【anone】ニセ札造りは犯罪です。実はCG？第2話のあらすじ

カノンこと紙野彦星（清水尋也）とチャットをした後 林田印刷所の所在地をネットで調べた辻本ハリカ（広瀬すず）。向かう途中で林田亜乃音（田中裕子）に出会った。

『あの…どうしよっかな…。いや、まいっか。これ…』

とキョドキョドしながら二枚の1万円札を見せるハリカ。札番号が同じ事を指摘すると、亜乃音はしばらく絶句。ハリカを印刷所に連れて行った。

テーブルで向かい合う二人。亜乃音はこの一万円札が亡き夫が作った偽札だと言い、床下から見つけた事をハリカに話した。するとハリカはここで働きたいと言う。

『お金を印刷するのは犯罪よ』と反対する亜乃音だったが、一歩も引かないハリカ。しかし亜乃音が印刷する方法すら知らない事を知ると諦めて帰ろうとする。

お金が隠してあった床の穴をのぞくハリカ。すると中にデジカメを発見！画像を見た亜乃音は言葉を失った。そこには亡き夫と行方不明中の娘・玲が笑顔で写る写真が…。

ハリカは画像に映っていたラーメン屋に見覚えがあり、亜乃音とともにこの店に向かった。

カレーショップ『東印度会社』を訪れた謎の女・青羽るい子（小林聡美）。店主の持本舵（阿部サダヲ）は西海という男と店の引き渡しについて話しあっていた。

西海はこの店をフランチャイズ化するよう勧めた人物で、加盟した持本は契約金が払えなくなり、担保になっていたこの土地を明け渡すことになったのだ。

しきりに契約書に判を押すようせかす西海。るい子は『こんな人に人生を左右されて可哀想ですね。』と口を挟むと、契約書を破り店を出ていった。

後を追いかけた舵。川にかかる橋の上でるい子は100円玉を舵に握らせ『これ、川に投げて下さい。』と言った。躊躇する舵に代り100円玉を投げ捨てるるい子。

『悔しくないの？お店取られずに済む方法があるのに！社会に見捨てられた人間は怒るべきです。』

るい子は以前 林田亜乃音がお金を燃やしている姿を目撃し、あの金が世に出せない裏金だと睨んでいた。そしてその金をふんだくろうと計画していたのだ。

次々にお金を川に投げ捨てるるい子。舵もこれに続いた。

ハリカと亜乃音はラーメン屋に到着。写真に映っていた娘と同じく「モヤシどっさりラーメン」を注文した。

店主によると亜乃音の娘・玲はこの店の常連で、今は1人息子を育てるシングルマザーであり、県道沿いのガソリンスタンドで働いているという。

思わぬ情報を得て複雑な思いに駆られる亜乃音…。

印刷所に帰ってきたハリカと亜乃音。『あなた、どこに住んでるの？』と聞く亜乃音に、ネットカフェですと答えるハリカ。亜乃音は今日泊まっていくよう勧めた。

44度の高温お風呂に入りフラフラ状態のハリカ。亜乃音がくれた水をがぶ飲みしたｗ久々のパジャマに久々の布団…。思わず笑みが溢れるハリカ…。

夜中。パソコンで娘の写真を眺める亜乃音。ハリカが起きてきて毛布をかけてくれた。『娘さんに会いに行こう』と勧めるハリカに、亜乃音は娘の玲とは血がつながっていない事を告げた。玲は夫の前妻との間に出来た子だったのだ。

亜乃音は実の娘のように玲を可愛がったが、ある時前妻が玲に会いに来て『私が本当のお母さんだよ』といいメルアドを渡した。長い時間をかけて積み上げてきた玲との関係を、この女が一瞬で壊してしまったのだ。

『愛してくれなかった人のほうに心が行く…。これも仕方ないのかな。』

悲しげな笑顔を見せる亜乃音に、ハリカはこう言った。

『大丈夫だよ。玲ちゃんは愛された事があるから子供を愛せてるんだよ。亜乃音さんの愛情が届いたんだよ。』

亜乃音はありがとうと言い、本当は娘が生きていてくれただけで嬉しいと笑顔を見せた。

亜乃音はパソコン上にあった『紙幣』というフォルダを発見。開くとそこには一万円札の印刷データが。二人は印刷機を起動させ、一万円札を印刷してみた。

ほんの数分で1500万円が出来上がった。しかし床下で発見したものと比べると完成度が低く、とても使えない…。二人は刷ったお金をバラバラに切り刻み、燃やしたあと灰をトイレに流した。

朝。布団が気持ちよすぎてなかなか起きられないハリカｗようやく起きると、亜乃音が思わぬ言葉を口にした。

『バイト探さなきゃ。ここ1年も掃除してないから…』

ソッコーで手を上げて立候補するハリカｗ『掃除得意です！』

亜乃音は床そうじを頼むと、お昼代を渡して勤務先である法律事務所に向かった。

亜乃音が家を出ると、外で待機していた舵とるい子がすかさず中に侵入！裏金があると信じている二人は、引き出しや棚を手当たりしだい物色し始めた。何も知らずに買い物に出かけるハリカ…。

ハリカが戻ると入り口で二人とバッティング！『今掃除中なんで。』と大ウソをかまするい子。その堂々とした態度に逆にハリカがうろたえた。

二人が家を出ると、ハリカは異変に気づく。荒らされまくった机や棚…。『泥棒ですよね！』と二人を問い詰めると、そのまま車で連れ去られてしまった。

カレーショップに到着した3人。口にテープを貼られ拘束されたハリカ。『全部忘れたら解放します。』と舵が脅す。

するとトイレから物音が。中から出てきたのは西海。なぜか拳銃を所持していた…

【anone　第2話 終】