dele 犯人は誰?住民怖すぎ第7話ネタバレ感想。ディーリー

2023年09月22日

dele 第7話のあらすじと感想です。※ネタバレあり。

今回の依頼人は過去に凶悪犯罪をおかした死刑囚の息子。削除依頼のデータをチラ見したケイ(山田孝之)たちは、8年前に発生したある毒物事件の世に暴かれていない衝撃の闇を知ります。

真犯人は誰なのか?事件が起きた町を訪れた祐太郎(菅田将暉)は、住民たちのヤバ過ぎる闇を知り衝撃を受けることに…!

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dele 毒物を入れた犯人は誰?第7話ネタバレ感想

dele 7話の真犯人は誰

dele第7話(2018年9月7日放送)ネタバレあらすじ感想。

▼ここから▼

ケイ(山田孝之)がいつものように仏頂面でパソコン画面を見ていると、姉の舞(麻生久美子)がやってきた。『おつかれ~♪』

姉弟仲良く(?)おしゃべりをしていると、そこに祐太郎(菅田将暉)も参上!

『何の話ししてるの?』と聞く祐太郎に『お前の悪口だ』と返すケイw

今回の仕事

依頼人:笹本隆(23歳)

依頼内容:48時間以上パソコンが操作されなかったら指定したデータを消して欲しい。

祐太郎(菅田将暉)が依頼人の死亡確認を終え、ケイ(山田孝之)はいつもの通りデータを削除しようとする。しかし…

『ちょっとまって!笹本隆…?』

依頼人の名前に反応する舞(麻生久美子)。実は舞の知り合いの弁護士が笹本隆の父・清一の担当弁護をしているのだという。

【依頼人の父・笹本清一】

笹本清一は8年前、埼玉で起きたバザー会場毒物混入事件の犯人として逮捕されていた。笹本は一度は犯行を自白したものの、その後とつぜん撤回。しかし二審で死刑が確定し、現在も服役中。

笹本清一は過去にも殺人未遂で逮捕された事があった。自身が経営していたメッキ工場の従業員を、保険金目当てで殺害しようとしたのだ。この事件で笹本は5年間服役していたという。

舞は『事件の新たな情報を得られるかも』と考え、削除依頼のデータ内容を見せろとケイに要求。しぶしぶデータを開くと、そこには8年前の毒物事件当日のバザー会場の動画が入っていた。

動画を再生すると、怪しい男が無料ドリンクのタンクに近づき、毒物のようなものを混入するシーンが。顔を拡大すると、容疑者として逮捕さた笹本清一とは別人!笹本は誤認逮捕だったのか…?

ここで2つの疑問が浮上。今回の依頼人である息子の隆はなぜ父の無実を証明するこの動画を警察に届けなかったのか?そしてなぜdele.lifeに削除を依頼してきたのか…?

真相を探るため、祐太郎は事務所を飛び出していったε≡≡ヘ( ´Д`)ノ

dele第7話ネタバレ 真犯人を探せ!

祐太郎(菅田将暉)は8年前のバザー毒殺事件が起きた街で聞き込みを開始。

するとある洋食屋の店主から有力な情報をゲット。動画で毒物らしきものを入れていた男が市議会議員の宮川新次郎だと判明したのだ。

宮川議員の情報を探るため古びた商店に入った祐太郎は、見知らぬおばあちゃんと遭遇。

この陽気なおばあちゃんは『ご飯ごちそうするw』と言い先程の洋食屋に祐太郎を連れて行った。

実はこのおばあちゃんは洋食屋店主の母親。店主夫婦は8年前の毒物事件で娘を亡くしており、その時からおばあちゃんは少しボケてしまったようだ。

『…僕も過去に妹を亡くしてるんです…』祐太郎は悲しい目でそう言った。

次々と犯人候補が浮上!

調査を進めれば進めるほど謎が深まる8年前の毒物事件。とにかく容疑者が多すぎなのだ。

【容疑者候補一覧】

市議会議員の宮川新次郎

依頼人・笹本隆の削除依頼動画で毒物らしき物をドリンクタンクに入れていた人物。選挙で世話になった男に見返りを求められ、事件のいち被害者に見せかけて殺害した疑惑が浮上。

宮川の娘

事件の被害者の中に違法ドラッグの売人がいた事が判明。宮川の娘はこの男から薬を買っており、トラブルから逃れるためこの男を手に掛けた疑いがある。

洋食屋の店主

祐太郎が訪れた洋食屋の店主・上野兼人はネットのクラウドサービスに妻の浮気現場を写した画像を保存していた。妻の浮気相手は市議会議員の宮川新次郎で、上野は二人に復讐するために犯行に及んだ可能性があった。上野はこの事件で娘を亡くしているが、上野の手違いで運悪く巻き込まれのかもしれない。

依頼人・笹本隆

父が保険金目当ての事件(毒物事件の前に起こした事件)で逮捕されて以来、息子の隆は世間からバッシングを浴びつづけ精神を病んでしまった。両親の離婚、養護施設での生活、母親の死など辛い経験を繰り返してきた隆は、ある時から記録をとるため動画撮影を開始する。

その動画の中に、毒物を思わせる瓶を持つ隆が映っていた。

商店の店主

『あの時はバザー会場にいなかった』と祐太郎に言っていたが、その後これがウソであると判明。店主は事件まえから病気の母親を疎ましく思っており、たびたび暴力を奮っていた。事件に見せかけて母親を葬ったのかも知れない…。

調査するたびにどんどん増える容疑者たち!祐太郎は『どうなってんだ!?』と驚きを隠せない。

ここでケイ(山田孝之)が静かに口を開いた。

この町に限ったことじゃない、人間なんてそんなものだ…。人格が一貫していれば誠実と思われるが、内を暴けば脆いもの。

だから俺はいつも(データの)中を見ずに消してきた。責任が取れないからだ。

何も考えず、依頼どおりデータ削除することを勧めるケイ。しかし祐太郎は『消すことは暴くことと同じくらい怖いことだと思う。』と反論した。

犯人が不明のまま意外な結末を迎える

ケイと祐太郎の捜査は意外な結末を迎えた。服役中だった笹本清一の死刑が執行されたのだ。

『いまさら真相を解明しても何も変わらない』と調査の終了を告げるケイ。

事務所に戻った二人。祐太郎は『すっごい気持ち悪い!』と吐き捨て、事務所を後にした…。

ケイはパソコンに向かい依頼通り動画データを削除。依頼は全て完遂した。

dele第7話結末:8年ぶりのバザー

その後、事件があったバザー会場で8年ぶりにバザーが開催された。

ある母親がドリンククーラーの飲み物をコップに入れ、娘に『飲みなさい』と渡す。娘は『飲みたくない…。前のときも飲んじゃダメって言われてたの。』と意味深なセリフを放った。

この娘は8年前の事件の日、謎の人物から『バザーの飲み物は飲んじゃダメ』と警告されたらしい。この人物は『他所からきた』と言っていたそうだ。

『もう事件は終わったの。飲みなさい』と言う母親。その表情は不安に満ちていた…。

【dele 第7話 終】

dele 第7話 感想。犯人は誰だったの?

dele(ディーリー)第7話の感想と考察です。

今回は依頼人の希望どおりデータ削除は無事終えたものの、8年前に依頼人の父が起こしたという毒物混入事件の真犯人は不明のまま結末を迎え、モヤモヤっとした後味になっていました。

一体犯人は誰だったのか?服役中だった笹本清一や息子、談合市議会議員、洋食屋のサレ店長、バイオレンス商人、ケイにキスした眉毛が立派な女性など続々と容疑者候補が浮上しましたが、最後まで特定されることはありませんでした。

流れ的に一番怪しいのは依頼人の笹本隆。動画に映っていた謎の小瓶が毒入りだった可能性が高く、さらに隆は自分と父を蔑む町民たちを恨んでいたので、動機も十分です。

さらに最後のバザーのシーンで少女が言った『他所から来た人』という証言も、養護施設から埼玉に移り住んできた隆と合致します。

ただ、だからといって他の人たちの容疑が晴れるわけではありません。容疑者たちは皆それぞれ、犯行に至っても不思議ではない動機があるのです。

さらに言えば灯台下暗しで、無実を訴えながら死刑執行された隆の父がやっぱり犯人というオチも考えられます。

【個人的に真犯人っぽい人予想ランキング!】

1位-笹本隆…謎の小瓶、町民や世間への恨み、『他所から来た』など状況証拠ナンバーワン!市議会議員がタンクに粉末ジュースを入れる前にすでに毒を入れていた!

2位-やっぱり隆のパパ…過去に同じような事件を起こしているし、毒物も手に入れられる状況だった。自白から一転、無罪を主張し始めたのは、死刑を回避して息子とやり直そうと考えたから。

3位-バイオレンス店主…邪魔者扱いしていた病気の母が犠牲者の一人になっていてタイミング良すぎる!

4位-洋食屋店主…妻と浮気していた市議会議員への復讐。『町をメチャメチャにしてやるぜ!』と犯行に及んだが、娘が犠牲になり大失敗(T_T)

5位-ケイにキスした娘…売人に『パパにバラすぞ』とか脅されて口封じ!

6位-市議会議員…不倫を終わりにしようと思い毒を持ったが洋食屋妻は飲まずにスルー。無関係の人たちを犠牲にしてしまった(T_T)

7位-祐太郎にお菓子をくれたおばあちゃん…バイオレンス店主を狙って犯行に及んだが、運悪く孫が犠牲になってしまいその後精神崩壊。

8位-笹塚清一の元部下…過去に保険金目当てで毒をもられた事への復讐。

9位-最後のバザーに登場した母親…娘に『飲みなさい』強要しすぎで怪しい!犯人ではないが真犯人を知っているのかも…?

dele 第7話は犯人探しじゃない。テーマは別に

さて、ここからが本題です。上記の犯人予想はスパッと忘れちゃってください。

真犯人の正体はドラマをいくら見返してもおそらく不明のままでしょう。

実は今回のdeleは真犯人探しがメインではなく、『男はなぜ犯人に仕立て上げられてしまったのか?』、見るべきはその過程にあるからです。

笹本清一を犯人に仕立て上げた『見えない力』とは?

8年前の毒物事件で死刑判決をくらった笹本清一は状況証拠だけで有罪が確定しており、無実を訴える声はことごとく破棄されていました。

『真実は闇に葬られたのかも』という舞の言葉通り、清一は何者かの圧力により犯罪者に仕立て上げられた可能性が高いです。

清一を犯人に仕立て上げたのは、ズバリ町の住人たち。彼らは過去に凶悪事件を起こしていた清一を快く思っておらず、8年前の毒物事件の際、警察に彼に不利な証言を話していたといいます。

町民たちには『撮影マニアの不気味な息子と元犯罪者の父親を町から追い出したい』という、声に出せない共通の思いがあったのです。

『あいつが犯人だったらいいな』

町人たちの願望は巡り巡って成就されました。真実を置き去りにしたまま…。

死刑を待つばかりだった清一が息子・隆の死を知った時、『息子は世間に葬られた!俺もやられる!犯人は町にいる!』と叫んでいました。

世間に葬られた…これは自分と息子を排除しようとした『町全体の圧力』を指しています。そしてこれこそがdele第7話の真のテーマ!

今回のdeleは真犯人探しがテーマではなく、町や国などを形成するコミュニティが、まるで意志を持った生き物のように、一人の人間を社会的に抹殺する恐怖が描かれていたのです。

見たい世界を選んだ代償。住民たちの恐怖はこれから始まる

dele第7話のテーマは『コミュニティから排除された家族の悲劇』。しかしこれだけで終わらないのがdeleです。ラストでは『排除した側』への報いもキッチリ描かれていました。

それは物語の最後のバザーのシーン。ある少女が8年前の事件の日に『ドリンク飲んじゃダメ』と不審人物に言われていたことを母親に話していました。

この話を聞いた母親は不穏な眼差しを町民たちに向けます。まるで真犯人はまだこの町にいるのでは?と怯えるかのように…!

娘に『いいから飲みなさい!』と強要する母。『事件はもう終わったの!』と自分に言い聞かせてるようでしたね。

ケイ『この町は真実を暴かれる事を望んでいない。』

祐太郎『でも真実を消すことは暴く事と同じくらい恐ろしいものじゃないの?』

ケイの言葉どおり、真実より『自分の見たい世界』を選んだこの町の住人たちは、これから先そのツケを支払うことになるかも知れません。

『実は隣に住むあの人が真犯人だったんじゃ?』という疑心暗鬼にかられる日々が彼らを待っているからです。

そう考えると、まるで清一の死刑を祝うかのように始まったバザーが、悲劇の始まりの祭典のように見えてきます…Σ(゚Д゚)

dele第7話レビューまとめ

ドラマを見終わった後、もはや犯人なんてどーでもよく、ただただ『この町の住人こえぇ!ってか人間こえぇ!』という恐怖だけが溢れてきました^^;

序盤に『真犯人だ~れだ?』と視聴者に問いながら、最後は『大事なのはソコじゃない』とテーブルをひっくり返すdeleという予測不能のドラマw

毎度のことながら、見る側の質を問うような挑戦的な内容でしたね。

さて、次回はいよいよ最終回!ケイと祐太郎のバディ姿を見れるのも最後…(T_T)一体どんな結末を迎えるのか、楽しみですね!

以上、dele第7話ネタバレ感想と考察でした。また来週~♪

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