『ハン・ソロ スターウォーズ・ストーリー』のあらすじと感想です。※ネタバレあり
銀河一のパイロットと称され、後の帝国軍との戦いで英雄となるアウトローなナイスガイ・ハンソロ。若き日の彼の活躍を描いたスピンオフ作品です。
相棒チューバッカや悪友ランド・カルリジアン、終生の愛機ミレニアム・ファルコンとの出会いはどのようにして生まれたのか?波乱と謎に満ちたハン・ソロの青春時代が今明かされます!
【ハンソロ 制作スタッフ】
監督:ロン・ハワード
脚本:ジョン・カスダン、ローレンス・カスダン
原作:ジョージ・ルーカス
製作:キャスリーン・ケネディ他
音楽:ジョン・パウエル、ジョン・ウィリアムズ
【ハン・ソロ 登場人物】ハン・ソロ(オールデン・エアエンライク)…宇宙一のパイロットを目指す青年。キーラ(エミリア・クラーク)…ハン・ソロの恋人。ベケット(ウディ・ハレルソン)…腕利きの泥棒。ハン・ソロを仲間に入れる。チューバッカ(ヨーナス・スオタモ)…キャッシーク出身のウーキー。ハン・ソロに助けられる。ランド(ドナルド・グローヴァー)…ギャンブラー。ミレニアム・ファルコンの所有者。ドライデン・ヴォス(ポール・ベタニー)…犯罪組織クリムゾン・ドーンの幹部。エンフィス・ネスト(エリン・ケリーマン)…海賊団クラウド=ライダーズのリーダー。
参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/ハンソロ スターウォーズ・ストーリー
まずはちょっと予習!『ハン・ソロ』の時代設定
時系列がややこしいスターウォーズ。映画『ハン・ソロ』の時代を知っておきましょう。
※時代が古い順に並んでいます。
32BBY『エピソード1/ファントム・メナス』』
⇒アナキン少年がジェダイにスカウトされる!
10年後(22BBY)『エピソード2/クローンの攻撃』
⇒クローン戦争がおっぱじまる!アニメ『クローン・ウォーズ』もこの時代。
3年後(19BBY)『エピソード3/シスの復讐』
⇒アナキンがダース・ベイダーになる!
6年後~(13~10BBY)>>映画『ハン・ソロ』はこの辺<<
5年後~(5~1BBY)『アニメ/反乱者たち』
⇒銀河帝国に反旗を翻した反乱者たちが大活躍!
1年後(0BBY)『エピソード4/新たなる希望』『映画/ローグ・ワン』
⇒ルークが反乱同盟軍に入る!映画『ローグ・ワン』ではレイアがデス・スターの設計図を入手。
3年後(3ABY)『エピソード5/帝国の逆襲』
⇒ハン・ソロが凍る!
1年後(4ABY)『エピソード6/ジェダイの帰還』
⇒ルークvsベイダー!
30年後(34ABY)『エピソード7/フォースの覚醒』『エピソード8/最後のジェダイ』
⇒カイロ・レンがイキってハン・ソロ死亡(TдT)
※BBYは(Before THE BATTLE OF Yavinの略。ヤヴィンの戦いが勃発した年(エピソード4/新たなる希望)が0BBYとなる。それ以降はABY(After the battle of Yavin)と表記される。
ハンソロ ネタバレとあらすじ
映画『ハンソロ』ネタバレ・あらすじ・感想
『ディズニー・ウォーズ史上最低の興行収入』『スターウォーズ疲れ』『主人公の顔がハリソンと違いすぎる』『最後のジェダイ以降何も期待していない』などネガティブな批評が飛び交う中こわごわ視聴しましたが、じぶん的には最高に面白い作品だったと思います。
- 【見どころ盛り沢山だったハン・ソロ!】
- L3の革命キャラとランドとのLOVEな関係
- 主人公の仕草や表情にハリソン感が出てた事。
- 先に撃ったハン・ソロw
- 『I hate you.』『I know.』
- パイクシンジケート登場!
- モールが元気そうw
- モールの新ライトセーバーが実写で初めて登場!
- 『ハイパージャンプの瞬間~ハイパースペース運行中』がワンカットで見れたこと(実写では初)
- ミレニアム・ファルコンを初めて操縦した時のソロのニヤけ顔。
- ケッセルラン12パーセクを見れたこと。
- サバックを見れたこと。
- ベケットがオーラ・シングを倒したという衝撃事実!
- チューバッカとの出会い。
- ソロがウーキー語を喋ったこと。
- ソロがパイロットを目指すのは亡きパパの影響だったこと。
アウトローだけど悪者じゃない。お金大好きだけどそれが全てじゃない。永遠のやんちゃ小僧ハン・ソロ。
ピンチの時でもどことなく余裕が感じられるあのカッコよさが、この作品にも十二分に出ていたと思います。
早くに家族を亡くし辛い少年時代を過ごしてきた不遇な過去を乗り越え、自分の才能を信じて宇宙一のパイロットを目指すそのポジティブな姿は、多くの視聴者に勇気と希望を与えてくれたのでは?
※以下からは映画『ハン・ソロ』についての考察になります。随時更新中
考察:ダースモールとクリムゾン・ドーン
ダースモールとクリムゾン・ドーンについての考察
モールは自身が率いていた組織シャドウ・コレクティブをクローン戦争末期(19BBY頃)に失っており、この数年後にクリムゾン・ドーンを設立したと思われます。
モールがこの組織を立ち上げた目的は何だったのでしょう?
- ダース・シディアスへの復讐。
- シス・ホロクロンを探す資金集め(モールの復讐計画に直結)。
宿敵オビワンの捜索と復讐のためかと最初思いましたが、この時のモールはまだオビ=ワンがオーダー66を生き延びていた事を知らないはずなので、それは無さそうですね…。
※モールがオビ=ワン生存を知るのは映画『ハンソロ』から8年後の2BBY。
ちなみにクリムゾンにはモールの象徴である『濃い赤色』という意味があります。
ドーンは夜明け。つまりモールはこの組織名に『自分の再起』への想いを込め、『自分が支配する帝国』を作りたかったのでは?
…まぁクリムゾン・ドーンは【反乱者たち】に登場していないので、映画【ハンソロ】の数年後には閉店している可能性が高いですが…^^;
キーラのその後
キーラのその後についての考察
ラストシーンでハンと別れることを決意したキーラ。
これ以上彼を危険な目に合わせたくないと考えたのか、それともドライデンが死亡したことで、彼のポジションに就けると考えたのか…?
モールに『ダソミアに来い』と指示されたキーラ。彼女はその後どうなってしまうのでしょう?
- 『連携を深める必要がある』とモールに言われていたことから、今以上の側近になる。
- モールがキレ気味でライトセーバーを起動してた所を見ると、キーラの裏切りに気付いていた。(ダソミアで説教?)
キーラはその後のストーリー(EP4~、反乱者たち)には登場していません。ドライデンを殺害したことがモールにばれ、殺害されてしまったとも考えられますね…。
ハンソロの続編はある?
気になるのが『ハン・ソロ』の続編。今回の映画は10BBYまでの内容だったので、0BBYが描かれた【スターウォーズ EP4/新たなる希望】までのおよそ10年間がぽっかり抜けています。
この間ハン・ソロは宇宙一の密輸業者として活動していたはずですが、その活躍ぶりはファンならずとも気になる所。
キーラのその後、ダースモール率いるクリムゾン・ドーンのその後なども気になります。ぜひ続編作って欲しいですね。
レイはキーラの娘?
このブログを読んで頂いたDarksamaさんからこんな衝撃コメントをいただきました。
レイが映画「ハン·ソロ」で登場したキーラの子どもと噂されています。ハンとキーラが幼なじみなことから同じ年と仮定して、年表で逆算するとキーラが44歳の時の子どもとなります。
映画の設定上ありそうなものですか?ファンとしては、この仮定が史実であって欲しいと願っています
なんだか有り得そうな話ですね。キーラは31BBY生まれ、レイは15ABY生まれなので、キーラが46歳の時に生んだ娘ということになりそうです。
もしダソミアに向かったキーラがモールからダークサイドのフォースを学んだとすると、レイのフォースの強さの理由も頷けますね。
【レイがキーラの娘っぽい理由や共通点いろいろ】
- レイを演じたデイジー・リドリーと、キーラを演じたエミリア・クラークはどちらもイギリス出身の女優。
- キーラもレイもどちらも孤児で奴隷のような幼少期を過ごしたという共通点。
- 『ハン・ソロ』でモールがキーラに言った『もっと連携を深める』の意味はキーラをアプレンティス(弟子)にするという意味だった?
- 「最後のジェダイ」でレイがダークサイドの誘いを拒まなかった理由は、暗黒面のフォースを学んだキーラの影響によるもの。
- ルーカスフィルムがレイのキャラクターデザインを構築する際、「キラ」という名前を考えていた。※ルーカスが尊敬する黒澤明から取ったとの考察も。
- 2BBYにオビワンに敗れ死亡したモール。キーラは自由の身となり恋愛にのめり込む。その後15ABYにレイを出産したとしても不思議ではない。
- 「フォースの覚醒」でのハンソロとレイのめぐり逢わせは、ハンに会いたいと願いながら死んでいったキーラの想いが二人を巡り会わせた。
- キーラが5歳のレイをジャクーに置き去りにした理由は、自分の元に置いておくとレイがダークサイドに堕ちてしまうと考えたから。(もしくはスノークがベン・ソロに目をつけている事を知り、レイを守ろうとした?)
- ハンと別れた理由が「愛する人を危険に晒したくない」というものならば、レイとも同じ理由で別れたのかもしれない。
- モールはダブルブレード・ライトセーバーとフォームVII「ジュヨー」を組み合わせたスタイルを習得している。キーラはモールからこれを学び、クォータースタッフを扱うレイに受け継がれた。※モールが「ジュヨー」を使うのはレジェンズの内容。
- 「ハン・ソロ」でキーラがエレベーターでドライデンの部屋に向かうシーンは、「最後のジェダイ」でレイとカイロ・レンがスノークの玉座に向かうために乗ったエレベーターのシーンに酷似している。
ただレイがキーラの娘と決めつけるも時期尚早だと思います。いろいろ不自然な点もありますよね。
- 46歳での出産はかなりの高齢出産となる。
- キーラがモールからフォースを学んだとしても年齢的に遅すぎるので、そこまで成長するはずもなくレイの強さには結びつかない。(キーラの夫がめちゃ強い可能性はありますが…)
- モールはドライデンにフォースの修行を行っていないので、キーラにも修行するとは思えない。
- 『フォースの覚醒』でレイを初めて見たハン・ソロが、レイにキーラの面影を見たような描写はなかった。
- 五歳まで一緒に過ごしたレイが、キーラを全く覚えていないのは不自然。(レイはアナキンのようにフォースの意志により生まれた?)
- 『最後のジェダイ』と『ハン・ソロ』は公開にわずか6ヶ月しか差がない。このわずかな期間に『レイがキーラの娘』となるような設定を仕込めるとは思えない(共通点っぽいのはただの偶然?)。
【レイがキーラの娘では無いと思える理由】
真相はともかく、こういう予想は楽しいですね。このまま『レイの両親は何者でもない』の一言で終わってしまうよりは、何か作中の人と繋がりがあったほうがファンとしても嬉しいです。
何か進展があれば追記したいと思います。Darksamaさん情報ありがとうございました。
【追記:レイの両親が判明】
スターウォーズ最新作『スカイウォーカーの夜明け』で、レイの両親はダース・シディアスの部下に殺害されていた事が判明。
※映画『ハン・ソロ』の考察は随時更新中です。
【追記:2019年5月3日】
スターウォーズシリーズで長年チューバッカ役を演じてきたピーター・メイヒュー氏が4月30日、お亡くなりになりました。74歳でした。
心よりご冥福をお祈り致します。フォースと共にあらんことを…。
スターウォーズ 関連記事
スターウォーズの関連記事です。ネタバレが含まれるものがあるのでご注意ください。
スターウォーズ『最後のジェダイ』あらすじネタバレと感想。ヒロイン。レイの成長とカイロ・レンの葛藤を描いた新シリーズ第二弾!
▼最強キャラは誰?スターウォーズ ジェダイとシスの強さを勝手にランキング!
ジェダイのシスの強さランキング一覧。最強キャラはあの人!
スターウォーズの人気キャラクター ダースベイダーのイラストの描き方をご紹介♪
謎の最高指導者・スノークの正体を考察!
ハンソロ ネタバレとあらすじ へのコメント
ヒトコトマニア:より
2018/8/20 22:04
>どうして「3の後」なわけ?さん
映画『ハンソロ』は時系列的に言うと10BBYにあたるので、エピソード1(32BBY)の22年後のストーリーが描かれています。
モールが登場してて混乱を招いていますが、エピソード1で死亡したと思われていたモールは実は生きていたんです。モールが死亡するのは映画『ハンソロ』の8年後、2BBYになります。ややこしいですね^^;
ソロ:より
2018/7/10 02:26
ネタバレ感謝です!映画の復習させてもらいました(^^)管理人さんのスターウォーズ好きが伝わりましたよ~
Houston Galleriaに通い詰めた元スターウォーズ少年。:より
2018/10/27 09:00
エピソード4に出会って、何度も親に映画館連れて行ってもらい、全編のセリフを暗唱できるくらいのめり込んでから40年強。大好きなのにサーガの全貌を把握する余裕がなかった自分にとって救世主でした!いっぱい共感できました。抜けてた穴をたくさん埋められました。ありがとうございます!
ヒトコトマニア:より
2018/10/27 17:26
>Houston Galleriaに通い詰めた元スターウォーズ少年。さん
僕も親の影響でスターウォーズ好きになりました(^o^)スカイウォーカーの血縁みたいに、スターウォーズ好きの遺伝子も子々孫々受け継がれていくって何か面白いですね。
名無し1号さん:より
2019/11/23 20:27
最近なぜスターウォーズの記事を書かないのですか?
ヒトコトマニア:より
2019/11/24 22:26
>名無し1号さん
最近ドラマ記事と仕事で忙しくて…すいませんm(_ _)m『スカイウォーカーの夜明け』はレビューする予定なので、もしネタバレ気にならなかったら見に来てくださいね(*^^*)
どうして「3の後」なわけ?:より
2018/8/20 18:04
「ハン・ソロ」は最後に○○○○○○が登場したから、時系列的には「エピソード1」よりも前では?