【ノーサイドゲーム】ネタバレと原作の結末あらすじ。黒幕はまさかのあの人! (2ページ目)

「ノーサイドゲーム」原作小説のあらすじと感想の続きです。

初めから読む→ノーサイドゲーム 原作ネタバレ

サイクロンズとの最後の対決!

快進撃を続けるアストロズ。リーグ決勝の相手は宿敵・サイクロンズです。チームを裏切って移籍した里村との直接対決がスタート!

試合前、君島はあるビデオレターを選手たちに見せました。それは地元ファンや社員たちからの熱烈な激励…。選手たちは涙を流し、『絶対に勝つ!』と気合を入れます。

そして始まった決勝戦。序盤、アストロズは防戦を強いられます。日本代表候補7人を要するチート仕様のサイクロンズに押される展開に…!

しかし!天才・七尾や若手のエース・佐々の踏ん張りでなんとか盛り返し、わずかな望みを後半につなげました。

ここで事件が起きます。七尾が相手チームの反則タックルで脳震盪を起こし、戦線から離脱してしまったのです!

もはやこれまでか!?チームに暗雲が立ち込めます。ところが…!

残り時間わずかというところで、治療を終えた七尾が再びピッチへ!最後のキックを託された七尾は、ゴールを狙わずまさかのパスを出します。

七尾は味方からパスをもらい、そのまま相手陣地へ!タックルをかわしそのままトライ!土壇場で逆転したアストロズが見事優勝しました!

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ノーサイド

歓喜に湧くアストロズでしたが、その後、がっくりとうなだれるサイクロンズ選手たちに駆け寄り、手を差し出します。お互いの奮闘を労いあい、感謝のハグをかます選手たち…。

この美しき光景を目の当たりにした君島は『これがラグビーか…!』と心を撃たれ、陶然と立ち尽くします。

試合が終われば敵、味方関係なく、相手を称える『ノーサイドの精神』。君島はラグビーの素晴らしさを、あらためて実感したのです。

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変わりゆく日本のラグビー

その後、君島の熱い想いは【日本ラグビー協会】に届き、全国の企業チームが君島の収益化案を採用する方向に動き出しました。

諸悪の根源だった富永理事長は失脚…。代わりにラグビー協会理事に就任したのは、まさかの君島でしたΣ(゚Д゚)

数カ月後、君島は横浜工場を去り、本社勤務に戻りました。カザマ商事買収事件での悪事がバレた脇坂(石川禅)は、今後、裁判で追求されることに…。

滝川との再会

今日はアストロズとサイクロンズの練習試合が行なわれる日。観客席にいた君島のもとに、滝川(上川隆也)がやってきました。

滝川は今、関連子会社の社長として大活躍中で、近い将来 本社社長に着任するのでは?と噂されています。

ノーサイドの精神を語り合う二人。滝川はその素晴らしきスポーツマンシップを世界に広めるのは、君島に与えられた使命だと説くのでした…。

【ノーサイドゲーム 完】

ノーサイドゲームの感想

ノーサイドゲーム原作小説を読んだ感想です。

ラグビーど素人のサラリーマンが弱小チーム【アストロズ】のゼネラルマネージャーとなり、全国制覇を成し遂げるまでの軌跡を描いたストーリー。

見どころはやはり、主人公・君島の”マーケティング部で培った能力”を武器にチームを再建するその過程でした。

まるで新商品の企画→プロデュース→販売→アフターケアまでの一連のプロセスを見ているような、綿密に組み上げられた勝利へのロジック。目先の儲けを追い求めるのではなく、業界全体を活性化させることがより大きな潤いを生むという、販売戦略のプロの業がそこにありました。

そして君嶋が、「最後まで裏方の人間に徹した」というところも彼の魅力の一つだと思います。

名将・柴門監督やカリスマ・七尾の派手な活躍に比べ、君嶋は表舞台に出てくることはなく、全国制覇を成し遂げるまで、その活躍が世間に評価されることもありませんでした。

君嶋に与えられた仕事はただひとつ。『赤字のアストロズの黒字化』、それのみです。言葉にすれば単純明快ですが、この目標を叶えるためには日本のラグビーそのものを変える必要があった。マーケティングのプロである君島がリサーチを重ね、行き着いた結論です。

チームの強化は柴門監督に任せ、君島は自身のやるべき裏方の仕事に徹する…。『表と裏』『分業と専門化』、これらの棲み分けを冷静な視点からキッチリ出来るクールな企業人・それが君島隼人の魅力だと思いました。

そして君島は、いち社会人としてのあり方にもこだわる男でした。

チームを裏切って移籍しようとした里村に『それが社会人としての態度か!』と怒鳴るシーンからも、彼の社会人としての責任感の強さが伺えますね。

天敵だと思っていた滝川常務が、実は誰よりもラグビー部の存続を願っていた、というどんでん返しも面白かったです。

父の影響でラグビー大好きっ子だったという衝撃事実!大学時代にカザマに貧乏をイジられた事の恨みを今でも忘れておらず、職務より復讐を優先しようとした、あの冷静さを欠いた買収計画!

冷酷非道な出世マシーンに見えた滝川ですが、実は血の通った人間だったんだ、と親近感が湧きまくりました。

まぁ「ラグビー好きなら好きって早く言ってよ!この人超めんどくさ!」と軽くツッコみはしましたが∠( ゚д゚)/オイ

そんな滝川の復讐心を逆手に取り、裏から虎視眈々と出世計画を練っていたヘビ男・脇坂。滝川を役員会で失脚させたシーンでは、君島に通じる『裏方の下剋上』を見た気がします。

結末には池井戸作品らしい、悪が最後にズッコケてスカッとする勧善懲悪な展開が待っていました。

君島がラスボス・脇坂の悪事をわざわざ役員会で暴露するシーンは、『失脚した滝川と同じ舞台で同じ苦しみを味わわせてやる』という君島の「やられたらやり返す」的な意図が見え、池井戸作品お約束の醍醐味を味わわせてもらいました(笑)

僕的には、ラスボス脇坂は池井戸潤作『下町ロケットシリーズ』の策士としてお馴染みの水原本部長(の極悪バージョン)、チームを裏切ってサイクロンズに移籍した里村は『下町ロケット ガウディ計画』の裏切り者・中里、天才ラガーマン・七尾は『陸王』の茂木裕人のキャラとかぶり、随所に同氏の作品が脳内プレイバックして楽しめました。

おわりに

『試合が終われば敵、味方関係なし』という”ノーサイド”の考えは、日本独自のものだそうです。この崇高な精神が『日本から世界へ』飛び立つ日は訪れるのか?ラグビー協会理事となった君島隼人の戦いはまだまだ続きます。

ちなみにドラマ版は原作と比べ、君島がメチャメチャアツい!!そしてコミカルwwwさすが大泉洋さんです。原作のクールな君島も良かったけど、ドラマ版のドロまみれの君島もいい味出てますね♪

以上、『ノーサイド』原作ネタバレと感想でした。最後までお読み頂きありがとうございます♪

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『【ノーサイドゲーム】ネタバレと原作の結末あらすじ。黒幕はまさかのあの人!』へのコメントや考察、感想など

  1. アバター ノーサイド財前 より:

    面白そうですね。池井戸潤好きなんでこんど読んで見ます。てかなんでシェフ大泉wwww

    • ヒトコトマニア ヒトコトマニア より:

      >ノーサイド財前さん

      めっちゃ面白かったです(^^)ぜひぜひ読んでくださいね!シェフ大泉はなんとなくです^^;彼の敵は脇坂じゃなくてヒゲですね(笑)

  2. アバター まるみ より:

    ヒトコトさんお久しぶりです。おー脇坂が黒幕でしたか!!滝川ばっかり悪く映ってるから騙されましたよ~( ゚д゚)ハッ!でも注意深く見てると、滝川さんってちゃんと君嶋の話に耳を貸してるし、味方っぽい描写もありますね。

    奥さん(松たか子)の鬼嫁っぷりも楽しいです。会社ではエリートだった君嶋が、家では小さくなってるんですね(笑)

    またちょいちょい寄らせてもらいます。では(^_^)/~ あ、大泉シェフのイラスト、さすがです(笑)