【ホリデイラブ】第8巻ネタバレあらすじと感想。ドロ沼夫婦間バトルがついに完結

2023年11月28日

『ホリデイラブ~夫婦間恋愛』完結編となる第8巻までを読んだ感想です※ネタバレあり。

前作の第7巻で一連の不倫問題が全て魔性の女・井筒里奈の陰謀だったという疑いが浮上!

ヒロインの杏寿(あず)は全てに決着をつけるため、里奈の協力者である坂口麗華が経営するスナックに乗り込みました。

里奈の夫であるバイオレンス会計士・、麗華に利用されていたイケメンバーテンダー・ニセ黒井こと志賀タケルも加わり、当事者全員が集結!

『全てを話してもらいます。』長きにわたる杏寿vs里奈のファイナルバトルがついに終焉を迎えます。

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ホリデイラブ コミックス第8巻の感想とまとめ

ホリデイラブ原作マンガ第1巻~8巻のまとめです。

  • 第8巻で物語は完結。純平と里奈の浮気の発端は、全て里奈が仕組んだ陰謀だと判明。
  • さらに坂口麗華も里奈の義理の姉であることが判明し、杏寿の浮気相手であるバーテンダーの黒井も里奈の協力者だったことが判明。
  • 全てを知った杏寿は里奈と最終対決。里奈に全てを認めさせ、杏寿完全勝利!!
  • 破れたかに見えた里奈だったが、最後に純平との浮気を純平の会社に暴露。純平を退職に追い込んだ。
  • しかし杏寿と純平の絆は崩せず。二人は離婚を回避し、一から夫婦生活をやり直すことに【終】。

▼感想▼

第1巻の冒頭で純平の不倫が発覚し、読んでるこっちも胸がキリキリしちゃう贖罪の日々がスタート。その後、妻の杏寿にも不倫未遂が発覚し、夫婦は崩壊寸前。からの黒幕へのリベンジ!という内容でした。

ヤラカシ夫婦の純平と杏寿にドン引きする事もありましたが、『この試練を夫婦で乗り切ろう』と誓い合う姿に夫婦の絆を感じたりして、感情移入できる部分も多かったです。

里奈の被害者でもある純平が、『すべて俺のせい』『全部受け止める』と猛省し、一度も被害者ヅラしなかったところも最低限の男気を見せたかなと。

杏寿も言っていましたが、里奈の魔性パワーの源には、渡に束縛されつづけたダメージの蓄積があると思います。渡に全否定され、虐げられるたびに湧き上がる「自分の気持ちに正直に生きたい」という欲求。これがなりふり構わず純平を追い求める原動力だったようです。

そんな里奈の内側を見透かした杏寿。『里奈さんがこんなんなったのは、あなたのせいでもある』と渡に言ってくれたおかげで、里奈はどれだけ救われたか…。

人としての器の大きさも、杏寿は里奈に圧勝でしたね。

痛いトコ指摘されちゃった渡は泣きべそかいてましたが(可愛すぎるw)

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感想:登場キャラについて

登場人物も皆キャラ立ちしていて、善悪は別にしてそれぞれの正義がありました。

自分の幸せしか考えられず、お人形さんのような愛らしい顔してドス黒さMAXだった里奈

悪いと知りつつも過去の恩を返すため杏寿を誘惑した義理堅いタケル

過ちをおかしたものの、その事を猛省し、罰を甘んじて受け入れた純平

夫と夫婦の名誉のために最後まで戦い抜いた杏寿

…坂口麗華も清々しいほどのゲスで、逆に憎めないキャラでした(うそつけ)^^;ドラマ版で壇蜜さんが演じた麗華は原作とは全く違うキャラでしたね。

とくに印象的だったのが、最後まで改心せず己を貫き通したキングオブバイオレンス夫・井筒渡。愛する妻を暴力と束縛でしかつなぎとめる事が出来ないこの不器用な暴君が、悲しくも人間くさく、一番好きでした。

里奈の陰謀を全て知った時『これでためらいなく離婚届けだせるわ!ww』とか声高らかに宣言してたのに、ラストで里奈が実家を訪れた時に子供の親権の話が出てない所を見ると、まだ離婚届だしてないようですw

まだまだ里奈に未練がありそうな渡。1年後くらいに里奈のストーカーになってなきゃいいのですが^^;

マンガは終わってしまいましたが、渡の今後を妄想するだけでまだまだ楽しめそうです(笑)

感想:夫婦間恋愛

さて、このマンガのサブタイトルにある『夫婦間恋愛』というフレーズについて少し。

最初、ホリデイラブというキャッチーなタイトルに付けるにはちょっと泥臭いサブタイトルだな~と思っていましたが、終わってみればまさに『夫婦間恋愛』の大切さを思い知らされる物語でした。

勝利した純平と杏寿にあったもの、負けた里奈と渡に足りなかったもの、それは『夫婦間恋愛』に他なりません。

夫婦という、あたりまえに愛がある『安定の関係』がいつしか男女のトキメキを奪い、カンタンに道を逸れてしまうという怖さ。

人は安定よりもトキメキを求める生き物…この主張にはドキッとさせられます。

ちかごろ大物芸能人の不倫がお茶の間を賑わせまくっていますが、その原因も元をたどれば『夫婦間恋愛』の欠如にあるような気もします。

結婚して夫婦になっても、お互いトキメキあえる恋愛対象でいること。ラストで描かれた杏寿と純平のLOVELOVE旅行シーンには『夫婦間恋愛』の大切さを訴えるメッセージが込められていたのだと思います。

終わりに

自分が愛した人を信じ、ともに試練に立ち向かった、同志のような杏寿と純平の夫婦関係。不倫ヤラカシには賛否あると思いますが、それすらも成長の糧としてしまうこの夫婦を見ていると、タフでステキで羨ましく思えてしまいます。

最後はハッピーエンドで良かったです。

…まぁそれ以上に『不倫こえー!』というか、『里奈こえぇぇぇ!!』なんですけどね((((;゚Д゚))))

里奈の送別会でのあの笑顔はホント怖かった^^;まだ未読の方はぜひチェックしてみてくださいね。トラウマになりますよ。

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ドラマ版の結末は?

ちなみにドラマ版『ホリデイラブ』の井筒里奈(松本まりか)の結末はこうでした。

  • ドラマ最終話で里奈と渡(中村倫也)は離婚。
  • 里奈が純平を好きになったキッカケが判明。昔、里奈が息子とファミレスにいた時に火災が発生し、たまたま居合わせた純平に救われていたのだ。
  • この時里奈は純平に一目惚れし『彼が夫だったらどんなに幸せなんだろう』と思うようになったという。
  • 最終話で里奈は純平に『生まれ変わっても君と結ばれることはない』とハッキリ告げられてしまう。
  • 怒りがおさまらない里奈は純平の会社に現れ、自分と不倫をしたこと、純平の母が要介護なのはウソである事を大声でわめきちらした。
  • 警備員に追い出された里奈は虚ろな目でフラフラと車道に飛び出し、車にはねられ重症を負ってしまった。
  • 物語の最後、杏寿(仲里依紗)は家族写真を何者かに送信。この相手は明らかになっていないが、おそらく里奈だと思われる。『私たち今幸せよ♪』と見せつけるために^^;コワ…

最後に言いたい事はただ一つ。

渡に幸あれ!(笑)

以上、『ホリデイラブ』第8巻のネタバレあらすじ&感想でした。最後までお読みいただきありがとうございます♪

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