【トドメの接吻】エイトの母親（奥貫薫）を救え！！第5話

ミコトと尊氏の父である並樹グループ社長が亡くなった(T_T)これを機に尊氏は養子縁組を解消し、ミコトと結婚して並樹グループのトップに立つことを宣言した。

二人の結婚を阻止するため、エイトはサイコにキスをし、過去にタイムリープ！並樹社長の死を食い止めれば未来は変わると考えたのだ。

7日前に戻ったエイトは並樹社長が入院する病院に連絡を入れ、容態をチェックするよう依頼。しかし並樹社長は回復することなく、帰らぬ人となってしまった…。

父を看取ったのは尊氏だった。『ホントは救えたんじゃないんですか？』と尊氏を疑うエイト。

そこに駆けつけたミコト。尊氏から12年前の沈没事故の船長がエイトの父だったこと聞いたミコトは『もうあなたの言うことは信じない。』とエイトに冷たい言葉を浴びせた。

尊氏たちが事故にあった船に乗っていたことを知ったエイト。『あの金持ち連中は並樹グループだったのか…！』と驚いた。

社長の死が避けられないものと分かり、尊氏たちの結婚を阻止するすべを失ったエイトは行き詰まってしまった。何か方法は無いのか…？

エイトは病院で会った長谷部の様子がおかしかった事を思い出した。尊氏がなぜ急にミコトと婚約して会社を継ぐ気になったのか、その理由を知ってるのかも…？

長谷部に会いに行ったエイトは思わぬ情報を得ることに成功。長谷部は尊氏が叔父の郡次から脅されているシーンを目撃しており、その時 郡次はテープのようなモノをチラつかせていたという。

エイトはこのテープに尊氏のスキャンダルネタが収められていると考え、郡次からテープを奪う計画を実行に移した。

尊氏とミコトの婚約披露パーティーにやって来たエイト。柱の影から郡次が持つテープを奪うチャンスを伺っていた。どうやらテープは彼の上着に入れてあるようだ。

そこに一本の電話が。エイトの母が怪我をし、意識不明の重体であるという病院からの連絡だった。すぐに病院に来てくれと言われたが、『…今は無理だ！』と電話を切ってしまった。

エイトは郡次に近づき、持っていたワインをわざとらしく彼のシャツにぶっかけた。エイトは逃走し、郡次は着替えるために控室へ。すると彼の上着を預かった給仕係が突然姿を消した。給仕係はエイトの仲間だったのだ。

エイトはまんまとテープを手に入れることに成功した♪

エイトが病院に着くと、母はすでに亡くなっていた。亡骸と霊安室で対面するエイト…。

そこにキス女・佐藤サイコ（門脇麦）が現れた。『…時間を戻せば助けられるよ。』

しかしエイトはこれを拒否し、霊安室を後にした。

家に帰ったエイトは郡次から奪ったテープをさっそく再生した。しかし映っていたのは少年時代の尊氏が物を投げるシーンのみ…。『なんだこれ？どこがスキャンダルなんだよ！』と声を荒らげた。

朝。目を覚ましたエイトは冷蔵庫からグラタンを取り出し、レンジで温めて食べた。このグラタンは先日訪れた母が作ってくれたもの。母を失った悲しみがこみ上げてきた…。

そこに非通知設定の電話が。相手は郡次だった。『君が奪ったテープを200万円で買い取る。』と言う郡次。エイトは20分で行くと言い家を出た。

駐車場に降りるとサイコが待っていた。『今日でお母さんが亡くなって7日目。今なら救える！』

しかし7日前に戻ることは、このテープも失うということ。またゲット出来る保証はない。『尊氏を潰すチャンスは今しか無いんだ！』とサイコを置いてその場を去ろうとするエイト。しかしサイコは諦めなかった。

『前に進めば未来は変えられるってあなたが教えてくれた。私、嬉しかった…。』

立ち止まり、サイコの前に駆け寄ったエイト。『会場の給仕係は俺の仲間だ。絶対にテープを手に入れろ！』と言いキス！7日前にタイムリープした。

7日前に戻ったエイトは母（奥貫薫）が怪我をした場所へダッシュε≡≡ﾍ( ´Д`)ﾉ　階段から足を踏み外す寸前に母を救った。エイトの目には涙が…。

以前 母が家に来た時『光太の事を嫌ってるの？』と聞かれ、返事をしなかったエイト。今、母に本心を打ち明けた。

『嫌いなわけ無いだろ！俺の弟だ。…ただ思い出したくなかったんだ。辛いから…。』

息子の気持ちを知り笑顔を見せる母。すると母が衝撃の事実を語りだした。

『あの事故はお父さんの責任じゃないのよ。本当は船の故障なの。機械室の映像が無くなったって言ってたわ。』

エイトは郡次から奪ったあのテープを思い出した。あの映像は尊氏が船の沈没に繋がる重要な機械を壊した時のものだったのだ！

『あれか…！』

婚約披露パーティーの会場に向かったエイト。果たしてサイコは郡次からテープを奪ってくれたのか…？

到着すると、尊氏に拘束されているサイコの姿が…！郡次からテープを奪うことは成功したが、その後 尊氏に捕まり、取り上げられてしまったらしいOTZ

『彼女が叔父から奪ってくれて助かったよ♪』

尊氏はそう言って笑うと、テープを火の中に投げ込んだ！

テープはこの世から消滅してしまった…。もはや尊氏とミコトの結婚は阻止出来ないのか…？

その後、エイトはなぜか会場に入り、壇上にいるミコトの前に立つと、いきなりキスをした。『何するのよ！』と怒りを露わにするミコト！ざわつく来場者！

『前に進めば未来は変えられる。君なら出来る。』

エイトはミコトの想いに賭けたのだ。父の死後 妹想いだった尊氏は変わってしまった。彼女の気持ちを無視して結婚を急ぐ尊氏に、ミコトは不信感を感じているはずだ。

ミコトは尊氏を見つめ、再びエイトに視線を戻すと、彼にキスを返した。

【トドメの接吻 第5話 終】