【危険なビーナス】池内万作が演じる牧雄(まきお)は犯人?欲しい物の正体とは

2023年09月22日

ドラマ『危険なビーナス』で池内万作さんが演じる矢神牧雄のキャラクター解説です。

華麗なるセレブ一族・矢神家の次男として生まれた牧雄とはどんな人物なのか?原作小説を元にその正体を追っていきます。

【注意】この記事には原作の内容が一部含まれます。

※結末や犯人などはネタバラシしていません。

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危険なビーナス 池内万作が演じる矢神牧雄の正体

危険なビーナス 池内万作

『危険なビーナス』矢神牧雄(池内万作)の過去や現在、知られざる衝撃の正体についての解説です。

【矢神牧雄のキャラクター紹介】

  • 【年齢】…ドラマ版は56歳。原作では60歳前後。
  • 【職業】…現在は無職で年金暮らし。かつては脳研究に心血を注ぐ医学者だった。現在も独自に研究を続けている。
  • 【住んでる所】…原作では矢神家を離れ、木造の2階建て激安アパートの角部屋で暮らしている(駐車場なし)。
  • 【結婚歴】…未婚。子供なし。
  • 【性格】…直情型でキレやすく、言葉遣いも荒々しい。親族からは”変わり者”、”マッドサイエンティスト”などと敬遠されている。
  • 【その他】…容姿、身なりはお世辞にも清潔感があるとは言えず、髪もヒゲも伸び放題。生活の全てを脳研究に捧げている様子が伺える。義弟の矢神勇磨(ディーンフジオカ)が経営するダイニングキッチンで食事を済ませる事も多々あり、自炊はしていないっぽい。
  • 【好物】…サイコロステーキ、エピピラフ(容姿の割に食生活はカワイイw)。
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池内万作

ドラマ『危険なビーナス』の出演陣のなかで一際異彩を放つ研究者・池内万作さんのプロフィール情報をご紹介♪

本名:池内 万作
生年月日:1972年3月27日(48歳)
出身地:東京都
身長:180 cm
血液型:O型
配偶者:本田みちよ
著名な家族:伊丹万作(祖父)、伊丹十三(父)、宮本信子(母)、大江健三郎(叔父)

参考:https://ja.wikipedia.org/池内万作

略歴:高校卒業後にイギリスに渡り、演技を学ぶ。帰国後、映画『フラート』にて俳優デビュー。

主な出演作品:『連続テレビ小説 あぐり』『龍馬伝』『金田一少年の事件簿』『こちら本池上署シリーズ』『トレース〜科捜研の男〜』『逆転報道の女』他多数。

出典:東宝芸能 池内万作

矢神牧雄(池内万作)と親族との関係

華麗なるセレブ一家・矢神家の次男である矢神牧雄(池内万作)。

亡き先代当主・矢神康之介の”後妻”との間に生まれ、現当主の矢神康治(栗原英雄)の義弟にあたる人物です。※康之介の前妻、後妻はともに死去。

ちなみに康之介には六人の子供がおり、長男の康治と長女の波恵(戸田恵子)は前妻の子、牧雄と祥子(安欄けい)は後妻の子、佐代(麻生祐未)と勇磨(ディーン・フジオカ)は養子という続柄。

ややこしいのが佐代と勇磨^^;。原作の佐代は康之介の元愛人で、勇磨は二人の間に出来た子。康之介は母子ともども、遺産を与えるために養子として引き取ったのです。

危険なビーナス 牧雄(まきお)と手島伯朗の関係は?

危険なビーナスの主人公・手島伯朗(妻夫木聡)と矢神牧雄の関係を解説。

伯朗にはかつて手島一清という父がいましたが、病のため33年前に死去。その後、母の禎子(斉藤由貴)が矢神家の長男・康治と再婚したことで、伯朗は矢神家の養子となりました。

しかし伯朗は矢神家の生活に馴染めず、20歳の時に除籍。元の手島に姓を戻します。これにより伯朗は矢神家と法的に無関係となり、現在、かつての親族・矢神牧雄(池内万作)ともアカの他人という関係です。

危険なビーナス 牧雄と伯朗のシーン。

『危険なビーナス』原作小説では、主人公の伯朗と矢神牧雄は2回しか顔を合わせていません。

最初の出会いのシーンは親族会の時。危篤中の矢神牧雄(栗原英雄)が亡くなった時に備え、伯朗と楓(吉高由里子)は遺産分配の会議に出席。このとき牧雄と数十年ぶりの再会を果たしました。

会議の間、ひたすら無口だった牧雄。まさに”THE変人”のオーラ全開で、他の親族たちも『彼はほっておけ』的に存在を無視します。

しかし、楓が『牧雄さんはどんなお仕事をされているんですか?』とフレンドリーに問いかけた事で、牧雄は嬉しそーに口を開きます。自身のライフワークである脳の研究について、『聞いて聞いて♪』と言わんばかりにペラペラ語りだしたのです。楓は「…そうなんですね」とドン引きです(笑)

牧雄(池内万作)との二度目の出会い

伯朗と矢神牧雄(池内万作)が二度目に会ったのは物語の終盤です。

このとき伯朗、楓、矢神勇磨(ディーン・フジオカ)の3人は”亡き母が残したお宝”を探していました。牧雄がその在処を知ってると考え、情報を探りに彼のボロアパートを訪れます。

結果、伯朗たちが探していた”お宝”は、牧雄が手に入れたい物と同じモノであることが判明します。

牧雄が手に入れたがっている物、欲しい物の正体とは?

牧雄は30年以上も前からある物を探し続けていました。それは康治の脳研究の記録です。

かつて、康治とともに脳の研究に明け暮れていた牧雄。研究テーマは”後天性サヴァン症候群”。人為的に天才を作り出す禁断の研究です。

研究のキッカケは伯朗の父・一清

ドラマ『危険なビーナス』で伯朗の亡き父・一清を演じるR-指定さん。

今から約33年前、伯朗の父・一清は、康治と牧雄の研究素材でした。

重い脳腫瘍を患っていた一清は、康治たちが施した実験により症状が一時的に回復。その副作用で天才に目覚め、死の間際、『寛恕の綱』という衝撃の絵を残しました。

一清の死後、康治はこの研究をさらに発展させるため、実験対象となる患者を新たにゲット。原作の伯朗が親族会でみた”フラクタル図形の絵画”は、この患者が描いたものです。

康治はこの患者の死を最後に、突然この研究を闇に葬ります。人間が手を出してはならない領域だと気づいたのです。

共同研究者だった牧雄(池内万作)は『そりゃないぜアニキ!』と大慌て。牧雄はこの研究に大きな可能性を感じており、康治が独断で決めた中断に未練タラタラとなりました。

研究記録はどこに?

この研究記録は、康治の再婚相手である禎子(斉藤由貴)が実家の天井裏に隠しました。息子の伯朗や明人(染谷将太)に”違法スレスレの人体実験”を知られたくないと思ったからです。

月日は流れ現在。牧雄は未だにこの記録を狂ったように探し続けています。

親族会で牧雄が言った『アレは私のものだ!』というセリフの意味

ドラマ版『危険なビーナス』第1話で、矢神牧雄(池内万作)が気になるセリフを言っていました。『アレは私のものだ…!』

もしドラマと原作が同じストーリーなら、牧雄の言う”アレ”とは矢神康治の脳研究のデータの事だと思われます。

牧雄はなぜこのデータが必要なのか?彼は康治の共同研究者だったのだから、データの内容は頭に入っているハズなのに…。

実は共同研究者といっても、牧雄は康治の補佐的な役割しか与えられていませんでした。メインの研究者は康治のみで、牧雄は研究の詳細を知りません。

康治の研究を引き継ぎたいと願っている牧雄にとって、この記録は矢神家の財産以上に価値があるモノなのです。

記録を発見した伯朗たち。しかし…これじゃない!

物語の終盤、伯朗と楓は、母の残した”貴重なモノ”の正体が『康治の脳研究の記録』だと確信します。

矢神勇磨(ディーン・フジオカ)を含めた3人は、伯朗の亡き母の実家からついにそのデータを発見!

しかし!この直後、伯朗たちは気づきます。”貴重な物”が研究データとは別のモノだったことを…!

ドラマ版で牧雄を突き落とした犯人の正体は?

『危険なビーナス』ドラマ第1話で矢神牧雄(池内万作)は謎の人物にエスカレーターから突き落とされていました。

原作ではこのエピソードは描かれていないのでネタバレはできませんが、親族のだれか、もしくは原作のラスボスにあたる”真犯人”の犯行である可能性が高いと思われます。

そのラスボスもまた、『伯朗の母・禎子が残した”貴重なもの”』を長年探し続けている人物なのです。

危険なビーナス 池内万作まとめ

『危険なビーナス』池内万作さんが演じる矢神牧雄のまとめです。

  • 牧雄は矢神家の当主・康治と共同で脳の研究をしていた。
  • 牧雄は康治が残した『脳研究の記録データ』を探し続けている。
  • 伯朗の亡き父・一清は、かつて牧雄と康治の患者だった。
  • 伯朗の亡き母・禎子は記録データを実家の天井裏に隠していた。
  • 物語の最後、禎子が残した”貴重なモノ”の正体が、記録データとは別のものだと判明する。

母が残した”貴重なモノ”は脳研究のデータではなかった!果たしてそれは何なのか?

原作の結末は以下の記事で詳細を解説しているので、ネタバレOKな方はぜひご覧ください。

以上、『危険なビーナス』池内万作さんが演じる矢神牧雄の正体ネタバレでした。お読み頂きありがとうございます♪

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