【危険なビーナス】寛恕の網とフラクタル図形。貴重な物とは?ドラマ第7話ネタバレ

2023年05月30日

ドラマ『危険なビーナス』第7話のストーリーと感想です。※ネタバレ注意。

前回、母の実家で謎の人物と遭遇した伯朗と楓。敵か味方か?その正体がついに明かされます。

そして…ついに判明しつつある”貴重な物”の正体!亡き父が残した『寛恕の網』という謎の絵が関係していそうです。

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危険なビーナス 第7話ネタバレ。寛恕の網(かんじょのあみ)とフラクタル図形。貴重な物とは?

危険なビーナス 貴重な物は寛恕の網

『危険なビーナス』ドラマ第7話(2020年11月22日放送)あらすじ&ネタバレ感想。

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取り壊されたはずの母の実家がまだ建っていたことに驚く伯朗(妻夫木聡)。楓と家の中を捜索していると、謎の男が勝手に侵入。病院を抜け出してきた牧雄(池内万作)だったΣ(゚Д゚)!

牧雄は二人を銃で殺害!『楓さん…愛してる…(ガクッ)』『私もです…(ガクッ)』。二人はお互いの愛を確かめ合ったのち、息を引き取った…(T_T)

…と思いきや、これは伯朗のいつもの妄想(笑)実際に現れたのは狂人・牧雄ではなく、近所に住むイモトというオジサンだった。

伯朗はイモトさんから話を聞き、彼が矢神康治(栗原英雄)の依頼でこの家を管理していたことを知る。

イモトさんの衝撃の証言

イモトさんから衝撃の事実を聞かされた伯朗。『この家の合鍵を矢神佐代さんに渡したことがある』

なぜ佐代(麻生祐未)がこの家に?しかも合鍵を持っていた?

もしや…佐代は母を殺害し、合鍵を使って密室殺人を演出したのでは…?

伯朗と楓は矢神佐代に疑いの目を向けることに…。

康治(栗原英雄)『あきと うらむな』

伯朗は矢神家に行き、危篤の康治にこう聞いた。『母を殺害した犯人は佐代さんですか?』

康治はこの質問には答えず、謎のメッセージを目線モニターで発信。『あきと うらむな』

意味不明の伯朗(・・?明人は誰かを恨んでいる?母を手にかけた犯人の事なのだろうか?

”貴重なもの”を探す牧雄(池内万作)

その頃、病院を抜け出し失踪中だった矢神牧雄(池内万作)が矢神康治の研究施設を物色。『遺産より価値のある貴重なもの』を探しているようだ。

ここで牧雄は康治の助手からある情報をゲット。『以前、矢神勇磨さんもこの施設を訪れ、古い絵の写真をカメラに納めていましたよ』

勇磨(ディーンフジオカ)がなぜここに…?牧雄は『…あいつも気づいたか…?』と意味深なことを呟いた。

危険なビーナス 第7話ネタバレ:院長が初登場

ドラマ『危険なビーナス』第7話ネタバレの続き

翌日、伯朗は動物病院に来た楓(吉高由里子)に『あきと うらむな』の件を相談。

やっぱり佐代が怪しいと相談する二人。そこにこの病院の院長が登場。陽気なナイスミドルの院長は、『これから元美ちゃんとデート♪』とゴキゲンだ(*^^*)

その元美(中村アン)は窓の外に怪しい男を発見。黒服でサングラス姿の不審人物…!『私、行ってきます』元美が接触し追い払うと、伯朗と楓がマンガのような探偵ファッションで尾行を開始。

男は銀座にある矢神佐代のクラブに入っていった。

佐代(麻生祐未)の銀座のクラブへ

佐代(麻生祐未)が経営する銀座のクラブに突入した伯朗と楓。

佐代によると謎の男は佐代の部下で、伯朗のスパイをしていたらしい。佐代は『ただ伯朗さんの様子を見てもらってただけ』と悪びれることなく弁明し、伯朗と楓に高級シャンパンをふるまった。

伯朗は母の実家の件を佐代に問いただした。『合鍵を使って何をしたんですか?もしやあなたが母を…!?』

佐代は質問をはぐらかし、二人を追い返してしまった。

佐代(麻生祐未)と禎子(斉藤由貴)の関係。高校の同級生だった!

亡き母・禎子(斉藤由貴)と佐代(麻生祐未)はどういう関係だったのか?伯朗は母のアルバムにあったある写真に手がかりを見つけ、再び佐代の店へ。

その写真は高校時代の母と佐代が並んで写るツーショット写真。二人はかつて同じ高校に通っていた仲良し同級生という関係だったのだ。

写真を見せられた佐代は重大ネタバレを伯朗にいろいろ教えてくれた。

  • 佐代がイモトさんから預かった合鍵で実家に行った理由は『卒業アルバムを借りるため』。母・禎子(斉藤由貴)の許可も取っていたという。
  • 禎子と矢神康治を引き合わせたのは佐代だった。佐代は同窓会で再会した禎子から夫・一清の病を相談され、これが佐代の愛人だった矢神康之介の耳に入り、息子の康治が一清を患者として引き取った。この出会いが禎子と康治の再婚のキッカケだったのだ。
  • 康治は患者として引き取った一清に”特別な治療”を施していた。その後、画家だった一清は再び絵が描けるまで回復したという。
  • 矢神牧雄(池内万作)は康治の共同研究者だった。

話を聞いた伯朗にある疑念がよぎる。『母は父が亡くなる前にすでに康治に会っていた…。もしや康治が母をゲットするために意図的に父の死を早めたのでは?』

フラクタル図形の絵

伯朗は矢神家へ。康治が亡き父・一清に施したという”特別な治療”について調べるためだ。

伯朗は康治の書斎で研究記録を捜索。すると机の引き出しから幾何学模様が描かれた絵の写真を発見。裏には『フラクタル図形 1990年の患者・M』と書かれていた…。

【フラクタル図形とは?】

フランスの数学者ブノワ・マンデルブロが導入した幾何学の概念。図形の部分と全体が自己相似(再帰)になっているものなどをいう。

よく挙げられる例に海岸線の形がある。一般的な図形は複雑に入り組んだ形状をしていても、拡大するに従ってその細部は変化が少なくなり、滑らかな形状になっていく。これに対して海岸線は、どれだけ拡大しても同じように複雑に入り組んだ形状が現れる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/フラクタル

貴重な物は『研究記録』?

その頃、矢神勇磨(ディーンフジオカ)は楓のマンションを訪れていた。

康治の研究施設で見つけたフラクタル図形の写真を楓に見せ、『この研究記録が遺産よりも”貴重な物”に違いない』と言った。

『明人の私物を見せてほしい』と楓にお願いする勇磨。研究の手がかりがあると睨んだようだ。

寛恕の網(かんじょのあみ)

『私の勘だけど、あの楓という女性、ただものじゃないわ…。』

佐代(麻生祐未)に意味深な警告をされた伯朗。帰宅すると、母の私物にあったアルバムを開いた。このアルバムには亡き父・一清がこれまでに描いた作品群の写真が納められていた。

最後のページを開いた伯朗の手がピタッと止まる。父が死の間際に描いていた『寛恕の網(かんじょのあみ)』という作品だけがなぜか抜き取られていたのだ。

ここで謎の来客が。まさかの牧雄(池内万作)だった。『開けろ!』

勇磨(ディーンフジオカ)が盗聴器を

その頃、勇磨は車の中で不気味な笑みを浮かべていた。実は先ほど楓の部屋にお邪魔したさい、コンセントに盗聴器を仕掛けていたのだ。

明人の私物を見たいと言ったのはただの口実で、実は盗聴器を仕掛けることが目的だったようだ。

マイクを通じ、何者かが楓の部屋に上がりこんだ事を知った勇磨。『…そうだったのか!このゲーム俺の勝ちだ!』

勇磨は車を降り、再び楓の部屋へと向かった…。

【危険なビーナス ドラマ第7話 終】

視聴率…10.9%

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危険なビーナス 第7話の感想

ドラマ「危険なビーナス」第7話の感想です。

  • 院長先生、初登場なのに凄まじい好感度。演じていたのは俳優の辻萬長さんで、調べてみるとNHK大河ドラマの常連で、昭和の刑事ドラマの金字塔『太陽にほえろ』『Gメンシリーズ』などにも出演した名優だそうだ。
  • 母の実家に現れた謎のオッチャン・イモトさんを演じていたのは石井愃一さん。この方も映画『男はつらいよ』シリーズの常連という大御所。危険なビーナス、ゲストが知る人ぞ知る名俳優だらけで豪華。
  • 伯朗をスパイしていた黒服のサングラス男が『カイジ』に出てきそう。
  • 人を欺くことが苦手そうな伯朗が探偵とかやるとああなる
  • 『銀座の高級クラブのママ』役がハマりすぎの麻生祐未。ちなみに経営するクラブの店名『curious』は”好奇心をそそる”的な意味があり、楓の正体を『タダもんじゃない』と疑う佐代ママの心中を表しているように思える。
  • クラブの後で佐代と伯朗が行ったバー『ナインティーン』って、店名からして未成年雇用しまくってそうで摘発されないか心配。
  • 妄想の牧雄さんが銃を持っていたが、リアルでも持ってそう
  • ドアモニターに落ち武者が!と思ったら牧雄さんだった。
  • 牧雄さんが登場した回はぜんぶ牧雄さんが主役になる事に気づいた。
  • 勇磨が楓の家に仕掛けた盗聴器、ジージー音しててすぐバレそう。
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次回のストーリー

伯朗(妻夫木聡)は、突然自宅に押しかけてきた牧雄(池内万作)から、脳の研究をしていた康治(栗原英雄)の研究記録を見つけて欲しいと言われる。

そこには、伯朗の実父・一清(R-指定)の脳腫瘍に対する研究データがあり、それが人類の未来において画期的な発明に繋がる内容だというのだ。

牧雄が探していた30億の遺産よりも「価値があるもの」とは、康治の研究記録だった。

一方、勇磨(ディーン・フジオカ)もその研究記録の価値に気づき、母・佐代(麻生祐未)に内緒で単独行動をしていた。そんな勇磨の様子に気づいた佐代は、ある日伯朗に「勇磨と楓さんはつながっている」と忠告し…。

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