【anone-あのね】小林聡美の娘の幽霊役は蒔田彩珠！第4話

誘拐されたハリカ（広瀬すず）の身代金として払うはずだった1000万円を奪いトンズラした青羽るい子（小林聡美）。

自宅に戻るとその金を畳にバラまき、上からダイブ！『イヒヒヒヒヒーｗｗ』と笑った。

金の上で転げ回るるい子をじっと見つめる1人の女子高生・青羽。彼女はるい子の元に生まれてくるはずだったが、流産によりその生命を失った幽霊だった。

母の事を『私たちは親子であり、気の合う友人でもあった』と語る青羽。

一方、ハリカと舵は盗まれた1000万円を林田亜乃音（田中裕子）に返すため、るい子（小林聡美）を探していた。息子・樹（いつき）の電話番号を頼りにるい子の実家を訪れたハリカたち。そこで姑から

『るい子はある日急におかしくなった。幽霊が見えるっていい出して…。』

と義娘の豹変ぶりを語りだした。

義母のマンションを出ると、外でるい子とバッタリ出くわした。逃げようとするるい子を取り押さえ彼女のアパートへ。

『お金返してください！』と訴える舵。しかしハリカはもっと別のことに興味を持ったようだ。

『ゆ、幽霊ってどんな…？？』

青羽を流産したるい子（小林聡美）だったが、その後 樹（いつき）という男の子を出産した。しかし夫の母と同居するようになり彼女を取り巻く環境が激変。姑は何かにつけて樹を甘やかし、るい子は姑と対立するようになってしまった。家族の中で孤立してゆくるい子…。

ある日 体調不良で倒れてしまったるい子。しかし樹と姑は床に倒れているるい子を放置し出かけてしまった。家族にとってるい子は、いないも同様の存在だったのだ。

入院したるい子の元に幽霊となった青羽が現れた。青羽とるい子が最後に会ったのは実家で暮らす前なので、久しぶりの再会となる。

『私が生まれてたらお母さんの人生は変わってたかも。』

母の不幸を自分のせいだと嘆く青羽。るい子は青羽と歩んでいたかもしれない人生を想像し、涙を流した。この時 るい子はある決断をした。

るい子は息子の樹に『一緒に家を出てほしい。』と提案。しかし樹は『無理っしょ。50のババァがどうやって養うんだ？』と吐き捨てた。

るい子は『分かった。お金を稼いで迎えにくる。』と言い、家を出ていった…

るい子（小林聡美）に1000万円のありかを聞く舵。『3人で山分けしない？』とずーずーしい提案をするるい子。舵はアパート内を捜索し始めた。

台所の流しの下にツボを見つけた舵。『ソレ違う！』と慌てるるい子。どうやらここらしい…。

しかしツボの中は空っぽ！一番驚いたのはるい子。『無い…盗まれちゃった！』

どうやらお金は空き巣に盗られたようだ。幽霊の青羽が現れ『もういいよ。コッチにおいで…』と声をかけた。

るい子（小林聡美）は実家に帰る決意をした。母としての役目を全うしようと考えたのだ。そして1000万円を亜乃音に返すため、夫からお金を借りようと思っていた。

『帰らないでほしいです。』と止める舵（阿部サダヲ）。ハリカに席を外させると、るい子にこう言った。

『あなたのことが好きなんです！』

しかしるい子は『身勝手だね。』といいアパートを後にした。

半年ぶりに実家に帰って来たるい子（小林聡美）。夫は離婚届を用意して待っていた。

息子の樹に『一緒にご飯作ろう！』と誘い、二人はハンバーグを作りはじめた。面倒くさそうに手伝う樹だったが、るい子は笑顔であれこれ指示した。

食卓に並べられたハンバーグ。しかし夫と姑は外食に行ってしまった。樹も『早くサインしてね』と離婚届を指差し、食べること無く自分の部屋に。

『いただきます。』と言い1人で夕食を食べ始めたるい子。そこに幽霊の青羽が現れた。

『もうしばらく生きてみるね。』と青羽に言い、るい子は離婚届にサイン。結婚指輪を置いて家を出ていった。

るい子（小林聡美）は『これから警察に自首してきます。』とハリカたちに告げた。しかしハリカと舵は彼女を止め、『お金は働いて返しましょうよ』と提案。3人は林田亜乃音と話し合うため、印刷所に向かった。

その頃 亜乃音は娘の玲（江口のりこ）とカフェで会っていた。玲は亜乃音の亡き夫と前妻との間に生まれた子で、亜乃音とは血はつながっていなかった。

シングルマザーとして家事と育児に追われる玲に『もし良かったら私が手伝うわ』と協力を申し出た亜乃音。しかし玲は冷めた目でこう言った。

『私、再婚するの。もう二度と私と息子に近付かないで！他人なんだから！』

そう言うと店を出ていった玲。家に着くと、婚約者らしき男が出迎えてくれた。

『おかえり♪』

その男は林田印刷所の元従業員・中世古理一（瑛太）だった…。

【anone-あのね 第4話 終】