dele(ディーリー)最終回!原作との違いや妹の鈴とケイの過去をネタバレ

2023年06月09日

●この記事には『dele』原作小説の内容が含まれます。

dele(ディーリー)最終回のあらすじと感想です。※ネタバレあり。

今回の依頼人は祐太郎(菅田将暉)の亡き妹・鈴に関係する人物!新薬治験中に亡くなったという鈴の死の真相がついに明かされます。

そしてこの依頼人の背後に潜む黒幕が、ケイ(山田孝之)の父親と繋がりがあることが明らかに!ケイがdele.LIFEを立ち上げた理由、そして真実を公にするためにとった驚くべき行動とは…?

原作小説の結末の違いと合わせてどうぞ♪

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dele 最終回ネタバレあらすじと原作との違い ディーリー

dele最終回ネタバレと原作との違い

dele ディーリー最終回(2018年9月14日放送)ネタバレあらすじ感想と原作との違い

亡き妹・鈴の墓前に花を手向ける祐太郎(菅田将暉)。そこには離婚した彼の両親の姿も…。年に一度、鈴の命日だけは家族が集まるという。

ディーリー事務所に戻ると、社長のケイ(山田孝之)はテンション低めの祐太郎に違和感を覚える。その時 モグラが起動し、依頼人の死を告げるアラームが鳴った。

依頼人:辰巳仁志(68歳)弁護士

依頼内容:24時間以上パソコンが操作されなかったら指定のデータを削除してほしい。

『辰巳って…弁護士の辰巳か!?』ふいに怒りの表情を見せる祐太郎。『どした?』と聞くケイ。その時モグラに異常事態が発生!何者かがクラッキング攻撃を仕掛けてきたのだ。どうやら相手は辰巳のデータを探しているようだ。

ケイが対応するなか、祐太郎は『データは消さないで』と言い辰巳の死亡確認に向かったε≡≡ヘ( ´Д`)ノ

祐太郎の妹・鈴の過去

辰巳の自宅に到着した祐太郎(菅田将暉)。しかし『お引取りください』とインターフォン越しに言われ、死亡確認が取れない…。

ディーリー事務所に戻ると、祐太郎は9年前の妹の死について語り始めた。

【妹・鈴の過去】

難病におかされていた妹の鈴は、入院中の病院で新薬の治験を受けている際に亡くなった。病院側は死の原因は病気によるものだと説明したが、祐太郎の家族は新薬に問題があったと疑い、真実を知るため訴訟を起こす準備を始めた。

この時、祐太郎たちの世話をした弁護士が今回の依頼人・辰巳だった。しかし辰巳は病院側の味方に立ち、訴訟を断念させようとする。さらに鈴が写った家族写真をネットに流出させ、祐太郎の家族は世間からバッシングを受けることに…。

追い詰められた祐太郎たちは『鈴の死は病気だった』と無理やり納得するしかなかった。その後、両親は離婚してしまった…(T_T)

背後にいたのは大物議員!

クラッキングを仕掛けてきたのが三波データサービスという会社であることが判明。しかしこの会社に依頼を申し込んできた人物が分からない…。

祐太郎は辰巳が消したがっていたデータを見せてほしいとケイに頼んだ。いつもは『ダメ』と反対するケイだが、今回は素直に見せてくれた。

データのほとんどはPDF文書ファイルだったが、その中に一つだけ音声データが入っていた。厚労省の大物議員・仲村毅(麿赤兒)と辰巳の会話だった。

録音データを聞き顔色を変える祐太郎…!二人の会話は妹・鈴の死の原因が治験中に投与された新薬だった事を証明するものだったのだ。

激昂した祐太郎は『このデータを公表させてくれ!』とケイに頼む。しかしケイはダメだと断る。『大物議員とケンカするのがそんなに怖いのか!』と言い祐太郎は出ていってしまった。

菅田将暉、大暴れ!

祐太郎(菅田将暉)は三波データサービスを訪れ、クラッキングを仕掛けてきた依頼人が中村である証拠を得ようとする。制止する社員たちを突き飛ばすと、クラッキングが行われていたと思われる部屋に乱入!強引にパソコンを奪った。

大暴れする祐太郎だったが、その後 警備員たちに取り押さえられ、警察に突き出されてしまった(T_T)

警察で取り調べを受けた祐太郎だったが、なぜかあっさり釈放される。『勝手に帰っていいぞ』と言われディーリーに戻った祐太郎は衝撃の光景を目の当たりにする。事務所が荒らされ、ケイが床に倒れていたのだ!『ケイ!』

ケイは宅配便を装った男たちに襲われ、依頼人・辰巳の音声データを奪われてしまった。

dele事務所を設立したきっかけ

意識が戻ったケイは、ディーリー事務所を立ち上げた理由を祐太郎に語り始めた。5年前に亡くなったケイの父は、中村と組み汚れた仕事をしていた。この証拠データをこの世から削除した事がきっかけで、ケイはdele事務所を設立したのだった。

『俺だったらデータを守る仕事するだろうな…』とつぶやく祐太郎。するとケイは棚にあったハードディスクを祐太郎に見せた。『ここには親父と中村の悪事の証拠データが入っている。これをメディアに流せば復讐できる』

ケイはデータの一部を削除せずに保管していたのだ。しかしこれを公にする事は、ケイの父親を糾弾する事にも繋がる。『仕事続けられなくなるよ』と警告する祐太郎だったが、ケイはこう返した。

『いいんだ。お前にはそれを使う権利がある。』

ケイはハードディスクを手に事務所を出ていった。その後、ケイは舞の事務所に出向き『これから迷惑をかけることになる』と告げる。舞は笑顔で『わかった♪』と言った。

祐太郎の復讐

辰巳の葬儀会場に現れた祐太郎。直後にケイも現れた。『この先のプランは?』と聞くケイに『中村をぶん殴る』と返す祐太郎。ケイはスマホを祐太郎に渡し、『中村とはキチンと話しをしろ』と指示した。

式場に中村が現れ、焼香を済ませた。ケイは中村に話しかけ、事務所を荒らした損害賠償金として一千万円を請求。さらに奪われた音声データにはコピーがあると脅し、中村の秘書と商談することに…。

一人になった中村の元に祐太郎が現れた。部屋を施錠し『俺が誰か分かるか?』と詰め寄る。中村は祐太郎が治験で犠牲になった鈴の兄だと知ると、全ての責任を亡くなった辰巳に押し付けようとする。さらに音声データを『そんなもの権力で抹消してやるw』と言い放った。

『記録は消せても記憶は消せない。今の会話、みんなに聞いてもらったよ♪』

ケイから預かったスマホを見せる祐太郎。中村との会話はこのスマホを通じ葬儀会場全体に放送されていた。辰巳をバカにされた遺族たちは激おこし、中村に迫ってきた。祐太郎は鈴の写真を見せ、『真柴鈴、絶対に忘れるな!』と中村に言った。

帰ろうとする祐太郎を辰巳の息子が呼び止めた。『父は卑怯者です。でも私にとっては…』

頭を下げる息子に、祐太郎はこう告げた。『あなたの記憶にあるお父さんが、本当のお父さんの姿だと思います。』

ディーリー復活へ!

後日、ケイの父と中村が交わした音声データはマスコミの手に渡り、中村は糾弾されることになった。同時にケイの父も叩かれ、信用を失ったディーリー事務所と舞の法律事務所の客は激減…(T_T)

祐太郎は辞表を提出し、dele.LIFEを去っていった。『今頃どうしてるんだろう?』と聞く舞に『どっかで危なっかしい仕事してるんだろ。』と返すケイ。

そこにいつもどおり陽気に現れた祐太郎。『どーも♪あ、ドーナツ食べます?』

まずは事務所を立て直そう!と張り切る祐太郎。そこにモグラのアラームが鳴る。ケイは隣にいる相棒にいつものセリフを口にした。

『まずは死亡確認だ』

【dele 最終回 終】

ディーリー 最終回の感想

dele最終回の感想です。ラストとなる今作はついに明かされた祐太郎の妹・鈴の過去と、弁護士だったケイの父親に関するエピソードでした!

9年前、新薬の治験中に死亡してしまった鈴。真相を知るため訴訟を起こそうとしていた祐太郎の家族は大物議員の陰謀により訴訟を妨害され、ネットで誹謗中傷を浴びることになってしまいました。

あのいつもムダに明るい(?)祐太郎に、こんな悲しい過去があったのですね…(T_T)

一方、ケイの亡き父と祐太郎のまさかの因縁も発覚!ケイの父親は祐太郎の仇である大物議員と組んで悪事を働いていたのです。

舞が祐太郎とケイを引き合わせた理由

舞が祐太郎をdeleに呼んだのは偶然ではなく、彼が大物議員の被害者だと知っていたからでした。舞は父の事で悩む弟と、妹の事で悩む祐太郎、二人を引き合わせることで問題が一気に解決すると予想していたのかも知れません。

ケイのパパ

僕はケイたちの父親はいい人だと信じたいです。父はケイの足を治療するための新薬を開発していた病院を守るために、大物議員に協力せざるを得なかった、と…。

あんなにステキな姉弟たちを育てた父親が、何の理由もなく悪に手を貸すはずが無いですよね~。

祐太郎は過去を払拭

そして荒々しく書かれた『退職願』を残し、deleを去って行った祐太郎。その後 嬉しいカムバックを果たしました!鈴の墓前で『俺にも行く宛ができたんだ』と報告していたことから、自分の居場所はdele.LIFEにあると考えたようですね。

『もう誰も責めなくていい。これからは純粋にお前の事を思い出すよ…』

きっとこれまでは鈴を思い出すたびにバラバラになった家族や死への疑問がチラついていた祐太郎。鈴を恨む気持ちもあったらしく、そんな自分が嫌になっていたといいます。

ケイの協力のおかげで悲しい過去を乗り越える事ができた祐太郎。事務所再建に奮起する姿は、少しでも恩返ししたいという気持ちからでしょうか…?二人がビラ配りする姿、見たかった~(とくにケイ(笑))

祐太郎との出会いがケイを変えた?

父親の不正データを消す事がdele.LIFEを立ち上げたきっかけだと語っていたケイ。それ以来、まるで父の亡霊にとりつかれたように依頼人のデータを淡々と消しまくる毎日をおくって来ました。

そんな彼が祐太郎と出会い、過去の記憶に悩まされていた祐太郎を救うことで、ケイは『データを残すことの意味』を知ります。

忌み嫌っていた父の不正データが、祐太郎を救うことに繋がった…。削除しまくり人生を歩んできたケイにとって、これは新たな発見だったのではないでしょうか…?

『俺だったら大切なデータを残す仕事をしたい』

祐太郎のこの言葉をうけ、『データを大切な人に届けるアプリ』を作っていたケイ。父のトラウマから『データ=忌み嫌うもの』と頭のどこかで思っていたケイにとって、祐太郎との出会いがその呪縛を解き放ち、明るい未来へ進むためのデータの使い方を示してくれました。

dele.LIFEの未来(妄想)

祐太郎が加わったdele.LIFEは、これまでの削除一辺倒の会社ではなく、無機質なデータ記録を温かみのある記憶に変換する会社になって行くのでは…?そしてそのデータ(依頼人の想い)を受け取った人は少しだけ優しくなれる…。

第1話で『彼は少しだけ人を優しくさせる』と舞が言っていましたが、まさに祐太郎の優しさが人々に拡散していくような会社に生まれ変わる、そんな妄想が止まりません♪(これも舞の計画通りとしたら姉御、スゴすぎ…Σ(゚Д゚))

大切なのは記憶か記録か、ということではなく、そのデータ(想い)を残された人たちの未来にどう役立てるのか?dele最終回を見てそう思いました。

うーん、deleの二人の活躍をもっと見ていたかったです(なんで8話で終わり!?ヽ(`Д´)ノ)原作小説はすでに完結しているので、続編はないのかな~。でもこのダラダラしない潔さがdeleらしいとも言えますが。

もし続編があったら、ケイと元カノの沢渡明奈(柴咲コウ)その後が見てみたいです(*^^*)

あと気になるのはディーリーへのデータ削除依頼1件あたりの料金!これは原作でもドラマでも明かされませんでした~!!!一体いくらなんでしょ。。。(・・?

原作との違い

さて、ここからはdele原作小説の最終回とドラマ結末との違いをご紹介していきます。ネタバレが含まれるので、原作の内容を知りたくない方はご注意ください。

ケイの父親について

ドラマでは大物議員と悪事を働いてたという設定でしたが、原作では『大物議員と手を組んで鈴の死の偽装に手を貸した人物』として描かれていました。つまり祐太郎にとって完全に敵!真実を知った祐太郎は怒りに震え、ケイを車椅子から突き落としてしまいます。

ちなみに父親が悪に走った理由は『ケイの足の治療薬を開発していた病院を守るため』でした。息子の回復を願うためのもので、根っからの悪人ではありません。

最後の依頼でのケイの目的

ドラマでは描かれませんでしたが、原作では最後の依頼はケイがでっち上げたものでした(つまり依頼はなかった。)

祐太郎が鈴の兄であることに気付いたケイは、過去に抹消した父の不正に関するデータを復元し、全てを証拠隠滅前の状態に戻すことを計画します。祐太郎に真実を伝え、全ての裁きを委ねるためです。

依頼をでっち上げた理由は、足の悪い自分に代わり、祐太郎を治験データ会社に潜入させ、復元したデータをパソコンに仕込むためです。何も知らない祐太郎は『パソコンをハッキングするための潜入』と思い込んでいました。

祐太郎がdeleに来た理由

ドラマでは舞が祐太郎をスカウトしていましたが(第1話)、原作では圭司の元相棒・夏目という男が祐太郎を誘導しdeleで働くよう仕向ていました。夏目はケイにデジタル技術を教えた師匠で、伝説のハッカーと称される男です。

祐太郎のその後

ドラマでは最後 祐太郎はdele事務所に戻って来ましたが、原作では去った後戻ることはありませんでした。(原作ではケイの父が黒幕だったのでしょうがないですが^^;)

原作では祐太郎はその後、遺品整理の仕事を始めています。原作の最後、ケイは鈴の墓参りをしていました。

原作の結末の詳細は以下の記事でご紹介しています♪

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