●『嘘の戦争』で三瓶園長を演じた大杉漣さんが2018年2月21日、急性心不全のためお亡くなりになりました。ご冥福を心よりお祈りいたします。
『嘘の戦争』第8話のあらすじと感想です。
六車対浩一の戦いがスタート!強敵を前にさすがの浩一も苦戦を強いられます。
そして今回、30年前のOL事件で驚愕の真実が明らかになります。養護施設の園長・三瓶(大杉漣)と事件との意外な関係とは…?
【嘘の戦争 前回のあらすじ】
30年前、二科家長男・晃がおこしたOL事件。この事件をもみ消すため、一ノ瀬浩一(草なぎ剛)の家族が犠牲となった。
浩一に復讐された晃は会社を追われ失脚。晃の弟 隆(藤木直人)は浩一が持っている30年前の事件の真相が語られた録音テープを手に入れようと策を巡らす。
二科コーポレーション会長・仁科興三はテープと浩一を始末するため謎のデンジャー男・六車を浩一に差し向けた。浩一は事務所のゴミ箱にテープを隠したというウソの情報を流し、六車をおびき寄せた…。
嘘の戦争 第8話のあらすじと感想 まとめ
『嘘の戦争』第8話。今回の内容をまとめるとこうなります。
- 浩一は30年前の事件の実行犯が六車(神保悟志)である事を知り復讐を誓う。
- 六車はハルカを拉致。助けにきた浩一と対決し足を負傷。
- 楓(山本美月)は浩一が詐欺師であると知る。しかし事件をもみ消した父や真実を隠していた隆に嫌悪感を抱く。
- バー800のオーナー百田(マギー)はこの件から手を引くと浩一に告げる。しかしその後二科コーポレーションを訪れ、隆と面会。何か企んでいるようだ。
- 浩一は六車の話から、亡くなった父がOL事件の証拠を友人に託していた事を知る。その友人とは三瓶守(大杉漣)だった。
- 三瓶は自分の家族を案じ、託された証拠を明るみにせずじっと隠していた。事件の真相を知りながら浩一を騙し続けてきた三瓶…。浩一は次の復讐相手を三瓶にすることに決めた。
今回衝撃的だったのはOL事件に関する証拠の存在が明らかになったこと。そしてその証拠を持つ人物が三瓶であるということですね。
事件のあと養護施設の園長になって浩一のそばにいたのは彼を見張るため…。
孤児となった浩一を守るため、とも言えますが、浩一が『事件の犯人は父』という嘘の証言をするのを待っていた、とも考えられます。
事件の真相を明るみにすることで二科会長からの復讐を恐れた三瓶。真実を叫びたい気持ちと家族を守りたいという気持ちで悩み続けた。
浩一が嘘の証言をしてくれれば自分もこの悩みから解放される。それまで浩一をそばに置き、彼が証言するのをじっと待っていたのでは?
あと気になるのは百田。お金大好きの百田は以前から浩一の復讐には興味がない言動を発していました。
隆に会いに行ったのは例の30年前の録音テープを高値で買い取ってくれという売り込みかもしれません。
もしくは隆がテープを奪う手伝いをする、とか。
そしてついに対決を迎えた六車と浩一。今回は引き分けでしたが、六車はまた襲ってきそうですね。
あの骨まで食い込んだイノシシの罠は相当ダメージありそうですが。
次回は恩師・三瓶への復讐が始まります。浩一は非情になりきり復讐を果たせるのか?注目しましょう!
嘘の戦争 視聴率
第1話 11.8%
第2話 12.0%
第3話 11.3%
第4話 11.1%
第5話 11.5%
第6話 10.3%
第7話 10.9%
第8話 11.5%
平均 11.4%



コメント
大杉漣さん大好きな俳優でした(T_T)嘘の戦争をはじめ数々のドラマや映画でバイプレイヤーとして無くてはならない存在でしたね。特にHANABIが好きでした。ご冥福をお祈り申し上げます。
>レンレンさん
突然の訃報でビックリしました。66歳とまだお若いのに、とても残念です。僕は『嘘の戦争』と同じく草なぎ剛さんと共演した『僕と彼女と彼女の生きる道』の大杉漣さんが大好きでした。人生の全てを仕事に捧げ、定年退職後に『俺の人生これで良かったのか…?』と振り返る男のうら寂しさと葛藤を見事に演じていました。
バラエティ番組でも人柄の良さと博識ぶりがにじみ出ていて、それでいて奢ることなく謙虚に共演者をたてる姿勢はまさに紳士のあるべき姿そのものという印象でした。
いい脇役がいるから主役が引き立つとよく言われますが、大杉漣さんを見ているとまさにそう痛感します。