ドラマ『シグナル~長期未解決事件捜査班』に登場する警視庁刑事部長・中本(渡部篤郎)のネタバレ情報や結末などをご紹介します。
果たして彼はラスボスなのか?それとも裏にさらなる大物が潜んでいるのか?謎の男・中本の正体に迫ります。
●この記事はシグナルの原作を参考に作成されています。ドラマ版とは異なる部分があるかもしれません。
●記事上の年代はドラマと原作で差異があります。
【注意!】
この記事には『シグナル~長期未解決事件捜査班』原作のストーリーと、結末に関する重要なネタバレがガッツリ含まれます。
シグナル 渡部篤郎の正体はラスボス?
渡部篤郎さんが演じる警視庁刑事部長・中本慎之助はこんな人!(原作より)
- 大山刑事(北村一輝)の所属する城西署に出向してきた。もとは強行犯班長という役職だったが、のちに警視庁刑事部長にまで出世する。
- 出世欲が強く、成り上がるためなら手段を選ばない。
- ある大物議員に取り入り、手足となって悪事を重ねている。その見返りに出世を果たした。
この通り、どう考えても良い人ではないですね。
それでは中本刑事部長はどれほど悪やつなのか、その実態に迫って行きましょう(ドン引き不可避)。
渡部篤郎の正体と悪事
『シグナル』に登場する中本刑事部長(渡部篤郎)はものすごーーーーく悪いやつですヽ(`Д´)ノ『実は良い人で、最後に主人公たちを助けてくれるんじゃ?』なんてユルい考えは捨てて下さい。最後までド悪魔です。
- 渡部篤郎さんが演じる中本刑事部長は、ある大物議員の甥がおこした事件をもみ消すため、【シグナル】の主人公・三枝健人の兄をウソの犯人に仕立て上げます。
- この件に協力させたのが部下の岩田(甲本雅裕)。『白血病の娘の治療費を払うから♪』と優しい言葉をかけ、利用しまくります。
- 健人の兄は冤罪のまま少年刑務所に投獄。数ヶ月後、少年院から出所すると、この事件の真犯人を突き止めます。その後、この証拠を大山刑事(北村一輝)に託そうとします。(兄にとって大山は最後まで味方でいてくれた、唯一信頼できる刑事だった。)
- この動きに気づいた中本(渡部篤郎)は兄を殺害し証拠を奪い、さらに岩田(甲本雅裕)を使い大山刑事も拉致し殺害してしまいます。
【渡部篤郎がヤラカシタこと】
これにより中本は刑事部長に大出世(≧∇≦)/議員からのご褒美です。
自身の出世のために無実の少年を少年院にぶち込み!出所したとたんに殺害し、病気の娘を持つ部下を買収し、真実を知った刑事を殺害…。どうですかこのド悪魔ぶり!!
中本の正体はラスボスと言うよりは、大物議員の飼い犬という立場です。
さて、ここまで見て頂いたのが本来の歴史です。しかし三枝健人(坂口健太郎)が無線機を通じ、過去の大山刑事と交信を始めたことでこの歴史がくつがえり、中本に鉄槌が下されます。
渡部篤郎の結末!
無線機を通じ健人(坂口健太郎)と大山刑事(北村一輝)が交信をしたことで、渡部篤郎さん演じる中本の人生は大きく変わります。
- 大山刑事は中本に拉致された後、なんとか脱出に成功。その後 中本が手にした証拠を奪い、議員の甥が犯人であることを暴きます。
- 実はこの証拠には犯人の体液、兄の血の他に、証拠を奪った際についた中本の血も付着していました。(大山がアメリカの研究機関にDNA鑑定してもらった。)これにより兄の犯行現場に中本がいた事が明らかとなり、兄を殺害したのが中本である事が証明されました。
- 議員は甥の事件の証拠隠滅に失敗した中本に怒り狂い、殺害してしまいます。
新たな過去(2018年の健人から見た過去)では、中本は刑事部長になる前にこの世から消されてしまうのです。
シグナルの渡部篤郎が持っていたネタ
渡部篤郎さん演じる中本は非常に狡猾な人間です。
じつは、中本は議員に襲われた時のために、身を守るためのネタを用意していました。それは議員の汚職の証拠がつまったフロッピーディスクです。
万が一の時にこのフロッピーディスクを突きつけ、議員を脅そうと考えていた中本。しかし、その間を与えられることなく抹殺されてしまったのです。
これって何年の話?
中本(渡部篤郎)が消されたのは、時期で言うと『シグナル~長期未解決事件捜査班』第1話の、大山が初めて健人と無線で交信した少し後になります。
『三枝警部補の言う通り、通風孔で首吊り遺体を発見しました。』
と谷原記念病院で大山(北村一輝)が健人に言っていましたが(第1話)、この後 大山は中本(渡部篤郎)に拉致されています。この時健人の時代は2010年、大山は2000年です(日本版シグナル。原作とはズレあり)。
その後、過去がかわり大山は死を回避することに成功。そして今度は中本が議員に追われる立場になりました。これが二度目の2000年の話です。
綾香ちゃん事件発生時(シグナル第1話)の1995年では健人は小学1年生だったので、中本が死亡した時は小学6年生くらいですね。
健人は過去が変わっても過去の事は覚えているので(吉瀬美智子も時と場合により覚えている)、中本の悪事も記憶にありますが、他の刑事(キム兄とか)は中本が刑事部長だったという記憶は無くなっていると思います。
フロッピーディスクはその後どうなった?
中本(渡部篤郎)が持っていた議員の汚職ネタが詰まったフロッピーディスク。これはその後どうなったのでしょう。
実は中本が殺害された現場には大山刑事(北村一輝)もおり、議員に襲われた時、大山はフロッピーディスクが入った中本のバッグを持って逃走しました。大山は中本から『議員の汚職の証拠を握っている』という話を聞いており、これが中本のバッグに入っていると考えたのです。
証拠を手にした大山を執拗に追いかける議員(と部下たち)。さらに大山は中本が殺害された際に現場にいた事で、殺人の容疑者に仕立て上げられてしまいます。
中本(渡部篤郎)の件で警察内部に議員の毒が回っていると考えた大山は、出頭して真実を告白することも出来ません。そして大山はその後、中本殺害容疑が時効を迎える18年以上も姿をくらますのです。
シグナル 渡部篤郎のまとめ
『シグナル~長期未解決事件捜査班』で中本を演じる渡部篤郎さんのまとめです。
- 中本(渡部篤郎)は大物議員の甥が起こした事件を隠蔽し、刑事部長に昇進した。
- 中本は健人の兄を殺害し、事件の証拠品を奪った。
- 中本はこの事件の真相を知った大山刑事を口封じのために殺害した(実行犯は岩田)。
- しかし過去がかわり大山刑事が事件の真相を突き詰め、議員の怒りをかった中本は追われる立場となり、殺害された。
- 中本は議員の汚職が詰まったフロッピーディスクを持っており、これは大山(北村一輝)の手に渡った。
その後、大山刑事はどうなったのか?議員の汚職は暴かれたのか?詳しくは下記リンクより御覧ください。
※この記事は原作を参考に作成されています。ドラマ版『シグナル』とは内容が異なる場合があるのでご注意下さい。
渡部篤郎さんのプロフィール
本名:渡部 篤(わたべ あつし)
俳優名:渡部篤郎(わたべ あつろう)
生年月日:1968年5月5日(49歳)
出身:東京都
身長:180cm
血液型:A型
妻:村上里佳子
出演作:『お義父さんと呼ばせて』『外事警察』『ST 警視庁科学特捜班シリーズ』『警視庁いきもの係』『シグナル~長期未解決事件捜査班』他多数。
参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/渡部篤郎
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