ミコトの純愛と葛藤を描いたストーリー。
最愛の姉・沙羅との禁断の恋!迫りくる沙羅の寿命…!ミコトは沙羅の死の運命をくつがえすため、MAXの愛を注ぎこみます。
『4マリ』は2019年10月11日に待望のドラマがスタート!ドラマをよりいっそう楽しむために、この令和史上最強の純愛物語を予習しておきましょう♪
4分間のマリーゴールド 原作
4分間のマリーゴールド(全3巻)は漫画家・キリエ(桐衣朝子)の同名作品が原作となっています。
原作者 キリエ
『4分間のマリーゴールド』の原作者・キリエのプロフィール情報です。
- 2014年『ヒトリシズカ』で第74回小学館新人コミック大賞青年部門大賞を受賞。同名作品でデビュー。
- 代表作品『ヒトリシズカ』『江戸モアゼル』『4分間のマリーゴールド』
キリエ : 第74回小学館新人コミック大賞青年部門大賞受賞。母は小説家の桐衣朝子。『4分間のマリーゴールド』で初連載を果たし、初ドラマ化。
4分間のマリーゴールド 登場人物
4分間のマリーゴールド 原作のメインとなる登場人物をサラッとご紹介します。
スタートまであと4日‼️#4マリ Twitterプレゼントキャンペーン開催中🎁✨
マリーゴールド畑に隠れたハートは何個?🧡
正解者の中からサイン入りグッズ等が50名様に当たります😊
ぜひチャレンジしてみてくださいね❣️ #4分間のマリーゴールド#4マリのハート探し#福士蒼汰 #菜々緒 #桐谷健太 #横浜流星 https://t.co/yP41InrZbt pic.twitter.com/Cnp43MzVc6— TBS「4分間のマリーゴールド」【公式】 (@4mari_tbs) October 6, 2019
花巻 ミコト(福士蒼汰)…25歳。物語の主人公。『手を触れた人の最後のビジョン』が見えてしまう。義姉の沙羅が好き。
花巻 沙羅(菜々緒)…26歳。義姉。職業は画家。世界を旅するのが夢。右折が苦手(笑)。実は沙羅もミコトの事が…?
花巻 レン(桐谷健太)…義兄。通称”レン兄”。職業は警備員。元ヤンでちょっと怖いが、家族の事を第一に考える頼れるアニキ。※レンは漢字で「廉」
花巻 藍(横浜流星)…義弟。藍(あい)。ちょっと冷めた今どきのイケメン高校生。花巻家の料理担当。※藍→「あい」
花巻 理津(麻生祐未)…義母。世界を飛び回るカメラマンで家にはほとんどいない。
ヒロちゃん(キャストは不明)…レン兄の幼馴染。職業は色々悟ってるカメラマンで世界を飛び回っている。ミコトにある重要な言葉を告げる。
これ重要!マリーゴールドと花言葉
ストーリーのネタバレの前に、このマンガのタイトルにある『マリーゴールド』についてサラッと予習しておきましょう♪特に花言葉は、この物語に深く密接しています。
マリーゴールドは、キク科コウオウソウ属のうち、草花として栽培される植物の総称。意は「聖母マリアの黄金の花」
マリーゴールドは咲く花の色によりさまざまな花言葉をもちます。『いつもそばに』『可憐な愛情』などのポジティブなものもあれば、『絶望』という不吉な花言葉もあります。
このマンガのヒロイン・沙羅(菜々緒)はマリーゴールドが大好き。そして、沙羅がおくる人生は、陰と陽の意味を持つマリーゴールドの花言葉そのものなのです…。
今日は 「4分間のマリーゴールド」 のヒロイン沙羅の誕生日🎂
娘がTwitter用に落書きしてくれました💕#花巻沙羅 #菜々緒 さん #4分間のマリーゴールド #スピリッツ #キリエ pic.twitter.com/BlSlwGNhlc— 桐衣朝子@4分間のマリーゴールド小説10月発売 (@asako_kirie) August 23, 2019
繊細でちょっと影のある藍は、クールに見えて実はすごく家族想いで、他者、とくにお年寄りに対する優しさも持ち合わせている。
少々複雑な性格を、流星さんなら完璧に演じてくださると確信している。
以前見た流星さんの涙の演技、ほんとに素晴らしかった✨#4分間のマリーゴールド #横浜流星 さん pic.twitter.com/2h9tzUed1u— 桐衣朝子@4分間のマリーゴールド小説10月発売 (@asako_kirie) August 29, 2019
ドラマ 4分間のマリーゴールド 視聴率
ドラマ『4分間のマリーゴールド』視聴率の一覧です。
※第1話~最終回結末まで随時更新中♪
第1話 | 第2話 | 第3話 | 第4話 |
---|---|---|---|
10.3% | 7.8% | 7.6% | 6.2% |
第5話 | 第6話 | 第7話 | 第8話 |
7.1% | 5.7% | 7.1% | 6.4% |
第9話 | 第10話 | ||
7.0% | 9.2% |
4分間のマリーゴールド 原作はこんなストーリー
4分間のマリーゴールド 原作のストーリーを簡単にご紹介します。
※()はドラマのキャスト。
主人公は25歳の救命救急士・花巻ミコト(福士蒼汰)。ミコトは現在 血の繋がりの無い兄、姉、弟と一緒に暮らしている。義兄弟はみな、亡き父の再婚相手の連れ子だ。
▼
ミコトにはある秘密があった。それは『手を重ねた者の死の場面が見える』という特殊能力。その死の運命は決して変えることが出来ず、ミコトは『救えないのになんでこんな能力があるんだ!?』と嘆きまくり!(;´Д`)
▼
ミコトには愛する女性がいた。義姉の沙羅(菜々緒)だΣ(゚Д゚)!ミコトはこの禁断の恋心を胸に秘め、ひとつ屋根の下、沙羅と暮らしている(ぬぉぉぉ!なシチュエーション)
▼
ミコトの最大の秘密…それは沙羅の寿命を知っていること。1年後の8月23日、沙羅は自身の誕生日であるこの日に死ぬ(TдT)
▼
沙羅を救いたい!しかし運命は変わらない…!もがき苦しむミコトが出した衝撃の決断とは…!?
涙無くしては見れない感動の結末となっていました!
4分間のマリーゴールド 感想と考察
4分間のマリーゴールド 原作マンガを読んだ感想と考察です。※ネタバレ注意。
物語の最後、あの事故で沙羅が召されたと思い、ひとり絶望してましたが、ラストで二人の幸せな姿を見ることが出来てホッとしましたε-(´∀`*)ホッ
子供の頃の『たくさんの人を救ってね』という沙羅の言葉で救命士となったミコト。そしてその言葉どおり救命士となったミコトに、沙羅は命を救われた…。
この壮大な運命のめぐり合わせがとても感動的でした。
絶望の先にある希望というマリーゴールドの花言葉も、物語を象徴する重要なエレメントになっていましたね。
最初は『運命ってヒドイ!』だったのが、最後は『運命ってステキ!』と思える展開にもジーンと来ました(*^^*)
ミコトの能力についての考察
『触れた人の死のビジョンが見える』というSFチックな能力を持つ主人公・ミコト。この能力は最後まで出どころ不明でした。
僕は最初、この能力は天国の亡き父が与えてくれたものだと思っていました。
しかし能力はミコトが9歳の時すでに発動していたので(父が亡くなったのはミコトが10歳の時)、父の死は関係ないのかな~と。
僕はやはり、この能力は沙羅を救うために神様が与えてくれたもの、のような気がします。
【以下 考察】
人の最後の瞬間が見えるだけで、誰も救うことができない役立たずな能力…。ミコトはずっと『こんなんいらん!』と嘆いていました。しかし彼はこの能力を通じ、ある教訓を得ています。
それは『寿命を知ったから優しくするのではなく、今この瞬間から全力で愛すことが大事なんだ』というもの。
これはレン兄の幼馴染・ヒロちゃんの名言ですが、能力により沙羅の寿命を知ったからこそ、ミコトはこの言葉に出会えたのです。
ミコトはこの言葉を胸に、沙羅の悲痛な運命を受け入れ、最後の瞬間まで愛し抜くことを決意しました。
そして迎えたあの事故。ミコトが沙羅のそばにいたことで、生死の分かれ目である『呼吸が止まってから4分間以内での蘇生措置』が可能になりました。
能力があったからこそ沙羅への愛が深くなり、交際→婚約に至り、それがあの事故の日に”沙羅のそばに”いることに繋がった…。
沙羅が昏睡から目を覚ました時、医師が言っていました。『あの時、君がそばにいてよかった』と…。
『大切な人のそばにいる』…これもマリーゴールドの花言葉のひとつです(*^^*)
能力はなぜ消えた?
ミコトの能力は沙羅の事故いらい消えています。沙羅が救われた事で、能力は役目を終えたのです。
この事からも、やはり能力は沙羅を救うために神様が与えてくれたものだと思えてきます。
事故のさい、ミコトがしていた父の形見の時計が壊れていましたが、これも『沙羅の”最後の時”を刻む時計の針はストップしたよ♪もう大丈夫だよ』という、神様からのメッセージだったのかもしれませんね…。
とまぁ色々考察してみましたが、一言でいうと
『全力の愛は、時に運命をも変えることができる』
ここに落ち着くのではないでしょーか?沙羅だけが死のビジョンから生還できた理由もここにあると思います(^^)
4分間のマリーゴールド まとめ
バッドエンド濃厚なスタートから一転、ラストは幸せな結末を迎えた『4分間のマリーゴールド』。
絵柄に派手さはなく、物語も淡々と進んで行きましたが、その静かな描写の中にあふれる『今この瞬間を全力で愛せ!』という熱いメッセージがビンビン伝わり、胸を撃たれまくりでした。
ミコトと沙羅だけでなく、レン兄や弟の藍も人間味のあるキャラでステキでした。普段はそっけないけど、心の中では家族を常に思いやっている…。
血の繋がりを超えた花巻家の家族愛にジ~ンとしまくりでした。
余命わずかの恋人と家族愛…。あの名作ドラマ『セカチュー』と『ひとつ屋根の下』をかけ合わせたような、そんな印象も受けました。
そういえばヒロちゃんがミコトと沙羅の恋について『愛があればいい』と言っていましたが、
これはドラマ『ひとつ屋根の下』で江口洋介さん演じる主人公が連発した名台詞『そこに愛はあるのかい?』をオマージュしたのかも?(笑)
江口洋介さんが演じた熱くて不器用な長男・あんちゃん。4マリのレン兄とどこかリンクする部分がありますね。
線香花火
ちなみに第1巻の最初のページと、最終巻のラストカットはどちらも線香花火をする沙羅でした。
儚く短い線香花火は沙羅の人生そのもの。
その一瞬のきらめきを一秒たりとも無駄にせず愛しんだミコト。
線香花火はまさに、二人の関係を象徴するものなのです。
マリーゴールドの花だけでなく、線香花火にも深い意味が込められていたのですね…。
涙涙の物語でしたが、これから始まる沙羅とミコトの1秒すら無駄にしない濃密すぎる新婚生活を妄想すると、ニヤけが止まりませんw(続きが見たい!)
ドラマ化決定!
さて、このマンガを原作としたドラマが2019年10月11日にスタートします。ミコト役は福士蒼汰さん、沙羅役は菜々緒さんという豪華キャスティングで、現実離れした超絶美形&モデル体型姉弟を堪能できそうです。
さらに弟の藍を時のイケメン俳優・横浜流星さん、アウトレイジ寄りのレン兄を桐谷健太さんが演じます(まんまやんw)
ドラマはどんな結末を迎えるのか?今から楽しみです。家族と見ても良し、恋人と見ても良しな内容なので、誰と見るか悩ましいところですねw僕は一人で見ますけどね(´・ω・`)ショボーン
【4マリ ドラマ情報】
放送開始日:2019年10月11日
放送時間:毎週金曜 夜10時~
放送局:TBS系列
以上、『4分間のマリーゴールド』原作マンガのネタバレと感想をご紹介しました。最後までお読み頂きありがとうございます~♪