cWalt Disney studio
スターウォーズって何が面白いの?って思っている方も多いと思います。
変なエイリアンがイミフな言葉を喋ったり、柔道着着てる西洋人が光る剣でチャンバラしたり、まん丸の宇宙船がいきなり猛スピードで飛んだり…。
今回はスターウォーズにあまり興味がない人に向けた『スターウォーズの楽しみ方』をテーマにお送りしたいと思います。この記事を読んで少しでもスターウォーズに興味を持って頂けたら嬉しいです。
最近はコスプレイベントも全国で開催してるし、スターウォーズ女子も結構見かけるよね!男女問わずファンも増えた気がする。
俺の娘なんてライトセーバーを警備員の誘導棒って言ってたぞ!
スターウォーズの面白さ①大人も楽しめるお伽話!
スターウォーズはよく『現代のおとぎ話』『大人も楽しめる童話』『ハイテクな昔話』『語り継がれる神話』などと言われます。
映画冒頭の『遠い昔、遥か彼方の銀河系で…』というテロップから『現在進行形で起きてる物語ではない』ことが分かりますね。
ロボットやハイテクなマシンが登場するから『むかし話』っていう印象は薄いけどな。
スターウォーズは科学的根拠に基づいたSF映画ではなく、桃太郎が鬼退治に行くようなアドベンチャー、鶴の恩返しのような義理尽くし、かぐや姫のような故郷に馳せる想いなどをミックスし、さらに登場人物の成長や愛など不変のテーマを盛り込んだストーリーなのです。
昔話やおとぎ話って子供のものじゃん?大人が見ても楽しい要素ってどこ?
スターウォーズは時代背景や人物像など物語の詳細が事細やかに設定されているので、漠然とした昔話より説得力があり感情移入もしやすいです。
子供の頃味わったドキドキ感を思い起こし、想像の世界をリアルに感じられる事、これがスターウォーズに大人がハマる理由の一つであり、面白さだと思います。
スターウォーズの楽しみ方①
難しく考えず『おとぎ話』のような感覚で見るべし!
スターウォーズの面白さ② 多すぎる魅力的なキャラクターたち
スターウォーズが敬遠される要因として『登場人物が多すぎて誰が誰だか分からない!』という事がよく言われているようです。
個性あふれるキャラクター達はスターウォーズの魅力の一つですが、初めて見る方はちょっと戸惑うかもしれません。
主役級はともかく、一瞬しか映らないキャラにもきっちり名前や人物像などが設定されてるよな。このディティールにこだわった部分も魅力だと思うが。
でも確かにキャラ多すぎ!キャラクター販売戦略が裏目にでてるんじゃないw
しかし逆に言えばキャラクターを知れば知るほど面白さが増すということです。例えば【エピソード7/フォースの覚醒】では過去の作品に出ていたサブ的なキャラクターも登場しています。
ギアル・アクバー www.starwars.jp
ニエン・ナン www.starwars.jp
(サブは失礼。レジェンドですね^_^;)
スターウォーズ好きの方はこの両人が最新作に登場した時『うぉぉぉ!まだ戦ってたんかこの方々は!!』と深い感動を覚えた事でしょう。
スターウォーズの楽しみ方の一つとして『お気に入りのキャラを見つける』というのもおすすめです。
桜木的スターウォーズの楽しみ方!
気になるキャラ発見!
↓
そのキャラを調べる!
↓
キャラを通じて物語をより楽しめる!
↓
結果スターウォーズを見た時の面白さが増す!
この無限ループがスターウォーズの面白さを倍増させてくれます。プロ野球やサッカーなどと同じく、選手についての知識が多いほど試合をより楽しく見れますよね?
まぁキャラクターについては色々なサイトで詳細を紹介してるからな。見ているだけでも楽しいぞ。
気が付くと海外サイトとか見てて迷子になってるw
スターウォーズの楽しみ方②
好きなキャラクターを見つけて知識を広げよう!
スターウォーズの面白さ③愛の物語である!
スターウォーズといえば宇宙を舞台にした壮大なストーリー!
今さら記述する必要も無いほど当たり前の事ですね。なのでここでは壮大なストーリーと同時進行する『愛の物語』にフィーチャーしたいと思います。
宇宙と比べると一気にスケールが小さくなったな!
部長は愛を知らずに育ったからね。あ、今もか!
1977年公開の第一作から今日に至るまでずっと一貫している事、それはスターウォーズが『愛』をテーマに描かれている事です。
派手な戦闘や迫力ある映像に目が行きがちですが、ストーリーの中心に流れているのは純愛、家族愛、師弟愛など人間誰しもが持ち合わせる感情なのです。
スターウォーズの”愛”いろいろ
- 父を善の道へ導こうとする息子の愛。
- 息子を救うため身を挺す父の愛
- 恩人である船長に尽くす愛
- 妹を悪の道から遠ざけたいと願う兄の愛
- ポンコツと呼ばれた宇宙船を”ホーム=家”と呼ぶ愛
- 自らの部品を相棒のドロイドに提供したいと申し出る愛
- 愚息を家に連れて帰るため正面から向き合う父の愛
- 掟に従い自らの命を顧みず戦う古の戦士たちの愛
- 深い絆で結ばれた師弟愛
- お互い文句をいいながらも深い所でつながっているおてんば姫とお尋ね者の愛
love満載だな!中には全く愛されなかったキャラもいるが。
(好きな人もいると思いますよ)
スターウォーズが単なる戦争映画ではなく愛に満ちた作品である事。これが世代や国境を超えて愛される理由だと思います。
スターウォーズの楽しみ方③
愛にどっぷり浸ろう!
スターウォーズの面白さ⑤監督ジョージ・ルーカスの情熱がハンパない!
ここではちょっと路線変更して、スターウォーズの生みの親であるジョージ・ルーカスに目を向けて見ましょう。
映像革新の金字塔とも言うべきこの映画、誕生するまでに注がれたルーカスおよびクリエイター達の情熱は、大げさではなくハリウッドの歴史を塗り替えるものでした。
第一作が公開された1977年はApple社が現在のパソコンの前身となる『AppleⅡ』を発表した年だな。CGも線画を立体的に見せる程度の表現しか出来なかった時代だ。
ファミコン誕生は1983年らしいね。私からしたら明治時代と大差ない。
(大差あるでしょ!)
旧三部作【エピソード456】、新三部作【エピソード123】制作を実現するために伴ったルーカスの苦難や挑戦、さらに歓喜の成功までの軌跡を見てみましょう!
スターウォーズ制作!監督ジョージ・ルーカスの挑戦!
- ルーカス監督予定だった『地獄の黙示録』(1979年公開)をフランシス・フォード・コッポラに譲る。これを期にルーカスはスターウォーズ映画化へ向け本格始動。
- ルーカスはスターウォーズ映画化にむけ大手スタジオ ユナイテッド・アーティスツやユニバーサルなどに企画を持ち込むが『理解できない』『映像化困難』などの理由で却下された。唯一話を聞いてくれたのが20世紀フォックスだった。(当時30歳)
- スターウォーズを映像化するため撮影スタジオを一から設立。ILM(インダストリアル・ライト&マジック)と名付けられたそのスタジオには当時無名だった情熱あふれる若きクリエイターが集結。
- ミニチュアの宇宙船が実際に宇宙空間を飛び回るようなリアリティある映像を撮影するためモーショーンコントロール・カメラを開発。このカメラによりスピード感ある宇宙戦の映像や複数の模型が交差する合成映像の撮影が可能になった。
- 撮影はスタートしたが、内向的な性格だったルーカスは役者やスタッフとのコミュニケーションに悩む日々をおくる。
- 制作費は予算の350万ドルを大幅に超える1000万ドル以上に膨れ上がり20世紀フォックスから大クレームを受けた。
- 完成したスターウォーズの試写会ではブライアン・デ・パルマ監督を初め多くの映画関係者が非難。唯一絶賛したのはスティーブン・スピルバーグだった。
周囲からの批判や蔑視を乗り越えようやく完成に至ったスターウォーズ。
映像技術の乏しさを情熱とアイデアで補ったルーカスとクリエイター達。この作品は多くの障壁を乗り越えた熱き職人達の結晶であり、後世に続くフィルムメイキング発展の礎となったのです。
ルーカス頑張った!
スピルバーグの先見の目は流石だな!天才は天才を知る、とはよく言ったもんだ!後にインディー・ジョーンズでタッグを組む二人も当時から認め合ってたんだな。
スターウォーズの楽しみ方⑤
ルーカスの情熱や苦労を思い浮かべながら見る!
スターウォーズ公開!~からの超絶成功!
1977年5月に全米公開となったスターウォーズ。
映画史のあらゆる記録を塗り替え、一大センセーションを巻き起こしたこの映画に人々は酔いしれ、業界の異端児と呼ばれたルーカスも大成功を収めました。
- 1977年に公開されたスターウォーズ第一作目。映画館では初日から長蛇の列が絶えず、当初全米32館のみだった上映館は3ヶ月後に900館にまで拡大。
- インフレ調整後の全米興行収入は『風とともに去りぬ』に次ぐ歴代2位を記録。(2016年現在)
- 当時マニアックだったSF的なジャンル※をエンターテイメントとして世界に認めさせた。
- 決して高いとは言えない監督料(12万ドル余り)を承服する代わりにキャラクターライセンスの権利を主張。これにより巨万の富(50億ドル以上)を得る。
- その後のエピソード5、6、新三部作1,2,3の五作品は全てルーカスの自費(スポンサーを介さない)により制作される。世界一金のかかったインディーズ映画と呼ばれる所以。
※スターウォーズはSFではなく”おとぎ話”とルーカスは明言している。
ポケットマネーで続編作るとかチョー金持ちじゃんwライセンスビジネスぱねぇ!
俺の退職金なんてトルーパーフィギュアの売上にも満たないんだろうな。
スターウォーズの楽しみ方⑤
ルーカスのドヤ顔を思い浮かべながら見る!
各エピソードはどの順番で見れば楽しめる?
スターウォーズは2016年現在エピソード1~7まで映画化されていますが、『どの順番で見ればいいの?』という疑問をよく耳にします。
これは1977年に公開されたスターウォーズ第一作目が『エピソード4』にあたり、映画中の時系列と公開順が異なるために混乱を招いているのが原因です。
【旧三部作】
エピソード4/新たなる希望(1977年公開)
エピソード5/帝国の逆襲(1980年公開)
エピソード6/ジェダイの帰還(1983年公開)
↓
【新三部作】
エピソード1/ファントム・メナス(1999年公開)
エピソード2/クローンの攻撃(2002年公開)
エピソード3/シスの復讐(2005年公開)
↓
【最新三部作】
エピソード7/フォースの覚醒(2015年公開)
エピソード8/タイトル未定(2017年公開予定)
エピソード9/タイトル未定(2019年公開予定)
で、どの順番で見れば一番いいの?公開順?時系列順?
どの順番で見るかでそれぞれメリット・デメリットがあります。順に見てきましょう。
公開順(456→123→7)で見る!
メリット
- 公開順で見ることで映像の進化が楽しめる。
- 456はストーリーが単純でキャラの役割もわかりやすく、アドベンチャー的な要素が多いので気構えなしに楽しめる。
デメリット
- 456は30年以上昔の映画なので、現代のCG当たり前の映画に見慣れてる人は物足りなく感じて途中で飽きる可能性がある。
時系列順(123→456→7)で見る!
メリット
- 映像や演出が現代風な123を先に見ることで入り込みやすい。
- 古い時代→新しい時代の順で見れるので時系列を把握しやすい。
デメリット
- 123は政治的描写が多いのでとっつきにくいと感じる(かも)
- ド派手なライトセーバーバトルや宇宙戦を先に味わってしまうと、後で見る456が物足りなく感じてしまう。
- 3の悲惨な結末を先に見ると、後に続く456を悲しく感じてしまい涙で画面かすむ(T_T)
僕的には公開順の456→123→7で見るのがおすすめです。
まず456でスターウォーズの世界観をを知り、123で時代の流れを知り、7で過去作品を振り返りつつその後の未来を知る。というのが一番オーソドックスで分かりやすいと思います。
異議なし!
大抵の人はコレをすすめるよね!
さらに個人的な意見ですが、4を見た後間髪入れず5を見ましょう!
4はそれ一本であるていど完結した内容なので、『続きはどうなるんだろう』という気持ちを呼び起こさない可能性があります。
スターウォーズのテーマである『成長』や『愛』、『家族』の話は5から本格的に始まるので面白さも倍増しますよ。
スターウォーズの楽しみ方⑥
どの順番で見るかは個人の好みで決めれば良いが、基本的に公開順(456→123→7)がおすすめ!
スターウォーズの面白さや楽しみ方 まとめ
いかがでしたか?スターウォーズの楽しみ方は千差万別でコレ!というルールはありません。
ただ多くのファンがそうであるように、『一度ハマると抜け出せない魅力』がこの映画にはあります。
僕も父親の影響でこの映画が好きになりましたが、『世代を超えて受け継がれる』という現象もスターウォーズの魅力が成せる業だと思います。
仕事もそれくらいの情熱を持って頑張って欲しいもんだ!
ルーカスの志を胸によりいっそう仕事に励めよw
(あなた方には言われたくない!)
参考:
新潮文庫 スター・ウォーズ学
NHK出版 スター・ウォーズ論