【危険なビーナス】原作小説とドラマの違いを比較。オリジナルエピソードなどをご紹介

2023年10月04日

『危険なビーナス』原作小説とドラマの違いをご紹介します。※第1話~最終話まで随時更新予定。

【注意】この記事には原作の内容が一部含まれます。

【登場人物】

手島伯朗(妻夫木聡)…物語の主人公。職業は獣医。失踪した矢神明人の異父兄。

矢神楓(吉高由里子)…明人の妻を名乗る美女。伯朗とともに失踪中の明人を捜索する。

矢神明人(染谷将太)…伯朗の異父弟で楓の夫。矢神家の遺産相続人。現在行方不明中。

矢神康治(栗原英雄)…明人の父。伯朗の義父。重い病に倒れ、余命わずか。

矢神勇磨(ディーン・フジオカ)…康治の義理の弟。伯朗の天敵。

兼岩憲三(小日向文世)…伯朗の叔父。両親のいない伯朗の良き相談相手。

兼岩順子(坂井真紀)…伯朗の叔母。憲三の妻。

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危険なビーナス 原作とドラマの違いを比較 第1話

危険なビーナス 原作との違い

『危険なビーナス』第1話(2020年10月11日放送)ドラマ版と原作小説の違いをご紹介します。

  • ドラマの手島伯朗(妻夫木聡)はメガネをかけているが、原作小説の伯朗はかけていない。
  • ドラマの矢神楓(吉高由里子)は黒髪セミロングだが、原作の楓は茶髪のカーリーヘア
  • 原作の楓は『ワォ!』『オーマイガ!』『アイアイサー!』など英語を口走りがち。
  • ドラマの矢神楓は伯朗に会うためいきなり動物病院に現れていたが、原作では伯朗と電話で話した後にカフェで待ち合わせをし、『はじめましてお義兄さま♪』となっていた。
  • ドラマの伯朗は楓に告白&ハグされる妄想をしていたが、原作ではその描写は無い。ドラマの伯朗は原作より妄想癖が強めかも(笑)
  • 原作の楓は蛇の指輪をしている(スネークリング)。
  • ドラマ版の楓と明人は『芝公園』のマンションで暮らしているが、小説版では『南青山』のタワーマンション住み。ちなみに家賃は120万。
  • 原作では、伯朗が初めて明人(と楓)のマンションに行った時、明人のCDコレクションの中に『サヴァン症候群患者が作曲したCD』を見つけ、伯朗が再生していた。写真立ての裏にあった実家の鍵もこの時発見。
  • ドラマの矢神楓が明人とまだ籍を入れていない事をカミングアウトしたとき『なので名字は古沢のままです』と姓を名乗っていたが、原作の楓は最後まで姓を名乗っていない。『古沢』という姓はドラマ版のオリジナル。
  • ドラマの矢神康治(栗原英雄)は矢神家の自室で療養しているが、原作では病院に入院中。ちなみにこの病院は矢神家が経営する『矢神総合病院』。
  • 危険なビーナス第1話で楓が地下室に閉じ込められたエピソードはドラマのオリジナル。
  • 第1話で”開かずの間”のお披露目は次回の親族会に持ち越しとなっていたが、原作では”開かずの間”という設定ではなく、単に矢神康治が蒐集した美術品が納められた部屋で、最初の親族会の時にあっさりお披露目されていた。
  • ドラマの楓は、『ホントは君が明人を誘拐したんじゃ?』と疑う伯朗をビンタしていたが、原作では『明人はもう死んでるかも』と言いかけた伯朗をビンタしていた。
  • ドラマの楓は憲三おじさんと順子おばさんに”明人が行方不明であること”を暴露していたが、小説では暴露していない。
  • ドラマ版の第1話のラストで親族の矢神牧雄(池内万作)が何者かにエスカレーターから突き落とされていたが、原作にはその描写は無い。

危険なビーナス ドラマ第1話のストーリーはこちら

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危険なビーナス 原作とドラマの違い 第2話

【第2話のストーリー】

伯朗(妻夫木聡)と楓(吉高由里子)が待っていた牧雄(池内万作)は、すぐ近くのエスカレーターの下で倒れていた。

救急隊員が応急処置をするなか、伯朗たちは矢神家へと急ぐ。遺産に関する情報を握る牧雄が、矢神家の誰かに口封じのためにエスカレーターの上から突き落とされたと楓は考えたのだ。

しかし、転落直前に連絡を取っていた楓の番号が牧雄のスマホに残っていたことから、楓にも疑いの目が向けられてしまう。

そんな時、伯朗は勇磨から、楓が本当に明人(染谷将太)の妻なのか確かめるために彼女のスマホを盗んで自分に渡してほしいと頼まれる。

参考:危険なビーナス TBS

危険なビーナス ドラマ第2話 原作との違い

  • 矢神勇磨(ディーン・フジオカ)の車にGPSをつけて尾行したエピソードはドラマのオリジナル。
  • 第2話で伯朗が『上級国民かよ』とツッコんでいたが、原作ではそのセリフは言っていない。
  • 伯朗は助手の陰山元美(中村アン)が『先生、私のことずっと見てましたよね』とハグしてくる妄想をしていたが、原作ではそのセリフを実際に言っていた。(ハグはしていない)
  • 勇磨が楓のスマホを盗むよう伯朗に依頼したのはドラマのオリジナル。
  • 原作では叔父の憲三(小日向文世)がリーマン予想の話をし始めた時、楓が『サラリーマンの予想…じゃないですよね?』と大ボケをかましていた(笑)
  • 動物病院にやってきた百合華(堀田真由)が伯朗を刺した妄想はドラマのオリジナル。
  • 原作では百合華が動物病院に来た時、彼女を追い返すため伯朗と陰山元美(中村アン)が協力しあい『もうじきスカンクが運ばれてくる。匂いが着くと大変だから…』と二人で大ウソをついていた(笑)
  • 楓の姉がフランスでワイナリーを経営しているという話はドラマのオリジナル。楓の実家が葛飾区で焼き鳥屋を営んでいるのは原作と同じ設定。
  • 第二話の終盤、楓が歩道橋から突き落とされたエピソードはドラマのオリジナル。
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危険なビーナス 原作とドラマの違い 第3話

【第3話のストーリー】

伯朗(妻夫木聡)は楓(吉高由里子)が救急搬送されたと看護師の元美(中村アン)から聞き、病院に駆けつける。しかし、楓はすでに帰宅した後で、伯朗はそのまま彼女が住む明人(染谷将太)のマンションへ。楓は何者かに階段から突き落とされたと言う。

楓はこの時の『犯人の髪の香り』をもとに犯人探しを開始。

楓は康治の看護師・杏梨(福田麻貴)の髪の匂いが犯人と同じであることに気づく。さらに、祥子の娘・百合華(堀田真由)も疑う楓。

伯朗は百合華と会う約束を取り付け…?

第3話の原作とドラマの違い

  • 第3話で助手の陰山元美(中村アン)が伯朗のマンションを訪れていたが、原作では一度も来ていない。ちなみに原作の伯朗は豊洲にある家賃15万円のマンションに住んでいる。
  • 危篤の矢神康治は『目の動きで意思を伝えられるハイテク機器』を使用しているが、原作では使用しておらず、意識がある時は自分の口で喋ることができる
  • 百合華(堀田真由)が楓を地下室に閉じこめたエピソードはドラマのオリジナル。
  • 百合華の職業はドラマ・原作ともにブックデザイナー。原作では明人が出版したIT書籍のデザインを百合華が担当していた。
  • 第3話で百合華の友人二人が登場していたが、原作では未登場。よって友人の一人・春乃(大和田南那)が楓を歩道橋から突き落としたエピソードはドラマのオリジナル。
  • ドラマでは伯朗がラタトゥーユを作るシーンがあったが、原作では伯朗の自炊シーンは無い。
  • 楓と陰山元美(中村アン)が『伯朗さんが好きなんでしょ』とお互い言い合うシーンがあったが、原作にはその描写は無い。
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危険なビーナス 原作とドラマの違い 第4話

伯朗(妻夫木聡)は百合華(堀田真由)から、母の祥子(安蘭けい)が置手紙をしていなくなったと告げられる。一緒に探してほしいと頼まれるが、伯朗が断ると、百合華は「このことは楓さんには言わないで」と口止めして帰って行く。

伯朗は、祥子の部屋で差出人不明の不審な手紙をみつける。そこには「あなたは夫に殺される」と書かれてあった。 まさか、夫・隆司(田口浩正)が祥子を……!? 隆司の部屋も調べてみると、思いもよらない物がみつかる。その時、伯朗は背後から何者かに口を塞がられ……!?

第4話のドラマと原作の違い

  • 伯朗が支倉隆司(田口浩正)にボウガンで撃たれる妄想をしたのはドラマのオリジナル。
  • ドラマでは介護施設『矢神園』が実際に登場していたが、原作では会話の中だけに登場していた。
  • 隆司が看護師の永峰杏梨と不倫していたのはドラマのオリジナル。原作の康治は病院に入院しているので、杏梨は登場していない。
  • 伯朗の亡き母・禎子(斉藤由貴)が支倉祥子(安蘭けい)にネックレスを盗まれたエピソードはドラマのオリジナル。
  • 支倉祥子(安蘭けい)が使用人の君津と不倫していたエピソードはドラマのオリジナル。原作では君津くんは未登場
  • 祥子が看護師の杏梨に『康治を殺して』と依頼したのはドラマのオリジナル。
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危険なビーナス 原作とドラマの違い 第5話

【第5話のストーリー】

動物病院で勤務中の伯朗(妻夫木聡)のもとに差出人不明の手紙が届く。そこには「今夜、康治が殺される」と書かれていた。

楓(吉高由里子)は「誰かが康治さんを殺そうとしていて、誰かがそれを止めようとしている」と推理する。

一方矢神家では、波恵(戸田恵子)が夜7時に親族を集めて”開かずの間”を開け、遺産を再確認することを決めていた。

夕方、矢神家を訪れた伯朗と楓は、康治の無事を確認する。育ての親・康治に対する複雑な思いを吐露した伯朗に対し、楓は康治殺害計画を阻止する作戦を提案する。楓はベッドの下に潜り込み、伯朗は親族が揃う部屋へ。

やがて、“開かずの間”を開ける時刻が近づき…

第五話のドラマと原作の違い

  • ドラマの陰山元美(中村アン)は『伯朗のトラウマ(猫の実験を見たこと)』を知っていたが、原作の元美は知らない
  • ドラマの楓は伯朗のトラウマを知った時『その時の伯朗少年を抱きしめてあげたい』と康治の部屋で言っていたが、原作では楓のマンションで伯朗と飲んでいる時にこのセリフを言っていた。
  • 楓、元美、伯朗の3人でランチに行ったのはドラマのオリジナルエピソード。
  • 伯朗がミニチュアダックスを診察した時『人間の都合で作り出された犠牲者』とつぶやいたのはドラマのオリジナル。
  • 原作の伯朗は千代の富士ではなく『琴風』が好き。
  • ドラマの伯朗は幼少期、義父の康治に『相撲や釣りに連れて行ってくれた』と話していたが、原作ではディズニーランドにも連れて行ってもらっていた。
  • ドラマでは支倉祥子(安蘭けい)が『勇磨と佐代は親子』だと伯朗に告げていたが、原作では百合華(堀田真由)が伯朗に伝えていた。
  • 原作では”開かずの間”にあったアルバムの中に、伯朗の亡き父・一清が描いた絵の写真が納められていた。
  • 原作では”開かずの間”がオープンした時、矢神牧雄(池内万作)もその場にいた。ドラマ版の牧雄は入院中なので不在だった。
  • ドラマでは祥子(安蘭けい)が『伯朗さんの母は殺害された』と暴露していたが、原作の祥子は伯朗の母の死について何も知らない。
  • ドラマ版の祥子は『佐代(麻生祐未)が母に毒を盛った』という理由で佐代と勇磨を恨んでいたが、原作ではこのエピソードは無く、二人を恨んではいない。

矢神家、盗聴器だらけ^^;

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危険なビーナス 原作とドラマの違い 第6話

第6話のストーリー

伯朗(妻夫木聡)は、母・禎子(斉藤由貴)が矢神家の人間に殺されたと聞きショックを受ける。楓(吉高由里子)からも、明人(染谷将太)が母の死の真相を暴こうとしていたことを聞き、兄である自分になぜ相談してくれなかったのかとやりきれない。

明人の失踪と禎子の死の真相には何か関係があるのか?と考察する伯朗と楓。気になるのは「30億の遺産よりももっと価値があるもの」という牧雄(池内万作)の言葉だ。しかし、その牧雄が「退院する」とメモを残し、病院からいなくなってしまう。

伯朗は母の遺品の中に実家のアルバムがないことに気づく。禎子が亡くなった後、そのアルバムは矢神家で処分されてしまったのだろうか?そして、今は更地となった小泉の実家の土地がどうなっているのか、確かめに行った方がいいと順子は伯朗に助言する。

その頃、楓は勇磨(ディーン・フジオカ)と2人で会っていて…。

【第6話のドラマと原作の違い】

  • ドラマの明人は母を殺害した犯人について『合鍵を持っていたら簡単に家に入れる』と楓に話していたが、原作では楓ではなく伯朗に話していた。
  • 原作では勇磨のインスタは登場していない。
  • ドラマでは楓と勇磨が食事をした後、『家でお茶でも』と楓が誘った後に伯朗が現れていたが、原作ではお茶した後に伯朗が現れていた(楓は勇磨を家に上がらせていた)。
  • 原作の伯朗は矢神家の”開かずの間”にあった母の私物の中から、赤いサンゴの指輪を楓にプレゼントしていた。
  • ドラマ版の牧雄さん(池内万作)は狂人のごとく描かれているが、原作ではそれほど狂っておらず、エビピラフとサイコロステーキが大好物のカワイイおっさんである。
  • ドラマ版の伯朗はこれまでに二度 楓にビンタされているが、原作では一度だけ
  • 影山元美(中村アン)が『魚の骨抜きがうまい』という設定はドラマのオリジナル。
  • 幼少の伯朗と明人が天井裏に空気銃やおもちゃを隠したのはドラマのオリジナル。
  • 天井裏に明人の手紙があったのはドラマのオリジナル。
  • 明人が誘拐犯と思われる人物にカメラを向けられていたエピソードはドラマのオリジナル。
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危険なビーナス 原作とドラマの違い 第7話

第7話(2020年11月22日放送)のストーリー

伯朗(妻夫木聡)と楓(吉高由里子)は小泉の家を探る中で、明人(染谷将太)が数年前に小泉の家に来て母・禎子(斉藤由貴)が亡くなったお風呂場をじっと見つめて佇んでいたこと、そして禎子が亡くなる少し前に、なぜか佐代(麻生祐未)がそこを訪れていたことを知る。

動物病院へ戻った伯朗と楓は、小泉の家から持ち帰ったアルバムを見て、あれこれと推理する。そんな伯朗と楓の様子を外から伺う黒服の男がいた…。

伯朗は矢神家を訪れ、寝たきりの康治(栗原英雄)から母の死の真相を聞き出そうと試みる。しかし康治は、「あきとにうらむな」という謎のメッセージを文字盤に残して、再び眠りに落ちてしまう。

一方、とある幾何学模様の画を見つけた勇磨は、それが牧雄(池内万作)の追い求める、30億の遺産よりも「価値あるもの」につながる重要な資料と考え、それをネタに楓にアプローチをかけてきて…。

【第7話のドラマと原作の違い】

  • ドラマでは母の実家を訪れた伯朗が牧雄に銃で撃たれる妄想をしていたが、原作ではその妄想はしていない。
  • ドラマの矢神康治は目線モニターで『あきと うらむな』と意思を伝えていたが、原作では目線モニターは登場していないので、口で伝えていた。
  • 原作では楓と池田院長は会っていない。
  • ドラマでは伯朗と楓の二人で佐代の店(銀座のクラブ)に行っていたが、原作では伯朗一人で行っていた。
  • 原作の伯朗は佐代のクラブを訪れたとき、美人ホステス達をエ●目線でガン見していた(笑)
  • 原作の伯朗は佐代にシャンパンをごちそうになったお礼に、『もしペットを飼うことがあれば、うちの動物病院でお世話させていただきます』と言っていた。
  • 原作では佐代が伯朗にごちそうしたシャンパンの銘柄は『ドンペリ』だった。
  • ドラマの勇磨(ディーンフジオカ)は康治の研究室でフラクタル図形の絵を発見していたが、原作では伯朗が康治の財産部屋(開かずの間)でこの絵を発見していた。
  • 勇磨が楓のマンションに盗聴器を仕掛けたのはドラマのオリジナルエピソード。
  • 牧雄が伯朗のマンションに来たのはドラマのオリジナルエピソード。
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危険なビーナス 原作とドラマの違い 第8話

【第8話のストーリー】

伯朗(妻夫木聡)は、突然自宅に押しかけてきた牧雄(池内万作)から、脳の研究をしていた康治(栗原英雄)の研究記録を見つけて欲しいと言われる。

そこには、伯朗の実父・一清(R-指定)の脳腫瘍に対する研究データがあり、それが人類の未来において画期的な発明に繋がる内容だというのだ。さらにその研究資料は、康治から伯朗の母・禎子(斉藤由貴)が譲り受けているはずだから伯朗こそがそれを探す者として適任だと断言する。

牧雄が探していた30億の遺産よりも「価値があるもの」とは、康治の研究記録だった。

一方、勇磨(ディーン・フジオカ)もその研究記録の価値に気づき、母・佐代(麻生祐未)に内緒で単独行動をしていた。そんな勇磨の様子に気づいた佐代は、ある日伯朗に「勇磨と楓さんはつながっている」と忠告し…。

【第8話のドラマと原作の違い】

  • 伯朗と池田院長がうな重を食べにいったのはドラマのオリジナルエピソード。原作の院長は高齢&呑兵衛のためほぼ病院にきていない。
  • 長女の波恵(戸田恵子)が遺伝子鑑定結果の封筒を受けとっていたのはドラマのオリジナル。
  • ドラマの波恵は使用人の君津に『あなたは必要な人間だからこの家に置いている』と意味深なセリフを言っていたが、原作では君津は未登場なのでこのセリフは言っていない。
  • 伯朗が佐代(麻生祐未)に『明人が行方不明中』だと認めたのはドラマのオリジナル。
  • ドラマの牧雄(池内万作)は伯朗の家で後天性サヴァン症候群の説明をしていたが、原作では牧雄の家でしており、この時 勇磨と楓も一緒だった。ちなみに原作の牧雄は矢神邸ではなく2階建てのボロアパートに住んでいる。
  • ドラマでは楓が脳研究患者のブログ主とコンタクトを取っていたが、原作では伯朗が連絡を取っていた。
  • ドラマの佐代は勇磨と楓が裏で繋がっていると疑っていたが、原作では疑っていない。
  • ドラマの矢神康治は幼少の伯朗が”猫の実験映像”を見て苦しんでいた事をキッカケに脳の研究をストップしていたが、原作では伯朗は関係なく、『人間が手を出してはならない領域』と気づいたことで研究を凍結していた。
  • 原作では伯朗と楓が2度目に母の実家を訪れた際、天井裏から『矢神康治の脳研究レポート』を発見していた。このとき勇磨も一緒だった。
  • ドラマ第8話で波恵が『緊急の親族会を開く』と伯朗に電話で宣言していたが、原作では親族会は最初の一回しか開かれていない。
  • ドラマでは酔った伯朗が元美(中村アン)にハグしていたが、原作ではハグしていない。
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危険なビーナス 原作とドラマの違い 第9話

伯朗(妻夫木聡)は混乱していた。母・禎子(斉藤由貴)の死の真相と、明人(染谷将太)の失踪、後天性サヴァン症候群に関する康治(栗原英雄)の研究記録。それらは関係があるのか? そして、楓(吉高由里子)は自分を裏切り、勇磨(ディーン・フジオカ)とつながっていた…。伯朗は苦しい胸の内を元美(中村アン)に吐露する。

翌朝、楓が勇磨と共に「誤解を解きたい」と動物病院にやって来る。さらに勇磨は伯朗に「手を組もう」と持ちかける。康治の研究記録を手に入れたい勇磨は、代わりに明人捜しに力を貸すと言う。楓も3人で明人を捜そうと訴えるが、楓への不信感がぬぐえない伯朗は2人を追い返す。

康治の死期がいよいよ迫り、矢神家で親族会が開かれた。遺産相続人である明人が戻ってこなければ、遺産は残る親族で均等に分配か…。一族それぞれの思惑が交錯する中、波恵(戸田恵子)が衝撃発言をする!

“楓は本当に明人の妻なのか――。” 伯朗は楓の正体を探るため、彼女の実家だという焼き鳥屋を元美と訪ねる…。

【第9話のドラマと原作の違い】

  • 伯朗が元美(中村アン)に手作りシフォンケーキをプレゼントしたのはドラマのオリジナルエピソード。
  • 伯朗と元美が楓の両親が経営する焼き鳥屋に実際に行ったのはドラマのオリジナル。原作ではこの焼鳥屋は話の中でしか登場していない。
  • 使用人の君津くんが康之介の隠し子だったというエピソードはドラマのオリジナル。原作には君津くんは未登場。
  • 伯朗が順子おばさんに『楓の実家の住所を調べてほしい』とお願いしたのはドラマのオリジナル。
  • 今さらだけど、ドラマの勇磨(ディーン・フジオカ)は伯朗の事を『貧乏人w』と連呼しすぎ(笑)
  • 百合華(堀田真由)が楓の母親を尾行したエピソードはドラマのオリジナル。
  • 原作では勇磨が初めて伯朗の動物病院に来た時、タバコを吸おうとして伯朗に注意されていた。
  • 百合華が拉致され、監禁中の明人と遭遇したのはドラマのオリジナル。
  • ドラマの矢神康治(栗原英雄)は伯朗に看取られながら亡くなっていたが、原作では物語の最後で明人に看取られながら亡くなっていた。
  • 原作の康治が亡くなったのは、全ての事件が片付いた後だった。
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危険なビーナス 原作とドラマの違い 最終回

矢神家の親族会。当主・康治(栗原英雄)が亡くなり、明人(染谷将太)が戻らない今、矢神家の遺産はいよいよ康之介(栗田芳宏)の子たちに均等に分配されることになった。

しかし、楓(吉高由里子)は後天性サヴァン症候群の研究記録さえ見つかれば明人を救い出せると波恵(戸田恵子)に訴え、勇磨(ディーン・フジオカ)も楓に味方する。

その時、行方を晦ましていた牧雄(池内万作)が突然現れ、それをきっかけに一族で醜い言い争いが勃発する。見かねた波恵が一同を制し、康之介に関するある重大な事実を語り、「矢神家は康治の代で終わりにします」と言い放つ。

そんななか、「母から譲り受けた貴重なものを渡さなければ明人を殺す」という犯人からのメールが届いたと親族の前で告白する伯朗(妻夫木聡)。「明人は必ず僕が救い出します!」と宣言し、矢神家を後にする伯朗―。

全ての謎が明かされ、ラストには驚愕の結末が待ち受けるー。最後の最後まで目が離せない最終回!!

【最終回のドラマと原作の違い】

  • 牧雄(池内万作)と祥子(安蘭けい)が手を組んで『ニセモノの後天性サヴァン症候群の記録』を用意したのはドラマのオリジナルエピソード。
  • 波恵(戸田恵子)が先代・康之介に毒を盛ったエピソードはドラマのオリジナル。
  • ドラマ版の伯朗は順子おばさん(坂井真紀)に『母の実家が取り壊されていなかった』事を話していたが、原作では話していない。原作では伯朗が母の実家で見つけた”家族写真”を順子に見せており(生前の母から預かっていたとウソをついて)、このウソを見抜いた憲三が、実家が現存している事を察知していた。
  • ドラマの憲三(小日向文世)は明人から受け取った”寛恕の網”の写真を持っていたが、原作の憲三は明人に写真を見せられたものの、その後禎子が処分しており、憲三の手には渡っていなかった。
  • ドラマでは母の実家に火を放った憲三が楓を人質に取り伯朗に絵を探すよう強いていたが、原作の憲三は楓を人質に取っていない。
  • ドラマの明人は『アニキのあとを追って』母の実家に来たと話していたが、原作では『勇磨と一緒に』母の実家に来ていた。
  • ドラマではラストで伯朗が明人をハグしていたが、原作ではしていない。
  • ドラマの伯朗は楓のアドレスを消去していたが、原作ではその描写はなかった。
  • ドラマの勇磨(ディーン・フジオカ)はゲットした『後天性サヴァン症候群の研究記録』を使ってビジネスする気マンマンだったが、原作の勇磨はこの記録を明人に譲っており、金儲けのネタにはしなかった。
  • ドラマでは明人と百合華(堀田真由)が最後に婚約発表をしていたが、原作では婚約の事実はなかった。(交際を匂わす描写は最後にあった)。
  • ドラマのラストシーンは伯朗と楓がレストランで再会するシーンだったが、原作では楓が動物病院に来て再会していた。

    この時 楓はペットとして飼い始めた『ミニブタ』を連れてきており、伯朗のことを『伯ちゃん』と馴れ馴れしく呼んでいた(笑)

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