【テセウスの船】ユースケ・サンタマリアが演じる金丸刑事の結末ネタバレと最後

2023年09月22日

『テセウスの船』に登場するバイオレンス刑事・金丸刑事のネタバレと解説です。

ドラマ版ではユースケ・サンタマリアさんが演じているこの刑事さん。一体どんな人物なのか?原作マンガからご紹介します。

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テセウスの船 金丸刑事(ユースケ・サンタマリア)の結末ネタバレ

テセウスの船 金丸刑事のユースケ・サンタマリア

▼金丸刑事の結末ネタバレ▼

『テセウスの船』に登場する金丸刑事(ユースケ・サンタマリア)。北海道警察捜査一課のベテラン刑事です。(年齢は推定50歳くらい)

初登場シーンは原作マンガの第2巻。除草剤を誤飲して亡くなった三島千夏ちゃんの事件(原作マンガ第1巻のエピソード)を捜査するため、北海道音臼村にやってきました。

※ドラマ版は「宮城県音臼村」。

【ネタバレ解説:千夏ちゃん事件とは?】

三島千夏ちゃんは原作マンガ第1巻で登場した5歳の女の子。千夏ちゃんは主人公の田村心(竹内涼真)が1989年にタイムスリップした直後の1月7日に死亡。死因は除草剤の誤飲でした。

金丸刑事はこの千夏ちゃん事件の犯人が田村心だと疑っており、さっそく厳しすぎる取り調べを開始。

『お前がやったんだろ!?』

取り調べというか、もはや自白強要にちかい感じで心を追い詰めました…((((;゚Д゚))))

金丸刑事ってどんな人?人柄がわかるエピソード

原作マンガでは金丸刑事(ユースケ・サンタマリア)の人物像が分かる、こんなエピソードがありました。

金丸刑事は田村心(竹内涼真)の取り調べの最中、様子を見に来た心の姉・鈴と兄の慎吾(当時ふたりとも小学生)に一万円札と10円玉を見せ『どっちが欲しい?』と謎の質問をしてきました。

『欲しい方をあげる』という金丸。慎吾はビビリ、『…どっちもいらない…』と答えます。

すると金丸は慎吾にこう言いました。

『君には3つの選択肢があった。1万円を取る道、10円を取る道、どちらも取らない道…。

でももう一つ道があったんだ。それは…両方取る道だ

この時のやり取りは、金丸刑事の人となりをよく表しています。『チャンスを見つけたら残らず奪い取る』…。この強欲さこそが金丸刑事の本性であり、これまで数々の事件を解決に導いてきた能力でもあるのです。

ちなみに金丸刑事は『人に選択肢を与えて選ばせる』ことが好きなようで、心に2度目の尋問した際も、

『お前には3つの選択肢がある。犯行を自供、否定、そして黙秘だ』

”選択肢攻め”してました(笑)

金丸刑事(ユースケ・サンタマリア)は勘がするどい

暴力的で強欲な金丸刑事ですが、ベテランならではの勘の鋭さや、冷静に事件を見極める洞察力も備えています。

千夏ちゃん事件の数週間後におきた三島明音ちゃん事件では、犯行場所となった音臼岳の小屋で『S』のイニシャルを型どったキーホルダーが見つかっていました。これは明音ちゃんとともに行方不明になっていた鈴(心の姉)がいつもランドセルにつけていたものです。

他の刑事たちは『鈴と明音は一緒にいたんじゃね?』くらいの興味しか示しませんでしたが、金丸刑事は違います。

『犯人の意図を感じる。何かのメッセージかも』とただひとり留意していたのです。

のちにこの時の金丸刑事の洞察が正しかったことが証明されます。真犯人はあるメッセージを込め、わざとキーホルダーを小屋に置いていたのです。

金丸刑事(ユースケ・サンタマリア)は真犯人に近づきつつあった。

物語の中盤で金丸刑事(ユースケ・サンタマリア)は、遺体で見つかった三島明音ちゃんの首にわずかなアザを発見します。明音ちゃんの死因は毒殺だったので、他の刑事たちはこれを見落としていました。

『犯人は毒物の素人で、明音ちゃんは思うように死なず、やむを得ず首を絞めてトドメをさした。』

金丸刑事はするどいプロファイリングをかまし、犯人像を浮かび上がらせます。真犯人に近づきつつあったのです。

【ドラマとの違い】

原作の三島明音ちゃんは新聞配達員の長谷川翼とともに遺体で発見されていたが、ドラマ版『テセウスの船』では長谷川(竜星涼)のみが遺体で見つかっており、明音ちゃんは死亡していない。

金丸刑事(ユースケ・サンタマリア)の最後をネタバレ

真犯人にあと一歩のところまで近づいた金丸刑事(ユースケ・サンタマリア)でしたが、彼は最後に無念の死を遂げてしまいます。

主人公の田村心(竹内涼真)が2度目のタイムスリップで現代に帰った後、金丸刑事は捜査中に崖から転落し、帰らぬ人となってしまったのです。(テセウスの船 原作マンガ第7巻)

当初、これは事故だと思われていました。しかし真相は違います。金丸刑事は真犯人により殺害されていたのです。

ちなみに、金丸刑事の死亡シーンは音臼村のパート従業員・佐々木紀子(芦名星)に目撃されています。紀子は犯人の顔は見ていませんでしたが、のちに声で正体を突き止めました。

【佐々木紀子とは?】

音臼村のメッキ工場で働くパート従業員。新聞配達員の長谷川翼(竜星涼)の婚約者。

真犯人にたどり着いた紀子は、のちに佐野文吾(鈴木亮平)の無罪を証明するため、裁判である重要な証言をしようとしていた。

金丸刑事を死に追いやった犯人は誰なのか?ネタバレOKな方はテセウスの船 原作の結末ネタバレと真犯人の解説の記事をご覧ください。

ドラマ版とは違った結末になっていて面白い(怖い)ですよ♪

以上『テセウスの船』、金丸刑事の紹介とネタバレ解説をご紹介しました。お読みいただきありがとうございます♪

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ユースケ・サンタマリア

ドラマ版『テセウスの船』で金丸刑事を演じるユースケ・サンタマリアさんのプロフィール情報です。

本名:中山 裕介(なかやま ゆうすけ)

生年月日:1971年3月12日(48歳)

出身地:大分県大分市

身長:173 cm

血液型:B型

配偶者:一般人女性(2004年 – 2018年)

参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/ユースケ・サンタマリア

主な出演作品:『踊る大捜査線』『アルジャーノンに花束を』『あなたの隣に誰かいる』『火の粉』『あなたには帰る家がある』『わたし、定時で帰ります。』『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』他多数。

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