パーフェクトワールド 感想と原作の解説※ネタバレあり

2023年12月01日

「パーフェクトワールド」原作マンガの情報と感想をお届けします。※ネタバレあり。

車椅子の建築士・鮎川樹と、彼に想いを寄せる高校時代の同級生・川奈つぐみの純恋と成長を描いたラブストーリー

運命の再会を経て恋に落ちた二人は、『好き』だけでは乗り越えられない壁にぶち当たり、挫折とすれ違いを繰り返していきます。

二人が築こうとする『完璧な世界=パーフェクトワールド』は祝福に満ちた世界となるのか?それとも…?

ドラマ「パーフェクトワールド」の情報

放送日:毎週火曜

放送時間:夜9時~

主題歌:菅田将暉「まちがいさがし」(EPICレコード)

原作:有賀リエ

脚本:中谷まゆみ

制作:カンテレ

参考:カンテレ「パーフェクトワールド」公式サイト

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パーフェクトワールドはこんなストーリー!

『自分が障害を負った時、愛する人とどう向き合うべきか?』

『愛する人が障害を負った時、自分はどう支えるべきか?』

2つのテーマを読者に問いかける、真実の愛を探求する物語!

パーフェクトワールドはこんな感じでストーリー展開していきます。

運命の再会!

ヒロインの川奈つぐみが、高校時代に想いを寄せていたクラスメート・鮎川樹と運命の再会を果たす。高校時代はバスケ部のエース&超絶イケメンだった鮎川は、大学生の時にあった事故により自分の足で歩けない障害を負っていた。

つぐみが鮎川に恋!

建築士の鮎川とインテリアデザイン会社勤務のつぐみ。一緒に仕事をする中で、つぐみは鮎川への想いが日に日に増してゆく。しかし鮎川は『一生誰とも恋愛しない』と心に決めており…?

つぐみが大ケガ!

つぐみの強い想いは鮎川を変え、二人はついに交際スタート!しかし、つぐみにある悲劇がおき、二人は別れてしまう…。

交際スタート!からの破局!新たな恋へ!

別々の道を歩みだした二人。つぐみは新たな恋に進み、鮎川もある女性に告白される。

まさかの大地震Σ(゚Д゚)

別れた二人だったが、突然の震災により物語は大きく動き出す!鮎川の本心とつぐみの覚悟が世界を変える!

ついに結婚!?

結婚の承諾をつぐみの両親に得ようとする鮎川。これまで猛反対していたパパがついに…!?二人を待ち受ける感動の展開とは…?

パーフェクトワールド 原作レビュー※ネタバレあり

原作紹介

「パーフェクトワールド」原作者は漫画家・有賀リエ氏。2014年から講談社「Kiss」で連載がスタートし、2019年4月までにコミックス9巻まで刊行。現在も連載中です。

原作者は有賀リエ!

【原作者・有賀リエ氏のプロフィール】

出身地:長野県大町市

デビュー作品:『天体観測』。講談社「Kiss」ゴールド賞受賞。

主な作品:『パーフェクトワールド』『オールトの雲から』

映画パーフェクトワールドについて

2018年には映画版『パーフェクトワールド~君といる奇跡』が上映!主人公の鮎川樹を岩田剛典さんが、ヒロインの川奈つぐみを杉咲花さんが演じました。

パーフェクトワールド映画

映画版のストーリーは原作同様、感動しまくり泣きまくりの展開でしたが、原作とは『鮎川とつぐみが高校の先輩後輩という間柄』という大きな違いがありました。

この理由は、岩田剛典さんと杉咲花さんの年齢差を考えての事だったそうです。

鮎川をつねに『センパイ!』って呼ぶつぐみが、原作ファンの僕には新鮮でした(*^^*)

登場人物(原作)

『パーフェクトワールド』の登場人物をご紹介します。メインキャラクターは主人公の鮎川、ヒロインの川奈つぐみ、恋敵の是枝と長沢の4人となっています。※()はドラマのキャスト。

鮎川 樹(松坂桃李)

鮎川樹(あゆかわ いつき)役:松坂桃李

原作の年齢…26歳

ドラマの年齢…29歳

建築会社勤務。一級建築士。大学生のとき交通事故に巻き込まれ、脊髄を損傷。一生歩けない体になってしまった。性格はマジメで努力家だが、どこか冷めた部分がある。元カノ・美姫(水沢エレナ)にフラレた後、「もう誰とも一生恋をしない」と決めている。

川奈 つぐみ(山本美月)

川奈つぐみ(かわな つぐみ)役:山本美月

原作の年齢…26歳

ドラマの年齢…29歳

インテリアデザイン会社「クランベリーズ」勤務。特技は絵。高校時代、鮎川が好きだった。東京で偶然再会した鮎川に惹かれていく。性格はマジメでおとなし目。長野県出身。

是枝 洋貴(瀬戸康史)

是枝洋貴(これえだ ひろたか)役:瀬戸康史

原作の年齢…26歳

ドラマの年齢…29歳

システムエンジニア。長身。性格は優しくて時に強引。高校時代、つぐみが好きだったが告白出来ずにいた。東京でつぐみと再会し、再び恋の炎が燃え盛る!

長沢 葵(中村ゆり)

長沢葵(ながさわ あおい)役:中村ゆり

原作の年齢…不明(鮎川よりちょっと年上)

ドラマの年齢…36歳

鮎川の身の回りの世話をするヘルパー。元看護師で、事故を起こした鮎川のリハビリを担当していた。鮎川の事がずっと好きで、つぐみにライバル心を燃やす!性格はキツめ。

雪村 美姫(水沢エレナ)

雪村美姫(ゆきむら みき)役:水沢エレナ

原作の年齢…26歳

ドラマの年齢…29歳

鮎川の高校~大学時代の彼女。鮎川が事故を起こした直後にフッている。結婚を控えているが鮎川と別れたことを気にしており「自分だけ幸せになっていいのか?」と思い悩んでいる。

川奈 元久(松重豊)

川奈元久(かわな もとひさ)役:松重豊

つぐみのパパ。仕事一筋のマジメ男。つぐみの幸せを強く願っており、体の不自由な鮎川との交際を猛反対している。

参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/パーフェクトワールド

パーフェクトワールド 原作マンガを読んだ感想※ネタバレり。

パーフェクトワールドを読んだ感想です。ネタバレが含まれるのでご注意くださいm(_ _)m

パーフェクトワールド 原作第1巻ネタバレ感想

原作ネタバレ

パーフェクトワールド 原作コミックス第1巻の感想です。

鮎川の不安を全て受け止める覚悟で告白したつぐみ。高校時代からの恋はめでたく実を結び、念願の交際がスタートしました。

再会した当初は付き合う気などなかったつぐみですが、障害を乗り越えようと強く生きる鮎川の姿を見て、次第に心惹かれていったのですね…。(*^^*)

鮎川の苦しむ姿を幾度となく目の当たりし、それでも彼を好きだという気持ちが揺らがなかったつぐみ。そこには『愛されあればどんな障害も乗り越えられる』という確固たる思いが、心のどこかにあったのでしょう。

しかし!その自信がいかに無力なものか、この後、つぐみは思い知ることになります。

『パーフェクトワールド 第2巻』では、新たに2人の人物がストーリーに大きく絡み、鮎川とつぐみの恋に亀裂が生じます。つぐみに思いを寄せる高校時代の同級生・是枝と、鮎川の身の回りの世話をしているヘルパー・長沢です。

二人を待ち受ける試練、そして愛だけでは決して乗り越えられない壁とは…?

【第2巻へと続く…】

パーフェクトワールド 第2巻の感想

コミックス第2巻のあらすじ

第2巻の感想です。ようやく交際が始まったのに、駅のホームから転落というまさかの悲劇に襲われてしまったつぐみ^^;

とくに長沢の登場は彼女にとってかなりの衝撃だったのでしょう。美人でスタイル抜群の若い女性が鮎川の部屋に出入りしてるなんて、不安になって当然ですよね^^;

一方、第2巻で初登場した是枝(瀬戸康史)も、メガネ姿の繊細なビジュアルからは想像できないほどの強気っぷりを見せ、いきなりつぐみを抱きしめてしまいました。

高校時代からつぐみに思いを寄せていた是枝にとって、彼女との再会はまさに運命!このチャンスを絶対モノにしたいハズです。

つぐみと鮎川に、それぞれ恋のライバルが登場した第2巻!つぐみは障害のある鮎川と本当に付き合っていけるのか?その覚悟が今、試されようとしているのです。

パーフェクトワールド 第3巻の感想

パーフェクトワールド コミックス第3巻のストーリーを解説※ネタバレあり

第3巻のストーリー

パーフェクトワールド第3巻の感想です。

まさかの別れを切り出した鮎川…。自分の存在がつぐみの負担になっていることを悔み、彼女のために自ら身を引くことを決意してしまったのです…。

好きだからこそ…つぐみの未来を思うからこその別れ…。

障害さえなければ…と涙を流す鮎川の姿に、僕もウォンウォン泣いてしまいました…(ToT)

一方のつぐみも、鮎川を支えるどころか、自分が彼を追い詰めていた事を知りショックを受けます。『障害さえなければ…』という悔しさを鮎川に与えてしまったのは、他でもないつぐみ自身だという事に気付いてしまったのです。

摘便のやり方さえ知らないつぐみ。そんな彼女がこの先どうやって鮎川を支えていけるのか?好きな気持ちだけでは決して乗り越えられない壁を、つぐみは痛感しました。

以前長沢が言った『愛だけでは障害を持つ者と付き合えない』というセリフの重さを、つぐみは今ようやく理解したのだと思います。

つぐみはこのまま鮎川との別れを受け入れてしまうのか?本当に愛だけでは鮎川と付き合えないのか?第4巻の展開に注目です!

パーフェクトワールド 第4巻の感想

4巻の感想

パーフェクトワールド 原作コミックス第4巻の感想です。

第3巻のラストで、つぐみの未来のために自ら身を引いた鮎川。しかし第4巻でそれは間違いだったと気づきます。

『彼女のために何もしてやれない』と考えることは自分自身が作った壁に過ぎない。大切なのはそれでも前に進むことなんだ…鮎川はそう前向に考えるようになったのです。

つぐみとやり直したい…そう思って駅のホームに行った鮎川でしたが、その想いは届きませんでした(T_T)

すれ違いを繰り返す二人。ホントは好き合っているのに…。

しかし『何度すれ違えば気が済むの!』なんてツッコんではいけません。何が正解かもわからない二人が失敗を繰り返し、もがき苦しみながら成長してゆく姿こそが、このマンガの眼目すべきポイントなのですから。

そしてついにつぐみとの交際をスタートさせた是枝くん。告白も、抱きしめも、キスも、いつも突然&強引でちょっと笑えますw鮎川とは違った意味でイケメンですね(笑)

で、長沢さん。つぐみが実家に帰ったことで、あの強~い長沢さんが初めて涙を見せました。これほどまでにつぐみに驚異を抱いていたとは…Σ(゚Д゚)

鮎川を長年一番そばで見てきたにもかかわらず、立場上その想いを封印せざるを得なかった長沢さん…(ちょーマジメ!)。突然現れたつぐみに全部持っていかれた喪失感を考えると、涙の意味もよく分かりますね…。

その長沢さんからの突然の電話。いったいどんな用件なのか?パーフェクトワールド第5巻が気になります。。。。

パーフェクトワールド 第5巻のレビュー

マンガ第5巻

パーフェクトワールド第5巻の感想です。

つぐみとベッド・インしちゃった是枝。展開が早いですね!見た目は草食系、でも中身はけっこうオラオラの是枝くんw初対面の人ともすぐ仲良くなれるし、優しいし、背高いし、なんか男として欠点ナシ!って印象です。

一方のつぐみは、鮎川への想いを完全に絶つことができたのでしょうか…?(全然そーは思えない^^;)

長沢さんも『悪いオンナ』になった自分を嘆いていましたね。前回鮎川に告白していらい、ちょっとメンタル不安定なので心配です。。。

鮎川は長沢さんを『悪いオンナ』にしたのは自分のせいだと考え、動揺していました。このまま『償いのための交際』がスタートしそうで不安です^^;

さて、第5巻から新たに登場した圭吾と楓という二人のキャラクター。この二人との出会いが、つぐみと鮎川が再会するキッカケを作りました。

家を建てたい圭吾と、余命わずかの自分ために家を建ててほしくないと願う楓。二人を見ていると、相手を思いやるあまりすれ違いを繰り返していた、過去の鮎川とつぐみを思い出します。

楓が家を望まないなら建てることは出来ないという、鮎川ならではのこだわりもよく分かります。住む人が幸せになれない家造りは、鮎川にとって本意ではないのですね。

圭吾と楓の家を設計するよう、つぐみは鮎川を説得出来るのか?第6巻の展開に注目です♪

パーフェクトワールド 第6巻の感想

パーフェクトワールド第6巻ネタバレ

パーフェクトワールド第6巻の感想です。

鮎川が提案した『将来、店舗に改装できる家』はとても理にかなっていて、さすが!という物でした(^o^)つぐみが惚れ直す(?)のも分かりますね ( ̄∀ ̄)ウシシ

是枝と長沢が裏で急接近してるのも気になるところです。図らずも『つぐみと鮎川についての情報を交換しあう仲』になってますね^^;共同戦線をはる『戦友』のようにも思えてきます(笑)

『好きな人をずっと影で見守ってきた』という共通点がある長沢と是枝…。けっこうお似合いな気がしてますが、そーゆー結末もあるのかな…?

そして唐突に発生したまさかの大地震!鮎川の安否が気になります。こんな時に限って家に一人なんて…(T_T)ツイテネー!

建築が進む楓たちの家は無事だったのでしょうか…?地殻以上に、物語は大きく動きそうですね…(全然うまくない^^;)

パーフェクトワールド 7~最新巻までの感想

パーフェクトワールド原作マンガ第7巻~最新巻までのあらすじ&ネタバレです。以降はこんな内容で展開していきます!

二人の純愛はどんなエンディングを迎えるのか?映画版『パーフェクトワールド』のラストカットと併せてご紹介♪下記リンクからどうぞ♪

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