『ナイトドクター』第7話のストーリーとレビューをご紹介します。※ネタバレあり。
ナイトドクター第7話のストーリーをネタバレ
ナイトドクター第7話のストーリーをネタバレ。
視聴率…11.1%
【ゲスト出演者】
佐伯大地…役名:赤松直人。美月と幸保の合コン相手。公務員を名乗っていたが…?
泉澤祐希…役名:星崎比呂。消防署の新人救命士。
神尾佑…役名:濱辺輝夫。路上で倒れていたホームレス。第1話にも登場。
藤嶋花音…役名:風見まどか。腹痛で搬送された14歳の少女。
林泰文…役名:風見信之。まどかちゃんの父親。
古舘佑太郎…役名:里中悟。成瀬の医大時代の後輩。
- 美月(波瑠)は同僚の幸保(岡崎紗絵)から合コンに誘われる。最初は興味ナシとお断りしたが、元カレ・大輔の結婚をインスタで知ったショックで急きょ参戦ε≡≡ヘ( ´Д`)ノ。
- 気合十分でスタートした合コンだったが、男たちが『女医』『夜間勤務』の美月たちにドン引きしてしまい、残念な結果に終わるorz
- 翌夜、路上で倒れていた50代男性患者が病院に搬送。第1話で美月が救ったホームレス(神尾佑)だった。搬送した新人救命士・星崎比呂(泉澤祐希)によると『どこの病院も受け入れてくれず18件もたらい回しにされた』らしい。理由は”ホームレス”だから。
- さらに昨日の合コンの席にいた赤松(佐伯大地)というイケメン公務員が検査入院することに。合コン後、原因不明の発熱と関節痛に陥っていたのだ。
- さらにさらに(今回は患者多い^^;)風見まどかちゃん14歳が激しい腹痛をうったえ病院へ。担当した幸保(岡崎紗絵)が父親にオペの可能性を示唆すると、父親は『昼勤のベテラン医師にオペを頼みたい』と言ってきた。父親は”夜勤医師はレベルが低い”という偏見を抱いていたのだ。
- 不機嫌になった幸保は合コンでドン引きされた件やたらい回しにされたホームレス患者を引き合いに出し『人は肩書や見てくれで人をふるいにかける。ナイトドクターも二流って見られてる』と憤る。これを聞いた指導医の本郷(沢村一樹)は『それが現実だ。だから俺はこの病院を変えに来た』とナイトドクター育成の目的を吐露。しかし幸保は『それは理想論』と吐き捨て、悪いイメージは一生続くと嘆いた。
- まどかちゃん14歳の容態が悪化し、急きょオペを行うことに。父親は『今すぐ昼勤の医者を呼んでくれ!』と幸保に要請。そこに本郷(沢村一樹)が現れ『私は日勤の医師です』と大ウソをついて父を説得。オペは無事成功したが、納得いかない幸保はイライラMAXとなった。
- 朝、本郷はこのウソを日勤医師たちに追求され、さらに『なぜ治療費を取れないホームレスを受け入れた!?』と責められる。割って入った美月は偽善者呼ばわりされてしまう。
- 仕事明け、寮に戻った美月は同僚の桜庭(北村匠海)に『ダッシュで屋上きて』とLINEを受ける。他のナイトドクターたちも屋上に集結。そこにサングラス&アロハシャツで登場した桜庭w彼の提案でスイカ割り大会が実施されることに!
- スイカ割りがスタート。成瀬、深澤の失敗後、美月は浮気女性と結婚した元カレを思い浮かべ、恨みの一撃をスイカにお見舞い。みごとスイカは真っ二つに(笑)
- スイカを食べながら、ナイトドクターたちはそれぞれの目標を語り始める。深澤『俺は妹の心美の病気を治せる医者になりたい』、桜庭『おれは病院を医師が働きやすい場所にしたい』、幸保『仕事と家庭を充実させて女医のイメージを変えたい』、成瀬『もう一度脳外科医にチャレンジしたい』
- 美月は現在と過去で四人のイメージが変わったと言う。『深澤はチキンと思ってたけど根性あった』『冷酷だと思ってた成瀬センパイは実はアツい』『チャラいと思ってた桜庭は優しいやつ』『年下の高岡(幸保)は誰よりも勉強してる』
- 美月はこう続けた。『最初の”レッテル”を剥がすことが出来たのは、一緒に働くうちに皆の事を知っていったから。私たちの仕事もちゃんと理解してもらえばイメージを変えられるハズ。…大きすぎる夢だけどね』
- 夜、美月はハリキリ救命士・星崎の調査により、入院中のホームレス患者の素性を知る。名前は濱辺輝夫、10年前に妻子を亡くした後、職を失いホームレスになっていたのだった。
- 検査入院中だった合コン男・赤松(佐伯大地)の容態が急変!保険証をチェックすると公務員というのは合コン用のウソで、実は保育士だったことが判明。これにより赤松が勤務先の保育園で『りんご病』に感染していたことが発覚する。
- 病名が分かったことで赤松は適切な治療を受け無事回復。ウソをついたことを謝罪する赤松に幸保がこう言った。『私もずっと他人からどう思われてるか気にしてた。ナイトドクターって隠してた。…でもそれじゃ何も変わらない。自分の職業を胸を張って言えるようになればいいですね。』
- 美月と深澤(岸優太)は昏睡から覚めたホームレス患者・濱辺の病室へ。美月の顔を見るなり『またアンタか?なんで俺を助けた!?死ねるハズだったのに!』と声を荒げる濱辺。
- 孤独な路上生活を嘆く濱辺に美月がこう言った。『堂々と生きて下さい。私は何度でもあなたを受け入れます』。濱辺の目に涙が…(T_T)
- 深澤は入院中の妹・心美の病室へ。今週末、心美の彼氏と深澤、美月の四人でダブルデートが予定されていることを知る。ニヤける深澤に、兄思いの心美がデート必勝をまとめた”マル秘ノート”をプレゼント(笑)
- 仕事が終わり病院を出た美月。結婚した元カレ・大輔のインスタに『幸せになって』と送信。マッハで『美月もな!』と返事が来た。
- 美月は病院前で成瀬(田中圭)を見かける。この時、成瀬は医大の後輩・里中(古舘佑太郎)から『脳外に来ませんか?』とオファーを受けていた。成瀬がナイトドクターを去る…?【終】
ナイトドクター第7話の感想
『ナイトドクター』第7話の感想です。
今回は『世の中の偏見をどう変えていくか?』がテーマ。ホームレス患者の受け入れ拒否に始まり、夜勤の医師は”二流”という蔑み、女医を”近寄りがたい”と避ける風潮、男なのに保育士?という違和感の声、などなど、こんな業種にこんな偏見アリ、という発見もあり興味深く拝聴しました。
…にしてもホームレス差別のくだりが図ったようにタイムリーで、某メンタリストさんのお顔が脳裏にチラチラ^^;美月の『堂々と生きてください』ってセリフが神々しく聞こえましたよ。
自分の職業を胸を張って言えない…実は僕にも思い当たるフシが。20代のころ葬儀関連の会社にいたのですが、初対面の人に言いづらくて『イベント会社勤務』なんてごまかしてました^^;確かにお葬式もイベントに違いないけど、今思うと、やはり引かれるのが嫌だったんだな~と。
映画『おくりびと』で葬儀屋に勤めはじめた主人公の本木雅弘さんが、奥さんに『旅行代理店勤務』って偽ったのとちょっと似てますね。
話はそれましたが、ナイトドクターを”二流”と卑下する偏見に対し、美月がたどり着いた結論は『少しずつ周囲のイメージを変えていく』というものでした。
努力を重ね結果を出していけばナイトドクターの地位向上、ひいては未来の医療の救いとなると信じて。
美月の言う通り、このやり方が最短ルートなのかも。偏見とは一朝一夕には拭えない心のシミ。時間をかけて漂白してくしかないのでしょう。
もうひとつ、ドラマは幸保が言った『悪い印象は一生続く』というセリフに答えを出していました。
同じ職場にいるからといって、全員が同じ方向を向いてるとは限らない。でも私は皆と一緒に働いていきたい。
これは美月がスイカ割りで撮った集合写真を見たときの心の声です。
それぞれの夢を語り合ったあのスイカ割りシーンは、『皆と自分は違う』ことを認識する場でした。にもかかわらず、話を終えた皆はこれまで以上の絆で結ばれていましたね。
最初はお互い悪い印象を持っていたナイトドクターたち。しかし今、彼らは信頼しあう仲間としてうまくやっている…。悪い印象は一生は続かないのです。
この事は、人は同じ方向を向いていなくても、分かりあえる生き物であることの証明。『自分と違う=敵』ではないということです。
まとめ
知らず識らずの偏見で誰かを傷つけていないか?曇りなき眼で見定めれば(最近もののけ姫見たんで笑)、思い込みによる”レッテル”を剥がし、相手を認める事が出来るんじゃないか?
偏見について見つめ直すキッカケとなった第7話。またしても心洗われる神エピソードでした(*^^*)
以上『ナイトドクター』第7話のネタバレ感想でした。お読み頂きありがとうございます。また来週~♪
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