『ナイトドクター』第9話のストーリーをご紹介します。※ネタバレあり。
【登場人物】
朝倉美月
（波瑠）…29歳。『どんな患者も受け入れる』という信念をもつ医師。
成瀬暁人
（田中圭）…35歳。美月の先輩医師。かなりのオレ様さん。
桜庭瞬
（北村匠海）…26歳。チームのムードメーカー。
深澤新
（岸優太）…27歳。病気の妹をもつ医師。
高岡幸保
（岡崎紗絵）…26歳。セレブ彼氏を持つイマドキ女子。
本郷亨
（沢村一樹）…52歳。ナイトドクターの指導医。
【この記事の内容】
ナイトドクター第9話のストーリーをネタバレ
ナイトドクター第9話（2021年8月30日放送）のストーリーをネタバレ。
視聴率…9.1％
- 深澤（岸優太）の妹・心美の容態が急変。ICUで治療を受け無事に回復したが、深澤は心美のそばにいるため休職願いを提出してしまう。
- 心美は臓器提供の意思表示カードを深澤に見せる。ドナーになるには家族の同意が必要だが、深澤は署名を拒否。『他人の命のためにお前にメスを入れられるなんて耐えられない』。兄妹は険悪ムードに…。
- この件を知った桜庭（北村匠海）は複雑な思いに駆られる。桜庭はかつて美月（波瑠）の亡き母から心臓を提供されていたのだ（これを知っているのは成瀬と本郷指導医のみ）。
- 桜庭は『決めるのは心美ちゃん。お前は自分のことしか考えてない』と深澤に強めにあたる。深澤も『妹を守るのは兄として当然』と反論。二人は口論に…！
- 翌日、深澤は桜庭に謝罪。すると桜庭は自身がレシピエント（臓器提供を受けた者）であることを皆の前でカミングアウト。その後、指導医の本郷（沢村一樹）に『ぼくは誰かの大切なものを貰ったのに、立派な人間になれていない』と罪悪感を吐露した。
- 深澤は心美と向き合い、何のためにドナーになるのかを聞く。『自分のためだよ。私はお兄ちゃんや他の先生に守られてばっかり。だからどんなカタチでも良い、誰かの役に立ちたかったの』。心美が臓器提供について猛勉強したノートを見せられた深澤は、心美の気持ちを尊重することを決意し、署名した意思表示カードを心美に渡した。
- 職場復帰した深澤。この時搬送されてきた患者の血液が足りず、深澤は献血センターに血液パックを取りに行くことに。深澤が戻るまで患者の延命をはかるナイトドクターたち。帰還した深澤が本郷の指示で輸血をし、患者は救われた。本郷は『お前が運んだ誰かの血液があの患者を救ったんだ』と深澤を褒めた。
- 帰宅したナイトドクターたちは屋上で乾杯（深澤の復帰祝い）。まだ心美の思いに100％同意していなかった深澤に、美月は亡き母の形見であるドナーカードを見せ、こう言った。『このカードを初めて見たとき正直戸惑った。提供し終えた母と対面したときも、ほんとに正しかったのか分からなかった。…でもレシピエントの家族から感謝の手紙が届くたびに寂しさが少しずつ和らいでいった。母のお陰で助かった人がいるって実感できたから…』
- 美月の話を聞いた桜庭（北村匠海）は涙を堪える。その後、桜庭が差し入れした高級牛肉を焼くことに。肉にうるさい成瀬（田中圭）が『俺が焼く。お前ら指一本触れるな』と皆を制止（笑）
- 後日、美月は受け入れ要請の電話を受ける。胸部大動脈解離の疑いがある患者…もう2時間も受け入れ先が決まらず、救急車の中で危険な状態だという。受け入れしようとする美月だったが、本郷（沢村一樹）が『断れ』とまさかの一言を！理由がわからず、皆は本郷をガン見した…【終】
ナイトドクター第9話の感想です。
今回のテーマは『価値観の違い』について。臓器提供をめぐる登場キャラそれぞれの思いが多角的に描かれていました。誰かの立ちたいと願う心美の思いの源は、医師として人を救う深澤によるものだった…。心美ちゃん、なんだかんだ、ちゃんと兄の背中を見ていたんですね…。
臓器提供に躊躇する深澤に、輸血を通してそのハードルを下げてくれた本郷指導医もカッコよかった。この人、言葉は少ないけどホント導き上手（笑）
それぞれ異なる価値観をもつナイトドクターたち。でも違う価値観をもっているからこそお互い気づくことも多いし、各々が培ったものを持ちあわせることで最高の今がある。レシピエントをカミングアウトした桜庭の『みんなだから話したんだよ』というセリフは、価値観が違っていても心は通じ会える証明のように聞こえました。
さて、気になるのはラストで描かれた本郷指導医の受け入れ拒否。いつもなら二つ返事で『受け入れろ』という彼が一体なぜ…？きっとなにか深い理由があるのでしょう。
次回の展開に注目ですね♪
ナイトドクター 関連記事
ドラマ『ナイトドクター』の関連記事一覧です。