下町ロケット 古舘伊知郎の正体や過去、目的など。ダイダロス社長・重田

2023年09月22日

この記事には下町ロケット『ゴースト』『ヤタガラス』の原作の内容が含まれます。

『下町ロケット』に登場する謎の経営者・重田登志行(古舘伊知郎)。訴訟問題でゆれるギアゴースト社長・伊丹(尾上菊之助)に救いの手を差し伸べた人物です。

重田が伊丹に近づいた理由は、二人の過去が大きく関係していました。一体 重田は伊丹と組み 何をしようとしているのか…?

今回は古舘伊知郎さん演じるダイダロス社長・重田登志行の正体や過去、そして後に彼が帝国重工を窮地に陥れるある計画の全貌をご紹介します。

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下町ロケット 古舘伊知郎が演じる重田の正体や過去、目的など

下町ロケット 古舘伊知郎が演じる重田の正体や過去、目的などをご紹介します。

下町ロケットの古舘伊知郎の正体

【重田(古舘伊知郎)はこんな人】

  • 小型エンジンメーカー【ダイダロス】の社長。技術よりも安さを売りにする経営戦略で会社を急成長させた敏腕経営者!
  • 冷酷非道な性格で、会社の成長のためなら社員たちを平気で切り捨てる。(これには重田の過去が大きく関係している…。)
  • 同じく小型エンジンを主力製品にしている佃製作所とはライバル関係にあり、佃航平(阿部寛)も何度かダイダロスの会社名を耳にしたことがあった。

ちなみに原作に登場する重田は大柄で鋭い目をしています。苦難を乗り越えて大成したオーラが漂う感じでした。

ダイダロスとは?

【ダイダロス】は重田が買収した会社。ダイダロスはギリシャ神話に登場する大工で、『ものづくりの神様』として崇められている。

もともと大徳技術工業という名称で、昭和40年に東京都品川区で開業。大手企業の下請けとしてエンジン製造を主に事業を展開していたが、創業から12年後、社長の徳田敬之が病気により引退。

その後 徳田の息子が社長に就任したが業績不振におちいり、会社を手放すことを決定する。会社を買い取ったのは外部から来た重田登志行(古舘伊知郎)。社長に就任した重田は社名を【ダイダロス】に変更した。

ダイダロスは重田の低価格路線経営が功を奏し、業績はV字回復となった。

ちなみにダイダロスの法律顧問を請け負うのは田村・大川法律事務所。「下町ロケット」シリーズでお馴染みの悪徳弁護士・中川京一(池畑慎之介)が所属する弁護士事務所です^^;

重田の経営戦略

徹底したコスト削減案を打ち出し、大規模なリストラを実施。これにより業績を伸ばし、昨年度は約50億円を売上げ経常利益は約6億円だった。

さらなる低価格路線をもとめる重田はタイに新工場を建造中で、来年に完成する予定。

『性能より価格』を重視する重田の経営戦略。技術力重視の佃航平とは正反対の経営方針ですね…。

佃製作所がトラスミッション市場に参入したきっかけはダイダロス!

農機具メーカー【ヤマタニ】が製品のコストダウンを決定し、低価格製品のラインナップが充実している【ダイダロス】と取引することになった。

これにより【ヤマタニ】にエンジンバルブを納入していた佃製作所は大幅な減益を避けられなくなってしまった(T_T)会社の未来を案じた佃航平(阿部寛)は、エンジンバルブの他に新たな主力製品を開発する必要に迫られた。その後、航平はトランスミッション市場に参入する事を決意した。

下町ロケット:重田(古舘伊知郎)の過去

古舘伊知郎さん演じるダイダロス社長・重田登志行は一体どんな人生を歩んで来たのか?謎に満ちた彼の過去をご紹介します。

重田(古舘伊知郎)はダイダロス社長に就任する前、父親(ドラマでは中尾彬が演じる)が創業した重田工業の社長だった。重田工業は年商1千億円を超える大企業で、その売上のほとんどが帝国重工との取引によるものだった。

重田工業会長である父親は、帝国重工社長・藤間(杉良太郎)の大学の同期という間柄で、息子の登志行(古舘伊知郎)はその影響でしばらくの間 勉強のために帝国重工で働いていたことがある。

重田工業の倒産

重田登志行(古舘伊知郎)は社長に就任後 順調に業績を伸ばしていたが、ある日、突然の取引停止を帝国重工に言い渡されてしまう。その理由は2つあった。

  • 帝国重工からの再三のコストダウン要求に応じなかったため。
  • 重田工業は採算不振にあえぐ帝国重工機械事業部が掲げた「取引企業見直し案」の見せしめとして、取引を打ち切られた。

こうして 大口の取引先を失った重田工業は倒産に追いやられてしまった…。

重田工業を倒産に追いやったのは的場と伊丹!

重田工業が倒産する原因となった「取引企業見直し案」を提案したのは当時 帝国重工機械事業部に所属していた伊丹大(尾上菊之助)。そしてこの案を採用したのは部長の的場俊一(神田正輝)だった。

伊丹は「下町ロケット ゴースト」で島津裕(イモトアヤコ)とともにトランスミッションメーカー【ギアゴースト】を創業した人物。

的場は「下町ロケット ゴースト」で帝国重工の次期社長として登場している。

下町ロケット イモトアヤコの正体と過去

古舘伊知郎(重田)のその後

重田工業の倒産後、心労をかさねた重田の父親は無念の中で病死してしまった。その後、重田(古舘伊知郎)は父親の残した遺産で大徳技術工業を買収し、社長に就任。社名をダイダロスに変更した。

重田(古舘伊知郎)の正体と目的

重田(古舘伊知郎)の正体と目的をご紹介します。

父を死に追いやり、会社を潰した帝国重工を恨んでいた重田は、ある復讐計画を実行に移す。そのために伊丹(尾上菊之助)を仲間に引き入れることを思いついた。

重田の正体と目的

【重田は伊丹を恨んでいなかった?】

重田工業が倒産してから8年後、伊丹は的場の出世に利用された末、帝国重工の墓場と呼ばれる総務部に追いやられていた。重田は伊丹の事を『自分と同じく的場に人生を狂わされたひとり』と考えており、伊丹の事は恨んでいなかった。

伊丹に近づく重田

伊丹のギアゴーストがケーマシナリーという会社から特許侵害で訴えられている事を知った重田。これを解決するため15億円を出資し、ギアゴーストとの資本提携を申し出た。

なぜ重田は伊丹を救おうとしたのか?その理由は2つあった。

一つは伊丹を的場に復讐するためのパートナーにするため、そしてもう一つは伊丹の会社ギアゴーストが持つトランスミッション技術が復讐に必要だったからだ。

伊丹と手を組んだ重田

結果的にギアゴーストは裁判で勝訴し、15億円を支払わずに済んだ。…しかし!

その後、伊丹は裁判勝訴に尽力してくれた佃航平(阿部寛)を裏切り、重田と業務提携を結んでしまう!二人は打倒的場を誓う同志となり、ついにその復讐計画を実行にうつした…。

重田の復讐計画

帝国重工に「自動運転化された無人トラクター」の製造計画があることを知った重田は、自分も同じく自動運転化されたトラクターを開発し、帝国重工に戦いを挑むことを決意する。

ダイダロスの低価格エンジン。

資本提携したギアゴーストのトランスミッション技術。

300社を超える下町の協力企業。

これらを武器に、ついにダイダロス製無人トラクター【ダーウィン】が完成した!

重田VS的場 戦いの結末は…?

その後 帝国重工製【ランドクロウ】VSダイダロス製【ダーウィン】の売上げシェアをかけた熾烈な戦いがスタートします。

苦戦を強いられる帝国重工!果たして重田と伊丹は憎き的場に復讐することが出来るのか?ネタバレOKな方は「下町ロケット ゴースト」の記事をご覧ください。

「下町ロケット ゴースト」原作ネタバレあらすじ

以上、古舘伊知郎さん演じる重田登志行の正体と過去をご紹介しました♪

重田登志行 まとめ

  • 重田登志行(古舘伊知郎)は小型エンジンメーカー・ダイダロスの社長。
  • 過去に帝国重工の的場(神田正輝)に会社を潰され、父親も死亡。的場への復讐を目論んでいる。
  • 帝国重工が自動運転トラクターを製造していることを知り、自身も同じ製品を開発。シェアをかけた戦いを挑む!そのために的場に恨みを持つギアゴースト社長・伊丹を仲間に引き入れた。

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古舘伊知郎

下町ロケットでダイダロス社長・重田登志行を演じる古舘伊知郎さんのプロフィールをご紹介♪

本名:古舘 伊知郎(ふるたち いちろう)

出身:東京都北区

生年:1954年12月7日(63歳)
血液型:AB型
最終学歴:立教大学経済学部経営学科
所属事務所:古舘プロジェクト
職歴:元テレビ朝日アナウンサー

https://ja.wikipedia.org/wiki/古舘伊知郎

主な出演ドラマ:『ヨイショ君(1985年)』『制作2部青春ドラマ班(1987年)』『ゴリラ・警視庁捜査第8班(1989年)』『豆腐プロレス(2017年)』『下町ロケット(2018年)』