『テセウスの船』の主人公・田村心の結末を原作よりご紹介します。
ドラマ版では超絶イケメン演技派熱血俳優の竹内涼真さんが演じている田村心(たむら しん)。一体どんなキャラなのか?最後はどうなる?原作マンガから解説していきます。
テセウスの船 主人公の田村心(竹内涼真)ってどんなキャラ?
※イラストは模写
竹内涼真さんが演じる『テセウスの船』の主人公・田村心のキャラクター紹介です。
名前 | 年齢 |
---|---|
田村 心(たむら しん) | 27歳(ドラマは31歳) |
生年月日 | 住所 |
平成元年7月10日 | 東京都目黒区 |
職業 | 配偶者 |
物流会社勤務 | 田村 由紀 (旧姓:岸田由紀) |
父親 | 母親 |
佐野 文吾(60歳) | 佐野 和子 |
姉 | 兄 |
佐野 鈴(40歳) | 佐野 慎吾(33歳) |
特技 | 資格 |
ハーモニカ | 大学在学中に教員免許を取得 |
※年齢は2017年当時のもの(原作)。
※ドラマの舞台は2019年です。
田村心(竹内涼真)はこんな人
『テセウスの船』の主人公・田村心(竹内涼真)は物流会社に勤務する27歳。都内のマンションで妻の由紀と暮らしています。原作マンガ第1巻では、由紀は妊娠中ですでに臨月にはいっていました。
心はかつて教師を目指していましたが、父・佐野文吾(鈴木亮平)が犯した凶悪事件によりその夢を断たれ、現在は物流会社で働いています。加害者家族とバレないよう、常にマスクをしながら…。
【佐野文吾事件とは?】
北海道音臼村の警察官・佐野文吾が1989年6月24日に起こした毒物殺人事件。音臼小学校の生徒と教師あわせて21人が犠牲となった。
佐野文吾は無実を訴えていたが、自宅から毒物が見つかった事で逮捕され、のちに死刑判決を受ける。2017年現在も服役中。
参考:TBS「テセウスの船」
※ドラマ版は北海道ではなく”宮城県”。
妻の由紀は『加害者家族だからって夢を諦める必要ない』と心を応援してくれましたが、心は『殺人犯の息子じゃムリ人生オワタ』と悲しく笑うばかり…。
そんなテンション激低の心ですが、今、新たな夢を抱いています。それはまもなく生まれてくる娘と家族3人で平和に暮らしていくこと。罪人の父のせいで失われた家族の時間を、心は取り戻したいと願っているのです。
田村心が佐野文吾事件を調べ始めたきっかけ
田村心(竹内涼真)はこれまで一度も父・佐野文吾(鈴木亮平)に会ったことがありません。
事件が起きた1989年当時、心は母のお腹の中におり、生まれた時にはすでに父は刑務所の中。心は父親を『佐野』と他人のように呼び捨てにし、収監中の父に面会に行くこともありませんでした。
しかしある日、とんでもない悲劇が心を襲い、事態が一変します。妻の由紀(上野樹里)が急な陣痛に襲われ、出産と同時に死亡してしまったのです(ToT)
本日、情報解禁となりました❗️
2020年1月期ドラマ
TBS 日曜劇場『テセウスの船』
主演は竹内涼真くん。その妻を演じます。時間軸が行ったり来たりする中、私は少し変わった役所になりますので、是非、お楽しみに😉💝#テセウスの船#日曜劇場#上野樹里#tbsドラマ pic.twitter.com/D3qq2RZwyt— 樹里ツイ (@juri_wada) November 6, 2019
涙にくれる心にさらなる追い悲劇が!生まれたばかりの娘・未来(ミク)が由紀の実家に引き取られることになったのです。妻と子供を同時に失ってしまった心…(T_T)
ここで心はある決意をします。母・和子(榮倉奈々)にこう言いました。
『佐野文吾に会ってくる』
佐野文吾の無罪を証明出来れば、未来(ミク)を取り戻せると考えたのです。
これは自分のためだけではありません。佐野文吾の孫にあたる未来(ミク)が世間から非難されないためにも、佐野の無実を証明する必要があったのです。
さらに、亡くなった妻・由紀も佐野文吾の無実を信じており、音臼村でおきた事件を独自に調べ一冊のノートにまとめていました。事件の真相を知ることは由紀の意志でもあるのです。
こうして心は北海道の刑務所で死刑を待つ父・佐野文吾のもとに向かいます。そこで謎の霧につつまれ、1989年にタイムスリップしてしまうことに…。
【心が佐野文吾事件と向き合う決意をしたきっかけ】
- 娘のミクが加害者家族と非難されないようにするため。
- ミクと一緒に暮らすため。
- 文吾の無実を信じていた亡き妻・由紀の想いを全うするため。
日曜劇場「テセウスの船」
第2話が今夜放送です!📺僕もリアルタイムで観させて頂きますので、
ドキドキワクワクです☺感想や応援メッセージなど、#テセウスの船 で熱いtweetもお願いします🚢
厚かましくてすみません・・💦 pic.twitter.com/W1Txe2oOdj— 東元俊哉 (@toshiya_paris) January 26, 2020
心(しん)という名前について
『テセウスの船』の主人公・田村心(しん)は本当なら『正義(せいぎ)』という名前をつけられるはずでした。
しかし佐野文吾が逮捕されたことで『正義なんて名前をつけたらさらに非難される』と考えた母親が、世間体を気にして『心』と名付けました。
第3話放送まで、
あと1日・・・・・!#テセウスの船 #頑張れ心さん pic.twitter.com/3gyjhZ11UG— 東元俊哉 (@toshiya_paris) February 1, 2020
なぜ佐野文吾は”正義”という名前をつけようとしていたのか?1989年にタイムスリップした心は、若き日の佐野文吾の口からその理由を知ります。
『生まれつきの悪なんかいない。人はどこかで道を間違えて悪になるんです。私はそういう人たちを一人でも多く救いたい。それが私にとっての”正義”だからです。』
警察官である佐野文吾は、子供にも自分と同じ想いを持ってほしいと願い、『正義』という名前をつけようとしていたのです。(テセウスの船 原作第2巻のエピソード)
ちなみに佐野文吾は逮捕される直前、妻の和子に笑顔でこう言っていました。『正義は勝つ。心配すんな♪』…。これは図らずも、正義の名のもとに生まれた心の”勝利”を暗示させる言葉となっていきます。
佐野は自分の息子の名が”心”だと知らなかった。
1989年にタイムスリップしてから数週間後、心は佐野文吾に『僕はあなたの息子です』とカミングアウトします。動揺した文吾は『うそつけ!名前が正義じゃない!』と激昂!(原作第4巻のエピソード)
佐野は毒物事件で逮捕されて以降、妻の和子と連絡を取っておらず、生まれた息子が『正義』ではなく『心』と名付けられた事を知らなかったのです…。
【心の名前まとめ】
- 心は本来なら正義という名をつけられるはずだった。
- しかし、世間体を考えた母が正義でなく”心”と名付けた。
- 佐野文吾は生まれた息子の名前が心だと知らなかった。
ドラマの撮影現場の緊張感すごいです
あと竹内涼真さんと鈴木亮平さんがめちゃくちゃいい人です!
2人に挟まれたら完全に職業体験の子供やないか!#テセウスの船#竹内涼真さん#鈴木亮平さん pic.twitter.com/ihw3GIqFFh— 霜降り明星 せいや (@simofuriseiyam) December 15, 2019
テセウスの船 田村心(竹内涼真)は児童養護施設にいた?
1989年にタイムスリップした田村心(竹内涼真)は、その後、再び謎の霧に包まれ、現代(2017年)に戻ってきます。
戻ってきた2017年は心が過去に行った影響でいろいろ変わっており、心の過去も書き換えられていました。
【変わった歴史いろいろ】
- 佐野文吾事件から数年後、母が一家心中事件を起こし、兄の慎吾とともに死亡。心と姉の鈴は運良く生き延びていた。
- 心と鈴は過去に児童養護施設に入所していたことになっていた。
- 亡くなった妻・由紀がこの新たな歴史では生きていた。しかし心とは結婚しておらずアカの他人。
やっかいなのは、心自身に書き換わった歴史の記憶がないこと。心は卒業アルバムや人伝を頼りに自分の過去を知っていきます。
今夜9時からドラマ「テセウスの船」第3話放送します🎉🎉🎉
犯人考察以外にも、ドラマ版は家族の絆や未来を変えようと奮闘する心さんや佐野さんの姿も魅力の一つだと思います。
子役の方々も、とっても可愛いですね☺️
是非ご覧下さい!#テセウスの船 pic.twitter.com/1oa4taGBsE— 東元俊哉 (@toshiya_paris) February 2, 2020
養護施設にいた理由
佐野文吾事件の数年後、母の和子(榮倉奈々)は世間のバッシングに耐えかね、一家心中事件を起こしました。
母と兄はこの時死亡。生き延びた心と鈴は『しらぎくの杜』という児童養護施設に入れられることに…。
『しらぎくの杜』に向かった心。当時の担当者の話しによると、心と鈴はこの施設でも加害者家族と非難され、当時中学生だった鈴は高校進学を断念。心を残して施設を飛び出してしまったそうです。
心の姉・鈴は今どこに…?
心は北海道の刑務所に収監中の佐野文吾と面会し、鈴の住所をゲットしました。
再会した鈴(貫地谷しほり)は整形&偽名で別人に…!鈴は涙を流し、幼かった心を養護施設に置き去りにしたことを何度も謝罪しました…。
来週から貫地谷しほりさんが登場、待ち遠しい。
#テセウスの船 pic.twitter.com/xUM78dxpHe— ぼの人 (@bonohit) February 2, 2020
この時 鈴は、謎の車椅子の男と内縁関係を結んでいました。
この人物はのちに物語に大きく関わってきます…。
田村心(竹内涼真)が妻の由紀にプロポーズ
『テセウスの船』原作コミック第6巻では、主人公の田村心(竹内涼真)が妻の由紀(上野樹里)にプロポーズした時の回想シーンが描かれていました。
交際中の心と海にやってきた由紀は、おばあちゃんの形見の指輪を砂浜に落としてしまい、必死に捜索。しかし指輪は見つからず…。
後日、心が『また海に指輪さがしに行こう』と由紀を誘います。砂浜に着くと、心はなぜか『手を出して』と由紀に言いました。指輪が見つかったのでしょうか…?
心は由紀の左手薬指に指輪をはめ、『そういうことだから』とちょっと恥ずかしそうに言いました。これは心のプロポーズ…!?
このキザな?演出に由紀は大爆笑(*´艸`*)
おばあちゃんの指輪は見つかりませんでしたが、まさかの婚約指輪をプレゼントされた由紀は『…はい』と返事をしました(*^^*)
感動のプロポーズのシーンをご紹介したところで、次はいよいいよ田村心の結末をネタバレしてきます。閲覧注意です。
田村心(竹内涼真)の結末は死亡?
ここからは『テセウスの船』の主人公・田村心(竹内涼真)の最後~結末をご紹介します。ネタバレが含まれるのでご注意ください。
▼ここから▼
1989年にタイムスリップした心は、その後ふたたび2017年にタイムスリップし、佐野文吾事件の真犯人を知ります。
事件があった音臼村に向かった心。明日は事件の慰霊祭が行われる予定で、この時 心はある人物から『慰霊祭で真犯人が新たな事件を起こす』という情報を得ていました。
慰霊祭前日の深夜、待ち伏せしていた心の前に、ついに犯人が現れます。二人は格闘になり、心は腹をナイフで刺され絶対絶命に…!
ここでまたしても謎の霧に包まれ、心は1989年にタイムスリップε≡≡ヘ( ´Д`)ノこの時 犯人も一緒に過去に行ってしまいました。
そして迎えた1989年6月24日。佐野文吾事件の当日です。心は再会した文吾(鈴木亮平)とともに犯人確保に全力を尽くします。しかし…
心は自分と一緒にタイムスリップしてきた犯人に刺され、命を落としてしまいます(ToT)。文吾をかばったのです。
犯人は文吾の発砲により死亡。犯人が新たに計画していた犯行を阻止することに成功しました。
2017年から来た心は死亡してしまいましたが、1989年当時 母のお腹の中にいた心は、その後無事に出産されます。
新たに生まれた田村心(竹内涼真)の最後と結末
月日は流れ28年後。成長した田村心(竹内涼真)は教師になっていました。この心はタイムスリップの事や佐野文吾事件を未然に防いだ事は一切知りません。
ちなみに死亡した2017年の心が”未来の息子”だったことは、佐野文吾以外の家族は誰も知りません。
物語の終盤、心は家族に交際中の女性を紹介します(テセウスの船 原作第10巻)。この女性は歴史が変わる前の心の亡き妻・由紀(上野樹里)とそっくり…!
歴史は変わっても、心と由紀は結ばれる運命にあったのです。
※この女性の名前は明かされていませんが、ほぼ由紀で間違いないです。(お察しくださいという作者様の意図?)
【田村心の最後 まとめ】
- 心はタイムスリップした1989年で真犯人と格闘になり死亡。
- 真犯人も死亡したため毒物事件は起こらず、新たな歴史では佐野文吾は罪に問われていない。
- 心が死亡した時、母のお腹にいた赤ちゃんは無事生まれ、心と名付けられた(文吾や鈴の命の恩人である”心”から名前を取った)
- 生まれた心は28年後の2017年現在 教師になっており、歴史が変わる前の亡き妻・由紀とそっくりの女性と交際していた。
テセウスの船 竹内涼真が演じる田村心のまとめ
未来から来た田村心(竹内涼真)は父・佐野文吾と協力し、音臼村事件を未然に防ぐことに成功しました。
心の死は悲しいですが、新たな歴史の心はメッチャ幸せそうです。
テセウスの船のタイトルに込められた『同一性とはなにか?』というテーマは、”同一人物だけど別の人生を歩むことになった田村心”に集約されている気がします。
同じだけど、同じじゃない心…。
さて、真犯人の名前はこの記事では明かしませんでしたが(まだ知りたくない方もいると思ったので)、もしネタバレOKでしたら以下の記事をついでにどうぞ♪テセウスの船の結末までをじっくり解説しています。
以上、主人公・田村心についての解説をお届けしました。お読みいただきありがとうございます~♪
竹内涼真
ドラマ『テセウスの船』の主人公・田村心(たむら しん)を演じる竹内涼真さんのプロフィール情報です。
本名:竹内 崚(たけうち りょう)
生年月日:1993年4月26日(26歳)
出身地:東京都
身長:185 cm
血液型:A型
特技:サッカー
主な出演作:『仮面ライダードライブ』『下町ロケット』『下町ロケット ヤタガラス』『下町ロケット ガウディ計画』『ひよっこ 』『ブラックペアン』『陸王』『時をかける少女』『過保護のカホコ』他多数。
参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/竹内涼真
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