ファイナルカット 第3話のあらすじと感想をお伝えする。今回のターゲットは【ザ・プレミアムワイド】のディレクター小池!チェインストーリーでおなじみのあいつだw
ある音楽教師のスキャンダルに目をつけた小池は、自身の地位を確立するため真実とはかけ離れた報道に遁走してしまう!絵に描いたような小者の習性だなオイ、クク…。
そして12年前の事件の真犯人として慶介が追う小河原家の長男・祥太。未だ正体が見えないこの男に、父・達夫がまさかの『失踪宣告』の手続きを取ろうとする。絶対裏があるなコレ!
【ファイナルカット 前回までのあらすじ】
12年前におきた女児殺害事件。女児が通っていた保育園の園長・早川恭子はワイドショー【ザ・プレミアムワイド】の報道により犯人扱いされ、自ら命を絶った。
12年後、恭子の息子・慶介(亀梨和也)は母を追いつめた【ザ・プレミアムワイド】に復讐することを決意。それと同時に事件の真犯人を捜索していた。
警視庁新宿中央署の警察官となった慶介。資料室で事件を調べていると副署長の高田(佐々木蔵之介)が現れ、『君はあの事件の被害者の息子だね?』と聞いてきた…。
ファイナルカット 小河原祥太の失踪宣告の目的は?第3話
ファイナルカット 第3話(2018年1月23日放送)のあらすじと感想。●ターゲットは小池!●暴言をはいた音楽教師●小池へのファイナルカット●第3話の感想●祥太の失踪宣告の目的とは?
第3話は明日夜9時🌙今回慶介のターゲットとなるのは #林遣都 さん演じる若手ディレクター・小池。暇ネタ担当として周りから小バカにされる彼がネットで“神”扱いを受ける理由とは…⁉️
しかし、そんな彼も百々瀬さんに睨まれるとこんな表情に…😨何があった❗️小池❗️#FINALCUT#ファイナルカット pic.twitter.com/8YZQxvRZiz— FINAL CUT 第4話は1/30(火 (@finalcut_drama) 2018年1月22日
『君は12年前のあの事件の息子さんだね?中村君…いや、早川慶介君。』
新宿中央署の副署長、高田(佐々木蔵之介)に話しかけらた慶介は、事件当時に目撃された怪しい男を調べるためこの署に来たことを告げ、その人物が小河原家の長男・祥太ではないかと胸の内を明かした。
しかし高田はこれに反論。事件当夜、祥太が自宅にいた事を次女の若葉(橋本環奈)が証言しており、さらに長女の雪子(栗山千明)が慶介の母・恭子が現場から走り去るのを目撃していた。状況的に恭子が第一容疑者であることは間違いない。
なおも食い下がる慶介に『あの事件で辛い思いをしたのは君だけじゃない。まぁほどほどにな。』と言い、高田は部屋を後にした。
今回のターゲットは小池(林遣都)!
協力者の大地(高木雄也)から『面白いものが見つかった。』と連絡を受けた慶介。アジトに戻ると、大地はメディア被害の相談掲示板【MPインフォネット】に書き込まれたある投稿を見せた。
『私はメディア関係者です。報道被害はあってはならない。応援しています。』
この投稿主を調べた結果、【ザ・プレミアムワイド】のディレクター・小池悠人(林遣都)である事が判明。小池は12年前の事件の際、恭子の葬儀に来て死に顔をカメラに収めようとした人物だ。
『いっちょやってやるか…』
慶介は小池への復讐に取り掛かった。
暴言をはいた音楽教師を取材する小池
ミスターひまネタと呼ばれる小池は、『人面魚を追え!』などいつも軽いネタの取材ばかりしていた。しかし元々報道志望であった彼は現状にストレスを感じ、そのはけ口として世の悪人どもの個人情報をネット掲示板に晒す行為を繰り返していた。ゴッドアイというハンネでファンも多い小池は『神』扱いされていた。
大地は小池の職場に潜入し、バッグに隠しカメラを設置。すると小池がある中学校の音楽教師について調べていることを知る。この教師・沢渡(関めぐみ)は教え子に『ぶっころす!』などと暴言を履き、その音声データがネット上にUPされてしまったのだ。
これはいいネタになる…。小池は中学校を訪れ、沢渡に取材を開始。『ブラック部活』というテーマでプレミアムワイドに報道された沢渡は世間からバッシングを受け、保護者たちから糾弾されてしまった…。
上司から褒められ調子にのった小池は第二弾を計画。沢渡に金銭授与の疑いがあることがネットの書き込みで分かったのだ。
慶介に真実を語る音楽教師
沢渡はマスコミの目を避けるため、裏門から学校を出た。すると慶介が接触。『あなたのちからになります。』
暴言の真相を語りだした沢渡。彼女の話しはこうだった。
・音楽教師である沢渡は発表会に向けある生徒にソロパートを任せた。するとそれをひがんだ生徒3人が彼女に嫌がらせを開始。
・見かねた沢渡はイジメた生徒たちに指導。すると生徒たちは逆ギレし、『次は先生狙うよw教育委員会に言いつけてやる。』と脅してきた。
・沢渡は『今度そんな口聞いたらぶっころす!』とブチギレた。この暴言を生徒が録音しており、ネットにUPしたのだった。
その後 生徒の1人が沢渡にメールし、いじめっ子たちは沢渡が暴言を吐くようわざと煽っていた事を告げた。沢渡はまんまと術中にはまってしまったのだ。
沢渡は『これ以上騒ぎを大きくしたくない。暴言をはいたのは事実だし、その責任は取ります。』と慶介に言った。
【第3話のココ😆☝】
合唱部の女子中学生。
この紫ジャージがなんとも🤦🏻♂️❤️
次世代を担う若手女優たちよ✋🏻右から)
柴田杏花
八木優希
川島鈴遥
越後はる香#ファイナルカット#FINALCUT pic.twitter.com/MxzQ1eRzqm— FINAL CUT 第4話は1/30(火 (@finalcut_drama) 2018年1月23日
やらかした小池!
プレミアムワイドの放送当日。今回のネタは小池が取材した沢渡の金銭授与疑惑について。しかしこの時 小池は沢渡を陥れた生徒たちのメールを見ており、この金銭授与疑惑も彼女たちの捏造であることを知っていた。間違った報道がなされる事に動揺する小池…。
そんな彼の表情を見ていた司会者の百々瀬(藤木直人)はCM中に『このネタの裏は取れてるんだろうな?』と小池に聞いた。なかなか返事をしない小池だったが、自分を認めてもらいたいという想いが勝り『大丈夫です。』と返した。
しかしCMが明けると百々瀬は沢渡の件に触れず、別の話題を話し始めた。小池の様子からこのネタを放送するのは危険だと察知したのだ。
放送が終わると 小池は百々瀬に謝罪。百々瀬は冷めた顔で『おつかれさん』と言った。
小池へのファイナルカット
職場のデスクに戻った小池は、イジメっ子たちのプロフィールをネット掲示板に晒してやろうと目論みパソコンに向かう。するとパソコンの画面が勝手に切り替わり『お前が何をしたのか知っている。』というテロップが流れた。
なんだこれ!?と焦る小池。すると地図が表示され『ここに来い』というメッセージが。
地図で記されていたカラオケボックスにやってきた小池。そこで慶介が待っていた。
『久しぶり、ハイどーぞ♪』と言いカードを渡す慶介。そこには小池のために作られたある動画のURLが…。
小池の日常と題された動画を再生した慶介。これを見た小池の表情が歪む。ニコニコ動画風のこの動画は、小池が会社の経費で高級クラブに行っていたことや、ネットへの個人情報の書き込み、さらに百々瀬のカフスをゴミ箱に捨てる姿など、絶対に人に見られたくない内容が収められていた。
『怖いね~w情報操作すれば人なんて簡単に葬れる。あの先生のように…。』
慶介の正体に気づいた小池。『…もしかして早川恭子の…?』
12年前の事を話し出す慶介。当時 母・恭子の葬儀に現れた小池はカメラを取り出し死に顔を写真に収めようとした。しかし慶介に止められ土下座して謝罪。その後 恭子の亡骸に手を合わせた。
『皆が母を容疑者扱いする中で、アンタは手を合わせてくれた…。アンタは他のヤツらと違うと思ったのに…。』
小池を問い詰める慶介。なぜあの時 母を最初から犯人と決めつけた報道をしたのか?なぜ怪しい男がいた事について報道しなかったのか?
『わからない…。』と答える小池。しかし怪しい男については調査したという。パソコンを開き、リストアップされた当時の容疑者を慶介に見せた。そこには小河原祥太の名前が…。
『誰が母を犯人扱いしたのか、その人物を調べろ!』と言う慶介。そして最後にこう言った。
『これがあなたのファイナルカットです。』
慶介と雪子がキス!兄は失踪宣告…?
雪子に突然呼び出された慶介。二人はコインランドリーへ。神妙な面持ちの雪子は、ある衝撃の事実を慶介に告げた。
『兄が死んだの。…正確には死んだことにするってパパが…。兄は渡米中に行方不明になってもう7年が経つ…。失踪宣告の手続きをする事が決まったの…。』
すると雪子は『吉沢さんは大丈夫?時々つらそうな顔してるよ…。』と言い、心配そうに慶介を見つめた。
慶介は彼女の手を握り、キスをした。
【ファイナルカット 第3話 終】
ファイナルカット 第3話の感想
ファイナルカット第3話のターゲットは林遣都が演じる【ザ・プレミアムワイド】の若きディレクター小池。復讐の理由は『母を犯人と決めつけて報道したこと』『母が証言した怪しい男について報道しなかったこと』の2点。
これについて小池は上司の方針と弁解していた。これまで慶介に復讐された井出(杉本哲太)、真崎(水野美紀)と同じだ。やはり12年前の事件には上層部、あるいは司会者の百々瀬が関わっているのが濃厚とみられる。
ちなみに前回復讐された真崎は『今 過激取材は自粛中なの。』と言っていた。慶介のリベンジを受け、思う所があったのだろう。
小池はもともと報道志望だったが、現在は番組をつなぐ小ネタを担当する脇役的存在であり、進みたい道と現状とのギャップに苦しんでいた。罪を犯した人間の個人情報をネットで晒し、『神』と崇め奉られる事でことでこのジレンマを解消していたが、この行為自体 彼のフラストレーションを増大させていたのだろう。
そんな小池に自己顕示欲を満たすチャンスが訪れた。ネットで見かけた中学の音楽教師の暴言という書き込みだ。ひまネタ担当から脱するため、勢い盛んにこの背景を追った小池。しかし周囲に自分を認めさせたいという強い想いから勇み足を踏み、事実確認をしないまま間違った報道を許してしまった。
問題となった音楽教師はたしかに暴言をはいたが、そこまでに至った経緯も併せて報道されていれば、少なくともここまでひどく世間からバッシングされることは無かっただろう。真実を突き詰めず話題性に走り、結果1人の人間の人生を狂わせてしまった小池とプレミアムワイドの罪は重い。早急に真相を報道し謝罪すべきだ。
しかしあの音楽教師、生徒を思いやる気持ちやいじめっ子に対する怒りの気持ちは重々分かるが、仮にも教え子に向かって『ぶっころす』なんて中学生みたいなキレ方は微妙…。元ヤン確定だろw
小河原祥太の失踪宣告
12年前の事件の容疑者として慶介が追っている姉妹の兄・小河原祥太。彼について今回新たな事実が判明した!渡米してロースクール(法律学校)に通っていた意識高そうな祥太だが、実は7年間行方不明だったというのだ。そして父は失踪宣告の手続きをとることを娘達に告げた。
【失踪宣告】
不在者の生死が7年間明らかでないときは、家庭裁判所は利害関係人の請求により、失踪の宣告をすることができる。
引用:民法第30条第三十条
失踪宣告とは失踪者を法律上で死亡を確定するものであり、つまり祥太は死亡扱いになる。ただ生存が確認された場合取り消すことは可能だ。
失踪宣言した理由についてヒマだから考えてみたw
- 高田(佐々木蔵之介)から『慶介が12年前の事件を調べている』と告げられた小河原パパが真相を暴かれるのを恐れ、失踪宣告に踏み切った。
- 実はすでに死んでいる。父は息子の犯行に気付いており、表沙汰にならないよう息子をこの世から葬った。表向きはロースクールに通うため渡米したと繕ったが、7年経ったので失踪宣告をし、死亡扱いにした。
- 失踪宣告の手続きをし、誰か別の人になりすませ、人生をやり直させようとした。
- 失踪宣告の手続きをし、事件が時効を迎えた後 宣告取り消しの手続きをとるつもりだった(失踪宣告を取り消した者に時効が適応されるかは不明)
- 渡米した祥太は7年前に実際に失踪し、密かに日本に戻ってきた。今もどこかで潜伏中。
まず思ったのが、祥太が失踪したという事が果たして事実なのかということ。彼が日本を離れたのは12年前の事件で捜査の目から逃れるためというのが濃厚で、渡米して安全な場所にいるなら失踪する理由がない。
死亡説に関しては、祥太の罪をもみ消そうとした警察やプレミアムワイド関係者が、『日本に帰りたい』とワガママを言い出した祥太を抹殺した、とも考えられる。ただこれだと『お兄ちゃんは今ロースクールに通ってて♪』と嬉しそうに兄を自慢していた若葉の言葉と辻褄が合わなくなるが。
(ただ若葉は兄が失踪したことは知らなかったという可能性もある。姉の雪子は『兄が7年前に突然失踪して…』と当時を振り返っていたので、知っていたと思われるが…。)
誰か別の人になりすませるために失踪宣告をするのも不自然だ。事件はすでに片付いており、もし慶介が真相を暴くことを懸念しているのなら、慶介を消したほうが手っ取り早いからだ。息子の未来を考えればなおさらそうするだろう。それに今のところ 慶介にそれほど脅威があるとは思えない。
やはり祥太は海外での逃亡生活に辟易し、7年前、日本に帰ってきたのでは?パパはこの事を知ってるが、万が一の時 警察の目を逃れるため娘たちに内緒にしていた。事件のほとぼりが冷めたら失踪宣告を取り消して社会復帰させる気なのかもしれない。
法律に詳しいパパのことだから、色々と法の向け道を知っているのだろう。
祥太の失踪宣言はかなり意外な展開だった!とりあえず次回のファイナルカットが楽しみだな。






