セシルのもくろみ。最終回の感想とあらすじ。女性は皆、内にセシルを秘めている

2023年09月22日

『セシルのもくろみ』最終回(第9話)のあらすじと感想です。

新雑誌『ジョワイユ』のカバーモデルのオファーを受けた奈央(真木よう子)。彼女は売上ピンチのヴァニティを捨て新雑誌に行ってしまうのでしょうか…?

別れと旅立ち、戦う女性たちの信念と決意…。最終回の結末に注目しましょう。

ついに最終回か。最近上品な奈央もラストは初心に帰って大暴れしてもらいたい。

ドラマの内外でハラハラさせてくれた真木よう子w最後はツイッターでアツい実況聞きたかったな~w

セシルのもくろみ 前回までのストーリー

ファッション誌『ヴァニティ』の読者属モデルとなった埼玉県春日部市出身の主婦・宮地奈央(真木よう子)。ライター・沖田江里(伊藤歩)とタッグを組みぶつかり合いながらも共に成長。ついに専属モデルとしてデビューした。

憧れのトップモデル・ハマユカ(吉瀬美智子)が手がける新雑誌『ジョワイユ』への引き抜き話を受けた奈央。果たして彼女は『ヴァニティ』を去ってしまうのか…?

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セシルのもくろみ 最終回のあらすじ

セシルのもくろみの最終回

『新しく創刊する雑誌のカバーモデルになってほしい。』

ハマユカから衝撃のお誘いを受けた奈央。さらにハマユカはモデルを引退し、雑誌づくりに専念するという。『嘘でしょ!』と驚く奈央Σ(゚Д゚)

棚ぼたキタ

まず給料面を聞いたほうが良いと思うが。

新雑誌『ジョワイユ』の編集部に通された奈央は目を疑う。なんとジョワイユの編集長はヴァニティを去った黒沢(板谷由夏)が就任。ハマユカと黒沢から熱烈オファーの挟み撃ちを受けた奈央は『もう少しお時間を頂けますか?』と一旦保留にした。

ジョワイユって聞くと格安ジェネリック家電メーカーを思い出すな。

家電チラシのモデルだったら引き抜き詐欺

ちなみにジョワイユ=joyeuxとはフランス語で『楽しい』という意味です。

沖田もヴァニティを辞める…?

ヴァニティ編集部では辞めていった黒沢、ハマユカ、そして前編集長の南城(リリー・フランキー)が合流したのではと噂が立ち、『ヴァニティ、ヤバくね?』と雑誌の未来を危惧する声が上がっていた。

舞子と新編集長がまったく期待されてないというw

足の引っ張りあいばかりで内部崩壊してるしな。

奈央はジョワイユのオファーを沖田江里(伊藤歩)に話した。すると沖田も『…実は私もある所から誘われてる。』と言う。沖田は憧れのブランド・フェローニからPR担当として引き抜きの話を受けていた。

二人は共にヴァニティを辞める可能性がある事を理解した上で、『悔いのない選択をしよう。』とお互いに言い聞かせた。

売上げ激減で落ち込む舞子様

先月、ヴァニティはカバーモデルがハマユカから安永舞子(長谷川京子)に代わり、過去最高の売上を記録した。しかし今月号は一気に売上が激減!これまでの読者共感路線から憧れ路線にシフトチェンジしたことで、読者が離れていってしまったのだ。

購買層のターゲット選定があやふやだな。

これまでカバーモデルだったハマユカも飛び抜けて美人ではないという設定でしたしね。読者の手の届きそうな距離感って大事なんですね。

舞子さまが近寄りがたい雰囲気ありすぎなんだよw

舞子はカバーモデルとして責任を感じていた。珍しく気落ちしている彼女を見かけた奈央。『今更どうして良いかわからない。』という舞子に『間違いを認めれば良いんじゃないですか?』とアドバイスした。

舞子が簡単に自分の間違いを認める訳がない。

ほぼジャイアンだしw

奈央の大演説が炸裂!ヴァニティが再びひとつに!

この非常事態に、編集長から急遽『全員集合!』の掛け声が上がり、編集者、モデル、スタッフらが集まった。しかし皆が皆 暗い表情…。ネットでは『ヴァニティは休刊するのでは?』という噂がたち、編集部員たちも覇気を無くしていたのだ。

見かねた奈央は『…それって噂ですよね?ネットニュースや数字に振り回されるの、もう止めませんか?』と話す。ここから奈央の怒涛の演説が始まった。

『売上が落ちてるのは確か。でも売上を伸ばしたいから読者に伝えたいことを曲げるのは間違ってる。』

『黒沢さんたちはヴァニティを潰そうなんて考えてない。』

『私はハマユカさんに出会って変わった。ファッション誌に込められた作り手の想いを知った。』

『私はこの世界で頑張る。でも一人じゃ無理。一緒に頑張っていきましょうよ!』

ネットニュースと視聴率に振り回されまくった真木よう子の心の叫び

話し方教室の成果がいかんなく発揮されてたな。

近年まれに見るものすごい長ゼリフでしたね。真木よう子さんの女優魂を見た気がします。

大演説が続く中、奈央はジョワイユからの誘いを断り、ヴァニティに残留する事を皆に告げた。

舞子はカバーモデルとして結果を出せなかったことを謝罪。『舞子様が謝った!』とざわつく編集部員w

クララが立った!レベルの衝撃だな。

セシルで初めての胸キュンシーンきたw

『間違いを認めればいい』という奈央のセリフが効いたみたいです。どうにかヴァニティを復活させたいという舞子の本気の想いが伝わって来ましたね。

奈央と沖田、涙のハグ!

奈央のアツいメッセージが伝わり、ヴァニティのスタッフは一致団結。再起を目指すことに。

泣きながら部屋を出ていった沖田を追いかけた奈央。沖田は撮影所で号泣していた。

沖田『…ごめンゴ。私…。』

言いづらそうな沖田を察し、『フェローニに行くんでしょ?』と先に言った奈央。頷く沖田に『おめでとう!』と祝福の言葉をかけた。

二人はお互い『これからは、それぞれの道で!』と言い握手を交わし、恒例のハグ

奈央『大人になって一生の友達が出来るなんて思ってなかった。』

奈央はヴァニティで、沖田はフェローニで、別々の道を歩むことを決意しました。

ジョワイユのカバーモデルはがやるんだ?

もう黒沢でいいんじゃね?

チーム・ミヤジ最後の夜

後日、チーム・ミヤジの解散式が居酒屋で行われた。先に到着した沖田とカメラマンの山上。沖田はフェローニの研修で半年間ミラノに行くと告げる。『じゃあミラノに遊びに行くわ。良いチャペル探しといて♪』と山上はまさかの結婚宣言!するとカウンターで盗み聞きしていた奈央とトモさんが『えぇぇ!!』と驚く。

この二人の恋愛エピソードをもっと見たかった。

イタリアで毎晩 夜の本気ダンスだな。

憧れの職場と優しいイケメンをゲットした沖田が一番勝ち組かも…。

チーム・ミヤジ最後の夜。4人はお互いの前途を祝し、改めて乾杯した。

南城がまさかのカレー屋オープンw

その頃、ハマユカと黒沢は小洒落たカフェでカレーを食べていた。ここのオーナーはまさかの南城!彼はファッション業界から足を洗い、カレー店店主に落ち着いたらしいw

意外すぎてウケたw

いつの間に調理師免許とったんだこの人?

てっきりジョワイユに行くと思ってましたが、ファッション業界からカレー屋の親父へ、鮮やかな転身ですね。

奈央、海外行ったってさ!

数週間後、ジョワイユの創刊号が発売された。売上は好調。ヴァニティも読モ企画が復活し、以前の方針に戻りつつあった。フェローニへ移った沖田は研修後もしばらくミラノに滞在することに。

そして奈央はまさかの海外のファッションショーに出演!応援に駆けつけた南城は『行っておいで♪』と奈央を送り出す。

奈央はまっすぐ前を見つめ、華やかにライティングされたランウェイを歩き出した。

【セシルのもくろみ 最終回 完】

南城のカレー屋が早くもヒマっぽいw

ランウェイデビューはネットの誹謗中傷に耐えた真木よう子へのご褒美か?

読者モデルからスタートした奈央が海外へ…。今後の奈央の成功を思わせるラストでしたね。

セシルのもくろみ 最終回を見終わって

『セシルのもくろみ』最終回、いかがでしたか?

視聴率はふるいませんでしたが、モデル同士の激しい競争、企画がカタチになるまでの過程と努力、ものづくりの情熱などファッション雑誌業界の裏側が垣間見れて、最後まで楽しく視聴することが出来ました。

もっとドロドロした感じかと思ってたけど、意外とマイルドだった。

原作小説とはちょいちょい内容が違っていたな。

ですね。原作で描かれていた奈央と南城の不倫や、舞子への宣戦布告シーンはありませんでした。

    【原作とドラマの違い】

  • 原作では奈央はタワーマンション住みのプチセレブ。
  • 原作では奈央が読モになったのは同級生が誘ったから。
  • 原作ではハマユカと南城はデキていた。
  • 原作では奈央と南城が不倫。
  • 沖田江里(原作は沖田里美)はフェローニではなくジョワイユに行った。
  • ジョワイユの編集長は黒沢ではなくハマユカが就任した(正確には”影の編集長”)
  • 最後のランウェイのシーンはドラマのオリジナル。
  • 原作では奈央はドラマほどオラオラしてない。むしろ気が弱い感じ。

しかし大筋の部分(ファッションに興味がなかった奈央がモデルとして覚醒していく所)は原作とドラマで差異はなく、原作同様モデル同士の激しいバトルは見応え充分でしたね。

問題起こしたモデルたちが次々と辞めていくというw

華やかなイメージのファッションモデルだが、裏では嫉妬と蔑みに満ちたブラックな世界で戦っているんだな。

セシルとはフランスの小説家フランソワーズ・サガンの小説『悲しみよこんにちは』に登場する女の子

溺愛する父の再婚を阻むため、危険な目論見を実行に移し、悲劇の結末を迎えます。

女性は皆、心にセシルを潜めている。それは他人を蹴落としてでも成功したいという野心や、愛する者を守るために戦う姿など人それぞれ。

もくろみと聞くと悪巧みのような印象を受けますが、南城編集長が最後に言った『美しいねぇ、あなた達は。』というセリフは、そんなダークな部分も含めて『女性は美しい』ということではないでしょうか?

それより真木よう子が言った『ネットの噂や数字に振り回されるな』ってセリフの方が響いたw

渦中の人だけあって説得力があったな。

…そこですか^^;

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